2003年2月 インテンシブ中級3〜上級1 |
2月1日(土) Chinese New Year 中国正月のセレモニーが中華街であると聞いたので初級の人たちと行くことになった。中華街の入り口にあるワット トライミットに5時集合で今日はとてもインターナショナルなグループだった。日本人は私と友達の2人だけで後はスウェーデン人男3人、アメリカ人男D、NZ人男1人とその友達の香港人女1人だった。セレモニーはまあ普通だったので私の心をそれほど引かなかったんだけどとにかくこれだけの国籍がいると人間ウォッチングの方が楽しかった。何が驚いたってスウェーデン人男3人が3人ともタイ人のいかにも水商売風の女の子を連れて来ていたこと。スウェーデンすごいよって思った。 メンバーの大多数が自己主張をきちんとする人なので大変だった。まずどの道を歩いて行くかでもめ、その後はどこで食事をするかでもめ、中華街を出てどの店に行くかでもめ最後にはタクシーをどの道から乗るかでもめてた。いや、面白かった。私も文句つけるしはっきり言う方だけどスウェーデン人は負けてないからね。アメリカ人男Dも昔のアメリカ人女よりましだけどやっぱり自分の意見は一応述べるからさ。でも一番強いのはスウェーデン人だ。私とアメリカ人男Dがどの道からタクシーを乗るか論議してたらスウェーデン人男はとっとと自分の乗りたい道の方向に歩いて行っちゃってたからさ。でもきちんと言うべきところは言う人の方が私は一緒にいて過ごしやすい。食事のときお店の人が注文してたものが売り切れてたからって勝手に違うものもって来たらちゃんとクレームを付けてたのでえらいと思ったっていうか日本人は大人しすぎ。そしてタイ人は自分がよかれと思うことを押し付け過ぎ。勝手に注文変えるなよ。そういうところが嫌なのよね。 2月2日(日) ボディショップバーゲン ボディショップのバーゲンに行った。グロス2本、リップライナー2本、アイシャドウ1個お買い上げで合計567バーツ。安いけどちょっと最近お金使い過ぎだなと反省。 昔私達が中級2の時追い出した先生が初級で教えてけどやっぱり初級のみんなも彼女に対して不満を持っているらしい。NZ人のクラスで日本人の男の人が責任者の先生に文句を言いに行ったんだって。だからその先生が授業の時に「W先生に不満があれば今時間を取るので教えて下さい」って言ったのに誰も何も言わなかったらしい。NZ人は「日本人達はクラスの外では文句を言っているのになんで肝心な時に何も言わないんだろうね」って感想を求められた。本当だよね。せっかく機会を設けてくれたんだから言えばいいのに。変なの。 2月3日(月) 爪を切る 電車の中で子供の足の爪を切っている母親がいた。信じられない。爪を電車の中で切ったら危ない上に他の人に迷惑だって考えないのかね、と思いながらバスに乗ったら隣に座っていた若い女が手の爪を切っていたのでまたびっくり。私の方に爪が飛んでくるんですけどどういうこと?タイでは公共の乗り物の中で爪を切るのはOKらしい。 2月4日(火) 先生の模擬授業 お昼休みにはるみ先生と話していたとき日本人の子が経済の話も政治の話も嫌いだから今の授業は面白くないみたいなことを言っていたら「好きだからやる、嫌いだからやらないとかじゃなくて嫌いでも仕事になるとやらなくちゃいけないことが多いし、嫌いでもきちんとやっていれば自分のためになるのよ」って至極普通のお説教をしていた。全くその通り。はるみ先生は相変わらず素敵だ。嫌いだからやらないってちょっと甘いよね。嫌いなことだってやって置いて損はないし経済や政治の話ってちょっとでも齧ったことがあると世界の動きがわかって俄然面白いと思うんだけどな。 授業が終わってから新しい先生の採用試験の一環として模擬授業をするので私達中級の学生達が生徒役をやることになった。他に今いる先生達も生徒役として出席していた。候補者は1人だけだった。彼女はやっぱりやばかった。教えるのに必要と思われるタイ語の知識が不十分だった。あがっていたみたいでその上私達はいじわるなのでばかばか質問を浴びせかけていたのでそれはかわいそうだったかな。でもW先生よりよっぽど雰囲気作りはうまそうだった。終わった後%で私達が評価を先生に提出したんだけどどうだろう。私は「自分なら教わりたくない」ってコメントで付け加えておいた。さて採用されるんだろうか。新しい先生がいないとかなり苦しい状況みたいで先生達がかわいそう。 夕方からまいちゃんとショッピング&食事。今日はまいちゃんの昇進祝い。給料も上がったからって言っておごって貰っちゃった。まいちゃんにはちょっと恋の予感があるみたいで楽しそうだった。 