青番号:カバー曲
黒太:オススメ#
赤太:マイ・ベスト・トラック3曲

[ MUSWELL HILLBILLIES ] ('71)
1971年キンクスの11th。RCA移籍1発目。フェイバリットに挙げられる事もしばしばの良盤。僕は輸入盤で所有(唯一)なので対訳ないのですがイギリス人のアメリカへの憧れを描いたコンセプトアルバムのようです。随所にアメリカ。#1「20th century man」は軽快なアコギのカッティングが体を揺らすけど気がついたらそれはスライドギターの横揺れだった。シンプルに良いメロディなのに作りこまれている。さすがレイ・デイビス。#2「acute schizophrenia paranoia blues」はザ・バンドを思わせるキンクス版カントリーブルーズ。ブラスセッションとスライドギター。酔いどれレイvo.途中に聞えるピアノも味わい深い。ボードヴィル調#3「holiday」はレイお得意どころですがバックで流れているピアノがすごくUS的です。#4「skin and bone」はアメリカ南部の音で英国メロディを奏でた感じ。アルバムコンセプト(表面的な)に合ってて好きな曲です。#5「alcohol」も大好きな#。まさに酒場歌。実はコレ、店に流れているタンゴ調BGMをバックにアカペラで歌っているのかもね(笑)・・メロディに乗るレイの声が◎。#6「complicated life」。リズムを刻むドラムが初期ザ・バンド風味。ニューオリンズの香りもするけどメロディ・ライン(特にサビ)はやっぱりキンクスならではですね。#7「here come the people in grey」。これもスライドギターが印象的なブギー#。ストーンズやフェイセズを感じさせる。レイ&デイブのいつものハモリが最高です。#8「have a cuppa tea」はこのアルバムで1番のキンクス節。大好きです!「ハレルヤ」のサビはいつも一緒に連呼します♪。極上のギターフレーズが◎な#9「holloway jail」。ちょっとジョンレノンも演りそうな#だ。#10「oklahoma U.S.A.」はレイ・デイビス'sノスタルジー・バラード。音を作っている楽器達も良い仕事してますね。#10→#11「uncle son」のつながりは良い感じ♪。またまたスライドギターが主役の曲。根強いアメリカのルーツ音楽を感じさせます。ラスト#12「muswell hillbilly」も大好きな曲。アメリカナイズでどこまでも明るいロックンロール#。フックが気持ちー。結局どれも出来上がりはキンクスそのものの曲群で逆に強く英国的。USのアレンジに戸惑いがありそうですがまだパイ期からの流れは大きくは崩していないですね。良いアルバムです。
@20th century manAacute schizophreniaBholidayCskin and boneDalcoholEcomplicated lifeFhere come the people in greyGhave a cuppa teaHhollowayIoklahama U.S.A.Juncle sonKmuswell hillbilly

[ EVERY BODY'S IN SHOW BIZ ] ('72)





@here comes yet another dayAmaximum consumptionBunreal realityChot potatoesDsitting in my hotelEmotorwayFyou don't know my nameGsupersonic rocket shipHlook a little on the sunny sideIcelluloid heroesJtop o the pops(live)Kbrainwashed(live)Lmr.wonderful(live)Macute schizophrenia paranoia bluesNholiday(live)Omuswell hillbilly(live)Palcohol(live)Qbanana boat song(live)Rskin and bone(live)Sbaby face(live) (21),lola(live)

[ PRESERVATION ACT 1 ] ('73)





@morning songsAdaylightBsweet lady genevieveCthere's a change in the weatherDwhere are they now?Eone of the survivorsFcricketGmoney & corruption/I am your manHhere comes flashIsitting in the midday sunJdemolitionK

[ PRESERVATION ACT 2 ] ('74)





@announcementAintroduction to solutionBwhen a solution comesCmoney talksDannouncementEshepherds of the nationFscum of the earthGsecond-hand car spivHhe's evilImirror loveJannouncementKnobody givesLon where oh where is loveMflash's dream(the final elbow)Nflash's confessionOnothing lasts foreverPannouncementQartificial manRscrapheap citySannouncement (21)salvation road

