第29話 明鏡止水(独立軍ルート)

(マップ開始)

ジョルジュ「どうかしたのですか?マドモアゼル」

セレイン「ジョルジュ、その呼び方はやめろといっただろう。気持ちが悪い」

ジョルジュ「これは失礼。で、どうされたのですか?」


(マップ終了後)

レラ「セレイン、ちょっと聞きたいんだけどさ」

セレイン「なんだ?」

レラ「全部終わって、世界は平和だっていえるようになったらさ、アンタ、どうするつもりなの?」

セレイン「……さあな。考えたこともない。終わるまで生きられるとは、限らないしな」

レラ「そっか……やっぱりそうなんだ」

セレイン「なにがだ?」

レラ「アタシもさ、大作に聞かれたんだ。平和になったらどうするんですか?って。そんなこと
考えたこともなかったから、答えられなくて。そのとき、アンタはどうなのかなって思ったんだよ」

セレイン「そうか……昔はな、そんなことは考える必要すらないと思ってたのさ。どうせどこかで
力尽きて死ぬだけだとね。勝てるかどうかもわからないのに、そんなことばかりいってる奴もいた。
私はそいつが嫌いだった。現実を見れないバカ者だと思っていたからな。実際そいつは、帝国の
ゲリラ狩りであっさり死んだ。ただ……」

レラ「ただ?」

セレイン「ただ最近、時々思うことがある。もしかしたら、そういうことを考えられる奴の方が、
私などよりもはるかに強くなれるのかもしれない。これからは、そういう奴が必要なのかもしれないと……
ここには、そんな奴が多いからな」

レラ「……ふうん」


(感想)
 最初のジョルジュとセレインの会話は、私の趣味で入れてしまいました。
ジョルジュ、好きですねえ。私は騎士とか武士とかに弱いかもしれません。
 そして、セレインとレラ。セレインがだんだんと、自分の思いを吐露するようになってきましたね。
レラに話す=自分に向けて話す、と私は受け取ったのですが、どうでしょう?

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