狭山丘陵の花

初秋

 

ミゾソバ

ミゾソバ(07/10/6菩提樹池)

秋、セミの声が消えると、湿地のスゲやヨシがミゾソバに入れ替わります。

 

ツルボ

ツルボ(04/9/2アルペンロード)

ユリ科の多年草で球根は古くから食用にされていた。草丈30〜50cm。
群生して咲いているととてもきれいです。

クズ

クズ(04/9/2菩提樹たんぼ)

クズの花にやってくる虫を待ち構えるオオカマキリ。
(葛) 

ホテイアオイ

ホテイアオイ(07/9/2菩提樹池)

ブラジル原産の外来種で、繁殖力が強いので在来生物への影響があるとして要注意外来生物に指定されています。学校の夏休みが終わると、飼っていた生き物と一緒に池に放流されるので、秋に駆除作業が行われます。
(布袋葵)

ヒヨドリジョウゴ

ヒヨドリジョウゴ(08/9/3菩提樹池)

1cmくらいの白い花。つる性の多年草で全草にソラニンがある毒草。秋に赤い実がつきますが毒で食べられません。(鵯上戸)

ヤマジノホトトギス

ヤマジノホトトギス?(04/9/3大沢)

ホトトギスの仲間たちの特徴が混ざっているので交雑種かもしれません。ユリ科の多年草で丘陵では日の当たらない森の中で群生します。(山路の杜鵑草)

ヤマホトトギス

ヤマホトトギス(04/9/3金堀沢)

狭山丘陵で一番よくみかける種類のホトトギスです。9月の雨のころに毎日新しい花が開いていきます。6月の梅雨に咲くヤマホトトギスよりも長い3週間くらい見ることができます。
(山杜鵑草)

カシワバハグマ

カシワバハグマ(04/9/5大沢)

コウヤボウキと同じ仲間ですが、高さが50〜100cmになります。丘陵の森の中の日陰で群生します。(柏葉白熊)

カシワバハグマ

カシワバハグマ・綿毛(04/12/8大沢)

12月になると葉が落ちて、総包片が開いて綿毛が開きます。群生地では冬枯れの森の中に綿毛の白色が一面に広がります。

オクモミジハグマ

オクモミジハグマ(04/9/5大沢)

(奥紅葉白熊)

シロハナヒガンバナ

シロハナヒガンバナ(04/9/11六道山)

野生化した園芸種(白花彼岸花、白花曼珠沙華)

ワルナスビ

ワルナスビ(03/9/14慶性門)

狭山丘陵では白花のワルナスビが多く見られますが、これは同じ株に白と紫の両方の花が咲いていました。(悪茄子)

ハナトラノオ

ハナトラノオ(02/9/17菩提樹池)

北米原産の外来種。野生化して地下茎で繁殖する宿根草(多年草)。

コスモス

コスモス(01/9/22多摩湖堤)

ノブキ

ノブキ(09/9/22山王峰)
キク科の多年草で10mmくらいの小さな花が1週間くらいで20mmくらいまで膨らんで実をつけます。里地では雑草として刈り払われるので静かな森の中で群生します。(野蕗)

ハイチゴザサ

ハイチゴザサ(09/9/22大沢)
10cmくらいの高さで半日陰の湿地に数千株が群生します。花は1mmくらいの小穂の中から二つの紫色の小花がでます。開墾したり背の高い植物が入った湿地では消失していきます。

(埼玉県絶滅危惧TA類、東京都絶滅危惧U類)

チジミザサ(11/9/24六道山)
ササの葉が縮れたような葉が特徴の高さ15pくらいの一年草で、面を作って群生するので雑草として刈り払われます。高さ10〜30pの花茎に小枝が分かれ、2〜3oの小穂が5〜10個ついて開花します。地域個体差が大きく、ケチジミザサやコチジミザサに分類できない特徴のものは単にチジミザサと呼ばれます。

カナムグラ

カナムグラ(11/9/24中峰)
左-雄花、右-雌花。雌雄異株の花が同所に混在して咲きます。蔓(つる)は硬い棘(とげ)が密生しているために、キジやウサギが隠れ場所にします。
(鉄葎)

ツリフネソウ

ツリフネソウ(03/09/25金堀沢)
丘陵では赤紫色のムラサキツリフネが湿地で群生地をつくります。(釣船草)

花の上の虫は
シリアゲムシ(別名:アズマシリアゲ)

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アゲハチョウ蛹(01/9/22多摩湖堤)

葉っぱそっくりのさなぎ。

ケチジミザサ

ケチジミザサ(04/9/24六道山広場)

(毛縮み笹)

アレチウリ

アレチウリ・雄花(03/9/28赤坂)

北アメリカ原産の一年生のツル植物です。強い繁殖力で増えて、畑も自然も大きな被害を受けるので、有害な植物として全国で駆除対策が行われています。トゲがたくさんあるので要注意です。(荒れ地瓜)

アサガオ

 アサガオ(01/10/1野山北公園)

