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Abu Simbel & Aswan 1995 part-2

Aswan High Dam
旧式のアスワンダムの上をバスで通過した後、昼前に有名なアスワンハイダムへ。
バスはちょっと舗装の良い真っ直ぐな道路へ。
「皆さ〜ん、今ここがアスワンハイダムの上です」
全長3.6km・・・?何てこったい。
Lake Nasser
琵琶湖の7.5倍の大きさ(世界第二位)を誇る、人口のナセル湖。
このハイダムができたおかげで、ナイル川は氾濫を止め、農業用灌漑と水力発電によりエジプト国民の生活を養っています。
丁度反対側の岸に巨大な水力発電所が見えました。

Obelisk, Unfinished

長さ42mの「切りかけのオベリスク」。
もしこのオベリスクが出来ていたら、現存する最大のものになっていたそうです。切り出しの溝に人がスッポリ入ってしまいます。
そして、ここで奇跡が。この辺りでは年間2〜3日しか降らない雨が、突如降り出したのです。
私も結構雨に祟られる方ですが、一緒に行った友人は、これまた中学校のころから数々の伝説を作ってきた男。彼いわく、
「俺が降らせた(断言)」
やるなぁ(笑)
Faluka on the Nile

アスワンのオベロイホテルに到着した我々は、ここで2日間の休息。
軽くシャワーを浴びて、午後からスーク(市場)に探検開始です。カイロの借りをここで・・・(笑)

家族への土産にカルトゥーシュのペンダントを買いたかった私は、話しかけてきた少年に案内させることにしました。着いたのは、彼の「兄」の店。
裏表に飾りのある中型のものを選んだところ、言い値は700ポンド(20000円)、「そりゃない」と200ポンドから交渉開始です。
1時間以上かけて(2回ほど店を出た)値切った末、何とか500ポンドで決着。
Isis Temple, Philae Island

夜になり、移動続きのスケジュールに疲れて熟睡している私の腹の調子が・・・。
ただの水当たりと思われましたが何しろ旅先のこと、色々な不安がよぎります。

症状が治まったのを良いことに、翌日のフィラエ島のイシス神殿の見学に参加しました。
しかし、ロマンティックなこの神殿を堪能する間もなく、私は再び腹痛に。

ツアーを抜け出し、トイレに急いだ私を待ち受けるのは、「トイレットペーパー係」の黒人。
ポケットの小銭を探るものの、あるのは100ポンド札(3000円)!

こんなのお釣りが出るわけがない!
Isis Temple, Philae Island
人生最大のピンチ(笑)を救ってくれたのは、日本製のライターでした。
目の前でカチカチやって、「じゃぱにーずめかにっく、いず、ぐっど」などと意味不明な説明で彼に通じたかどうかは不明ですが、交換にトイレットペーパーを受け取って何とか危機を脱出しました。

Isis Temple, Philae Island

ホルス神のレリーフ。
腰から下が、色が異なるのは、アスワンハイダムが完成した時に半分水没してしまったからで、この神殿もユネスコの手により高台に移設されたのだそうです。

私の方は、結局腹痛は治まらず、午後からは部屋で休むことにしました。
ツアーの皆さん(半分以上年配の方々なのです)が心配して、たくさん薬を下さいました。
「きっと全部飲んだら、致死量で死ぬだろうなぁ」
と苦笑しながら、その内の抗生物質を一つ飲んで寝ました。
Faluka Riding

友人は、私の寝ている間に、アスワン博物館やアガカーン廟などのアスワンの見所を回って来たらしい。
・・・うらやましい。

半日寝て、薬が効いたせいか体調も回復しました。

写真は、夕刻ファルーカに乗って舟遊びの様子。
ヌビア人の船乗りは陽気です。
Faluka Riding
船上では、エジプトの民歌からいつしか「幸せなら手を叩こう」に。
この時、友人の撮ったビデオに、私が元気に踊っている様子が残っています。
ホントに元気。見てて恥ずかしい位、元気。

Brothers?
ホテルに戻り、地下のガラベーヤ屋のオヤジと。
この写真を見せると、どっちが私かわからない人が多いらしい・・・?

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