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Palenque 2003

Long-way Bus
メキシコでは、こうしたバスの休憩所が設けられており、乗客は快適な長距離移動が出来ます。
メリダから一路ヴィジャエルモサへ。どうも、同じようにパレンケ行きを目指している旅行者の乗客が多いようです。考えることは同じだナ。
バスは、私がウトウトしている間に港町カンペチェを過ぎ、ユカタン半島を海沿いに南下していきます。
Ciudad del Carmen
シウダ=デル=カルメンという町で、10分の乗り継ぎ休憩中に「パレンケ行きのチケットが取れた!」と、バックパッカーの一人(上写真の水色シャツ)が興奮した様子で戻って来ました。
話を聞くと、ここで途中下車して朝6時パレンケ着の夜行バスに乗り換えるのだそうです。やるなぁ。
パレンケでの再会を誓い、握手して別れました。
Villahermosa
20:00にヴィジャエルモサに到着した私は、早速パレンケ行きのバスを調べますが、明日は3:00の始発から昼近くまで空きがないというキツい事態。
「発車30分前ならキャンセル出るかも知れません」との事。そんな夜中までここで待てって・・・おや?
「まさか、21:15(1時間後)に出るのは空いてる?」
「空いてますね」 それを早く言ってくれ〜(笑)
Hotel Avenida
そして日の変わるころ、とうとう念願のパレンケに着きました。
さらにバス停前の宿がまだ空いており、6時間ほどベッドで寝ることができました。
だんだんツいてきた?
Temple of the Inscriptions

翌朝、夕方のバスを確保すると、さっそく遺跡へ。

霧降る緑の森をバックに、幻想的な姿の碑文の神殿が迎えてくれました。
来るのに苦労しただけあって。何とも感動的です。
Temple of the Skull
入口から一番近い所にある第12号神殿。
パレンケの神殿は、苔むした幅の広い階段が印象的です。夜半の雨のせいで、階段が非常に滑りやすくなっていましたが、にわか探検家気分を掻き立てたりして、逆に面白い。
Ahau, God of the Underground
第12号神殿を、別名「頭蓋骨の神殿」たらしめている正面の壁にある頭蓋骨のレリーフ。
地下の神アハウ。呪われそうなくらい恐い顔をしていますね。
Temple XIII
碑文の神殿と第12号神殿の間にある第13号神殿。
階段の途中から墓所に通じる横穴が見つかり、その石棺から真っ赤に塗られた女性の遺骨と副葬品が発見されました。「赤」は、西の方角(=太陽の沈む方向)と再生を表す色なのだそうです。
The Palace

碑文の神殿の隣にあるパレンケ遺跡のもう一つの顔である「宮殿」と呼ばれる大きな建物に向かいます。写真は、宮殿内庭から「天体観測塔」と呼ばれる高い塔を見上げたところ。
この5層建ての塔は、何だか日本的な懐かしい雰囲気を感じます。屋根が瓦葺きのように見えるからでしょうか?
宮殿の内部には、地上・地下限らず、数多くの部屋が発見され、歴代の王が代々住んでいたことが確認されています。
The Palace

南側の十字神殿群から見た宮殿の様子。まだ霧が晴れきっていませんね。

何代もの王によって改築を繰り返し、大きくなっていった宮殿の様子が良くわかります。

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