[ SOPE OPERA ] ('75)
1975年キンクスの15th。ドラマのサントラとして制作されたロック・オペラ。ミュージカルといった方がしっくりくる。ナレーションや会話が歌詞に織りこまれてます。これこそどっちつかずの評価と言えるアルバムですがポップミュージックのお手本となりそうな良い曲が揃っています。#1「everybody's a star」はイントロでザ・フー「i can't explain」のリフを確信的に使ったロック#。後半ではビートルズ「i feel fine」ぽいギターあり。レイの語り部vo.も聴けるし核弾頭#としてはグー♪。#2「ordinary people」はこれぞレイ・デイビスと言うべきメロウ#。まさにドラマの挿入歌といった感じ。#3「rush hour blues」。タイトルがもうキンクスだなあ。他の曲もそうだけど会話の歌詞がメロディにセンス良く乗っかります。途中「my girl」ぽいメロディが聞える。#4「nine to five」は歌詞の内容も含めセルロイドの英雄をミクロ化したような曲。ノスタルジックで嫌いなわけ無い!そして1分45秒で一瞬にしてテンポアップした#5「when work is over」に繋がれる。曲の軽快さにアフターファイブの満喫感が伝わりますね。#6「have another drink」は僕が好きなキンクス'sメロディが聴ける。この曲「lola」の焼き直しですな。最高っす。#7「underneath the neon sign」はソウルフルな歌謡曲。レイの声もホーンの効いたゆったりしたメロディも◎。#8「holiday romance」はレイも得意にしているしポールマッカトニーも書きそうな小品ポップ。とにかくレイの変幻自在なvo.が素晴らしい。ストリングスアレンジの背骨として大活躍のチェロ?も◎。思いっきりミュージカルな1曲#9「you make it all worthwile」のメロディも◎。特にAメロは抜群。ホント良い曲多い。けたたましいアヒルのSEで始まる#10「ducks on the wall」は50sロックンロール風味でピアノの連弾もノリノリ。#11「(a) face in the crowd」。エンディングに向けての美メロ#。歌詞がグッと来る。#12「you can't stop the music」のカントリーロック調の#は一級のバーソングにもなりそう。ミュージシャン達が集まってシンガ・ロングするのが目に浮かびます。コレまた歌詞が良い。音もロック寄りになってきたし、日常を描いたストーリー・コンセプトも相まってすごくキンクス的。大好きです。
@everyboby's a star(starmaker)Aordinary peopleBrush hour bluesCnine to fiveDwhen work is overEhave another drinkFunderneath the neon signGholiday romanceHyou make it all worthwhileIducks on the wallJ(a) face in the crowdKyou can't stop the music

[ SCHOOL IN DISGRACE ] ('75)
1975年キンクスの16th。サウンド的には前作と兄弟のようなアルバム。ロックオペラ期ですがコレは米国要素をふんだんに使った英国音楽が堪能出来るロック・アルバム。その名の通り「学園生活」を題材にしたコンセプトアルバムであります。#1「schooldays」はカノン・コード進行と物憂げなレイ・デイヴィスの声も相まって超ノスタルジック♪。#2「jack the idiot dunce」も大好きな曲で初期ビーチボーイズを彷彿とさせる(というかモジッタ?)ロックンロール#。ピアノの連弾も◎。7分越える#3「education」もイントロのピアノからUK的というかレイ・デイヴィス的。徐々にテンポアップ、、変則的にテンポを変えながら最後は大盛り上がりで締める。ストーリーテラーな歌詞もあってアルバムの柱の曲。#4「the first time we fall in love」も好きな曲でプレスリーへのオマージュたっぷりAメロにキンクス的なパンク魂がみえるフックを覗かせ(ビリージョエルな感じも)最後はドゥーワップも。#5「i'm in disgrace」は全体的には凡庸なロック#かもしれませんがキンクス節の効いたメロディがたまらなく良いので好きー。#6「headmaster」は何度聴いた分からないほどハマッた曲。今でも8割方歌えますね。これもメロディ・ラインが気持ち良い。当たり前のように盛り上がっていく感じも◎◎。ロック##7「the hard way」はパワポ・ファンならナックのカヴァーでも有名かもしれません。個人的にもこのアルバムでのこの曲よりもキレの良いナックの方が数倍好きだ。キンクスもライブ盤ではカッコ良く演ってます。#8「the last assembly」。これはシンガロングせざるを得ない曲ですね。卒業式に皆と泣きながら大合唱(この歌詞だし)している姿が嫌でも思い浮かびます。で、この曲で終われば最高の締めじゃないの?なんてのは置いといて(笑)#9「no more looking」。やっぱ最初は蛇足の曲と思っていたんだけど意外に聴くとナキギターも鳴って良い曲なんだコレ。歌詞も良いし。そして#9のアウトロのように「education」が流れてくるのが#10「finale」となります。実は蛇足と思っていた最後の「no more looking」→「finale」もアルバムの柱の曲なのでした。ザックリしたパイ時代のロックも無いしアリスタ以降のハードロックも無い中途半端なロックアルバムに賛否は分かれそうですが僕は大好きなアルバムです。ジャケは・・・。。
@schooldaysAjack the idiot dunceBeducationCthe first time we fall inn loveDI'm in disgraceEheadmsterFthe hard wayGthe last assemblyHno more looking backIfinale


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