ノダケ

 ノダケ(01/10/1野山北公園)

野竹)

ノコンギク

 ノコンギク(01/10/6狭山緑地)

ハキダメギク

 ハキダメギク(01/10/1野山北公園)

オオケタデ

 オオケタデ(01/10/1野山北公園)

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 (01/10/1野山北公園)

ミゾソバ

ミゾソバ(01/10/1野山北公園)

白花のミゾソバ。

キバナアキギリ

キバナアキギリ(01/10/1野山北公園)

ヤナギタデ

ヤナギタデ(01/10/1野山北公園)

クサギ

クサギの実(01/10/1野山北公園)

ノコンギク

ノコンギク(01/10/1野山北公園)

イヌタデ

イヌタデ(01/10/1野山北公園)

ツユクサ

ツユクサ(01/10/1野山北公園)

コガマ

コガマ(01/10/1野山北公園)

 ふしぎの森の会

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アキノノゲシ

アキノノゲシ(03/10/4八国山)

直径2cmくらいの花です。

ホウキギク

ホウキギク(03/10/4八国山)

直径5mmくらいの小さな花です。

アメリカセンダングサ

アメリカセンダングサ(02/10/6菩提樹田んぼ)

北アメリカ原産の湿地を好む外来種。一年草で、11月にはツノが二つある8ミリくらいの種子が人の服について遠くまで分布を広げる。

ヤブマメ

ヤブマメ(02/10/6菩提樹池)

一年生つる植物。地上の豆はおいしくはないが、地下の閉鎖花でできる豆はおいしい。
(藪豆)

ホタルブクロ

ホタルブクロ(01/10/7野山北公園)

シロハナゲンノショウコ

シロハナゲンノショウコ(01/10/8六道山公園)

アカバナユウゲショウ

アカバナユウゲショウ(01/10/8六道山公園)

南アメリカ原産、帰化植物

キツネノゴマ

キツネノマゴ(01/10/8六道山公園)

チチコグサモドキ

チチコグサモドキ(01/10/8六道山公園)
全国に分布する、北米原産の帰化植物、外来種。(父子草疑)

ワルナスビ

ワルナスビ(01/10/8六道山公園)

全国に分布する外来種。毒草。
(悪茄子)
別名:オニナスビ

オニタビラコ

ノボロギク(01/10/8六道山)

全国に分布する明治期移入の外来種。毒草。(野襤褸菊

イヌホオズキ

イヌホオズキ(01/10/6六道山)

膝くらいの高さで、7mmくらいの白い花をつける多年草(越冬できない場合もある)。毒草。(犬酸漿)

キチジョウソウ

キチジョウソウ(04/10/8菩提樹池)

湿地周囲の日陰に群生するユリ科の多年草です。(吉祥草)

キチジョウソウの実

キチジョウソウの実(08/11/23菩提樹湿地) 

ノハラアザミ

ノハラアザミ(02/10/9菩提樹池)

ニホンハッカ

ニホンハッカ(10/10/10桜沢)

草丈60pくらいのシソ科の多年草。

アオジソ

アオジソ(02/10/11陣鐘)

古来からある渡来種アカジソの変種で日本の栽培種。野生化して一つの茎に紫の葉と青い葉が出るものがよくあります。

ダンギク白色

ダンギク(22/10/27大鐘)

草丈60cmくらい、茎は透けていて全体に葉緑素の色が少なく、若葉なのに白い葉の個体も混じります。花は花弁が開かないまま枯れていきます。

イシミカワ

イシミカワ(03/10/11菩提樹田んぼ)

タデ科の一年草。

チョウセンアサガオ

チョウセンアサガオ(03/10/11菩提樹)

野生化した園芸種の花です。花、実、葉、根のどれも毒性があるので要注意です。葉や茎の汁がついた手で目をこすっても危険があります。

ムラサキカタバミ

ムラサキカタバミ(02/10/12野山北公園)

イヌタデ

イヌタデ(02/10/12野山北公園)

シソ

アカジソ(20/9/13石畑)

野生化した帰化植物(栽培種)

カントウヨメナ

カントウヨメナ(02/10/12野山北公園)

通称「野菊」の仲間、ノコンギクと区別しずらいです。

オシロイバナ

オシロイバナ(02/10/12野山北公園)

野生化した移入種です。多年草で、越冬した宿根から4月に咲きはじめるものと、秋に咲きはじめるものとがあります。白、赤、黄色といろいろな花色があります。(白粉花)

フユノハナワラビ

フユノハナワラビ(04/10/12三方入)

秋になると葉が出てくるシダ植物です。秋雨の頃になると湿地の周囲の日陰で花のように開くのが「胞子葉」と呼ばれる胞子のうの粒々が集まったものです。12月ころには色が変わって赤っぽい冬色になります。(冬花蕨)

コウヤボウキ

コウヤボウキ(01/10/14野山北公園)

