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Abu Simbel & Aswan 1995

Early Bird Catches...?
ナイル川クルーズは夜半過ぎまで続き、夜中0時に寝て、4時起き。つらいね。
7時の飛行機に乗り、カイロを離れます。旋回する飛行機の窓からナセル湖畔にあるアブシンベル大神殿が見えます。ただし、これは左側の席に座った人だけのごほうびです。
The Great Temple of Abu Simbel

そのナセル湖の向こう側は、南隣の国スーダン。このあたりは、ヌビア地方と呼ばれ、人種的にも地中海・中東との混血が多い北エジプトと異なり、アフリカ黒人がほとんど。土産物屋にもそういった人達が並んでいます。

湖から吹き付ける強い風と砂に閉口しましたが、巨大な神殿が見えてくると、そんなことも忘れて、ただ驚嘆するばかり。
The Great Temple of Abu Simbel

アブシンベル大神殿。ラムセス2世が建てた巨大な神殿。
4体のラムセス2世の坐像。それぞれが若年期〜老年期まで年齢の違う王の姿をモチーフにしているそうです。
Ra-Harakti

正面入口の頭上にある天空神ラーホラクティの像。
近づいてみると、本当に大きさを実感できます。

王座の足元に残る、太陽を崇めるヒヒと聖なる蛇のレリーフを眺めつつ、神殿内に入ります。
The Hypostyle Hall
左右の壁には、ラムセス2世がカデシュの戦いで勝利した様子などがレリーフとして描かれています。
その前には、巨大な4対のオシリス神像。
その顔はラムセス2世に似せて作られているとも言われています。
The Sanctuary

最深部、至聖所。
左から創造神プタハ、太陽神アメンラー、神格化されたラムセス2世、天空神ラーハラクティの像。
一年に2回太陽の光がこの至聖所に射し込むそうですが、闇の神でもあるプタハ神には、光か当たらないようになっています。
The Temple of Hathor

守護神ハトホルを祀るアブシンベル小神殿。
ラムセス2世が王妃ネフェルタリのために建てたと言われています。
でも、正面にある6つの巨像のうち、4つはラムセス2世自身(笑)。
The Temple of Hathor
神々から王として祝福されるラムセス2世。
小神殿の内部にも、びっしりと王の偉業を示すレリーフの数々が並んでいました。
The Temple of Hathor
カデシュの戦いで勝利したラムセス2世が、ヒッタイト人から貢物を受けるレリーフ。小神殿の横に描かれていました。写真では小さく見えますが、4×6メートルくらい。かなり大きなものです。
The Artificial Mountain
アブシンベルの大神殿と小神殿は、ナセル湖を作る際に湖底に沈むところだったのを、1965年ユネスコの手によって移築されました。2m角の1000個以上のブロックに切り出し、元の位置から60m近く高い位置に移されました。
写真は、そのために作られた、大神殿の裏側にあたる人工のドーム山。

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