★★62 次へ 前へ TOP
豪のオルタナロックバンド、ユーアムアイ1st。遡ってきましたがやはりデビュー作だけにオシの部分が強く90s前半のUSオルタナに呼応した音。絶妙な緊張感漂う曲は2nd以降ですね。と言ってもティム兄貴のメロディラインが聴こえる#1,4,E,12などのカッコ良さは変わらず。そしてそしてオルタナ・ポップ#Aやポップで最高な#D、メロディアスなアコギ#Iなんぞ聞くと「コレコレ!」と叫んでしまいます。#F,8,9の勢い任せではないミドルロック#もさすがです。とにかく#2,5の2曲は特にオススメ。 USパワポバンド、ファジー3rd。クリス嬢&ヒルケン嬢の2人の女性がフロントなのが特徴で2人とも若干違う声質。マフスをキュートにした感じの#@からスタート。後半にも#Iとかマフス系をはさみつつも#A,3,8,Lなど全体的にはジュリアナ・ハットフィールドぽい印象。パンキッシュってよりはアメリカン・ロックな感じ。#5,11の落ち着いた#もあり。#6なんてグーグードールズみたく感じるし、#Fもピュア・ポップというかアイスクリーム・ハンズのようで好きだ。カヴァー2曲、ファイルズ#H「all hung up」、ニールヤング#12「losing you」。
『sound as ever』 『hurray for everything』
you am i fuzzy
ジンジャー2nd。哀愁漂う#1はレディオヘッドのようだ。味わい深いトム・フーパーの声。グルーヴィーなポップ#Aはヨコ揺れ必至の佳曲。#3もリズム・トラックがじわじわグイグイと効く。舌足らずなvoはやっぱレッドクロスぽいなー。最初は取っ付きにくそうに思える#D,10のサイケなミドル・ロック#も聴けば納得メロディの良さが滲み出てくる。ビートルズ・フレーヴァーも当然たっぷりで特に#E,F,H,13。ボートラでは1st収録の佳曲「soild ground」の別リミックスとマイコー「ben」、ギルバード・オサリバン「clair」など。 ファラー3rd。ムーグも飛び出す#@や#Iが90sギタポを想い出させる。ワナダイズ好きは是非。#Aのギタポ#はいつものファラー節。#2のサビの後ろで流れるバックの音がイイね。FOW的ロック#3,13、軽めのブラスセッションを加えたポップ#C。アコースティック#5。#Eもファラー得意のフック効きまくりのミドル#でしょ。ピアノが印象的でジェズの声が活きるスロー#7。#Hでの落ち着いた声もまた良いですね。リズミカルなビートと哀愁メロディがマッチングしたポップ#Gも良い。そして毎度のカバーはアンドリュー・ゴールドのピアノポップの名曲「Lonely Boy」!ちょっとテンポアップに演ってます。とてもバライティに富んだポップ盤でした。
『suddenly i came to my senses』 『cut out & keep』
ginger farrah
USインディポップ、コーマス2nd。#@はローファイな音作りながらベルセバ的男女混声コーラスと最後のスケールアップで惹きこまれる。最初にハマった曲が#Aでレンタルズを思わせるメロディ/コーラスが好み。#F,Iもムーグも効いて◎。一気にロックに畳み掛けるガレージ・ロック#3。タバコ(ドイツの宅録デュオ)のような不思議な魅力を感じる#C,D。#6は過度なリズム・トラックが苦手な人もメロディ良さでokでしょ。電子楽器のオンパレード#8。バイオリンが印象的なオルカン#9。曲によってはウィルコ、イールズ好きにも。  
『a def needle in tomorrow』 『jollification』
comas lightning seeds
   
『alaska days』 『how to save a life』
poole fray
ヴェルクラのドラマー、リック・メンクのソロ作。実際はヴェルクラ以前のバンド音源集。チューチュートレイン1stシングルだった#1,2。#1はビートルズ的なリッケンバッカーの音色。B面の#2も同様のギターポップだ。後は全てスプリングフィールズ名義でカヴァー率高め。#3はホリーズ「Clown」のカヴァー。#4はお得意のバーズ直系チューン。#5はマシュースウィート作。コレがイイ曲!#6「Tomorrow Ends Today」はプライマルスクリームデモ音源からのカヴァーってマジでマニアックすぎるぜ。バーズチルドレンとしてのインスパイヤ?で、続けざまのオリジナル曲#7が極上の初期バーズ系なのでニンマリだ。1分40秒の#8もバーズ/プリティシングスを彷彿とさせる。#9ではパステルズ「Million Years」、#11でザ・クラウズ「Tranquil」をカヴァーしてて以前よりグラスゴーサウンドとの共通点を感じていた身としては正解をもらった感じ。チューチュートレイン風味のギターポップ#10はヴェルクラファンにもオススメだ。  
『the ballad of rick menck』 『the john faye power trip』
ric menck john faye power trip