高さが1mくらいで、草に見えますが、キク科の樹木(木本)で秋に15mmくらいの花をつけます。(高野箒)

コセンダングサ

コセンダングサ(01/10/14野山北公園)

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オトコエシ(01/10/14野山北公園)

タンポポ

タンポポ綿毛(01/10/14野山北公園)

ヤクシソウ

ヤクシソウ(01/10/14野山北公園)

秋に15ミリくらいの花が群生します。

アキノキリンソウ

アキノキリンソウ(01/10/14野山北公園)

アワダチソウ

ニオイアラセイトウ(01/10/14滝ノ入)

園芸種、秋咲のエリシマム、ウォールフラワー。

ノコンギク

ノコンギク(07/10/14菩提樹池)

つぼみの形と総苞の色で他のノギクと区別ができます。(野紺菊)

コナギ

コナギ(04/10/14菩提樹たんぼ)

ミズバアオイ科の1年草。水田の雑草としてきらわれていますが、秋には青紫色のきれいな花が咲きます。

ゴンズイ

ゴンズイの実(03/10/16八国山)

キヅタ

キヅタ(11/10/24西中峰)

オオオナモミ

オオオナモミ(11/10/25大鐘)

丸い雄花の花糸に葯が現れて花粉を飛ばしています。下にある緑の雌花の先から2つの角(くちばし)が出て、柱頭が現れたところです。
夏の刈り払いを行うと、その後に侵入して在来種と入れ替わる外来種です。
(要注意外来生物)(大耳)

センブリ

センブリ(09/10/25中畝)

道端にあった大きな群生3ヶ所全てが消えてしまい、林縁の明るいところにぽつぽつと残るだけになりました。
(埼玉県:絶滅危惧U類、東京都:絶滅危惧TA類)

ホオズキ

ホオズキ(04/10/27菩提樹たんぼ)

秋咲きのホオズキです。

キッコウハグマ

キッコウハグマ(12/10/28菩提樹池)

草丈10〜30pの茎の先に5〜8oの小さな花が咲きます。15枚の花弁に見えますが、5裂した三つの小花が一つになっています。他のハグマの仲間より小さいので、見つかりにくい花です。
(亀甲白熊)

カラスウリ

カラスウリの実(03/10/31石畑天王山)

下のほうのみどりに縦縞の実が1週間ぐらいで上の赤い実になります。まずくて食べられません。鳥たちも食べません。

ノキシノブ

ノキシノブ(18/10/31赤坂)

湿度の高い谷戸の樹木などに着生するシダ植物で、長さ20cm以上に育ちます。葉柄があるミヤマノキシノブは、丘陵の北麓で見つかります。(軒忍)

ノブドウ

ノブドウ(01/11/4赤坂)

まずくてたべられません。

アオミズ

アオミズ(16/11/5大芝原)

高さ40cmくらい、イラクサ科ミズ属の一年草。湿地周縁で毎年のように優占種が入れ替わるような環境で、咲く年と咲かない年があります。花は1ミリ強の小さい花を房状につけて、1ミリくらいの実がつきます。
(青みず)

イヌタデ

イヌタデ(02/11/9菩提樹池)

センダングサ

センダングサ(02/11/9菩提樹池)

リンドウ

リンドウ(04/11/13菩提樹池)

淡い色の野生のリンドウです。桜の葉が紅くなって落ち始めると湿地の周辺で咲き始めます。(毎年盗掘されて、この谷戸に残る最後の一株です。)

タイワンホトトギス

タイワンホトトギス(09/11/24芋窪石川)

国の絶滅危惧TA類ですが、本州には分布しない南方系のホトトギスです。多摩湖南麓では数ヵ所に群生し、住宅地の庭にも咲くことがあります。新宿御苑で保存されている種と同じホトトギスです。

ヤクシソウ

ヤクシソウ(01/11/17野山北公園)

(01/11/17野山北公園)

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エゴノキ(08/11/17菩提樹池)
日当たりの良い場所には秋咲きの花がつきます。

紅葉(01/11/18多摩湖堤)

たっちゃん池の周りは、11月に寒い夜が3日も続くと、いきなり色がかわってこんな景色になります。

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カラタチバナ(07/11/25五反沢)

ヤブコウジの仲間で、野生では高さ45cmくらいに育つまでに5年くらいかかり、夏に花が咲きます。群生はしないで森の中の日陰で独立して生えています。
(別名:百両、タチバナ)(唐橘)

十月桜(04/11/27西久保・山際)

寒くなると咲き始める「秋の桜」です。

ヒイラギ雄花

ヒイラギ雄花(13/12/6赤坂)

12月になると5ミリくらいの花を葉の付け根にまとめて咲かせます。日本の在来種ですが品種改良された園芸種も多くあります。クリスマス飾りのセイヨウヒイラギとは異なり赤い実はつきません。

カントウカンアオイ

カントウカンアオイ(04/12/3金堀沢)

狭山丘陵では葉形が5タイプあり、同じ場所に混じって群生します。

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