2月5日(水) 祝いの言葉 朝学校に行く途中最寄り駅ですごいものを見た。バスから降りようとしていた学生がドアに手を挟まれて動きがとれないのに運転手は気付かずに走り出していたので学生は必死にバスと並走していた。前のバスの車掌さんが気がついて教えたからバスが止まったんだけど少なくとも100メートルは走っていた。恐すぎる。学生はちょっと腕を痛そうにしていただけだったけど一歩間違えば死んでるよ。その割にバスはそのまま走り去って行ったところがもっと恐い。 授業で祝いの言葉を色々習っていた時に先生が「結婚式でのお祝いの言葉は?」って聞いたら日本人男が「早く子供ができるといいですね」って答えてた。それって普通みんな言う言葉なのかな?私的にはとっても失礼だと思うんだけど。だってさ、結婚したからってみんながみんな子供が欲しい訳じゃないじゃない?「別に子供なんていらない」って思ってるカップルがそんな言葉をかけられたら「うるさいな。人のプライベートのことにいちいちコメントするなよ」って思うと思わない?という趣旨のことを私はみんなに訴えたんだけど別にこれといった反応はなかったので私の考えがおかしいみたい。でも絶対失礼だよ。 2月6日(木) パンパン はるみ先生に「おいしいよ」と初級の頃教えてもらったイタリアンレストランのパンパンにようやく行った。感想は雰囲気がいいし、料理もまあまあだった上にそんなに高くなかったので合格。また行ってもいいけどもっとおいしい店もあるはず。今日は学校が終わってから日本人の友達とケーキを食べてパンパンに行ったので結局5時間ぐらいずっと話しっぱなしだった。なんか最近ホームシックなので気がまぎれて良かった。 2月7日(金) 映画&カフェ 学校が終わった後初級のアメリカ人男2人、日本人男2人、日本人女1人、中級の日本人男1人で「オンバーク」というタイ映画を見に行った。タイ映画にはさんざん期待を裏切られているので余り期待していたなかったら意外と面白かったので満足。アクションもので主演の男の人が本当にすごかった。ムエタイでいろんな人と決闘をするんだけどかっこよかったしアクションもすごくうまかった。タイの映画はどうも喜怒哀楽全部を盛り込まないと駄目みたいでよけいな場面が入っていてしかも必要なところはあまり説明してくれていないのでそこは不満。どう考えてもお姉さんがヤーバーで死ぬ場面は余計だし、最初の場面でお尻を出して笑わせるのなんて今まで見たタイ映画全てに共通する全く余計なお笑いだ。主役の男の人は日本人男によると「タイで一番かっこ悪い俳優」って言われていて人気がないらしい。タイ人はファラング系の顔が好きだからだと思うけど彼はとってもタイ人な顔で結構私的にはいけていたんだけどな。 日本人男に不愉快な思いをさせられた。本当に嫌。 2月8日(土) チャトチャック 日本人女とチャトチャックに行った。おきに入りのアクセサリー屋さんでピアスを買った。その後サイアムで食事をした。ソムタムを頼んだのに来なくって最後に伝票を確認したら注文に入っていなかった。しかも飲んでもいないファンタの料金も請求されていた。タイではよく伝票を確認しなくちゃいけないっていうけど本当にそう。危うくボラれる所だった。 最近本当に日本に帰りたくてしょうがない。もうタイに居てもしょうがないんじゃないという気持ちでいっぱいだ。 2月9日(日) 日本からの友達 先月からラオスとタイをを旅行していた日本の友達がバンコクに帰って来たので夕ご飯を食べた。戦勝記念塔のタイ料理屋で食事をした後に初級の友達がお勧めしていたカフェに行った。そこは彼の共同経営するカフェの近くなのでプラアティットにあった。彼に依るとカフェの建物は元宮殿を改築したものなんだって。雰囲気が良くてそれだけでも素敵なんだけどケーキもおいしかった。タイ人もやればこんなおいしいケーキを作れるんだ!って感動した。しかも紅茶とケーキで1人100バーツだったし。安いよね。大満足。 友達と話していてやっぱり将来のことがすっごく気になって来た。彼女は青年海外協力隊を終えて今はイギリスかオランダの院で開発学を学びたいって言っていた。私もちょっと触発された。 2月10日(月) はるみ先生の恋話 最近はるみ先生とお昼ご飯を食べることが多くて今日も初級の人と食べようかなと思ってたんだけど呼ばれて先生と食べることになった。やっぱり先生はエンターテナーで楽しすぎ。色々昔の恋の話とかを聞かせてくれた。「れいこは恋人いないの?」って聞かれたから「いないよ」って言ったら「美しすぎる女は近寄り難いのよね」っていうからお世辞に喜んで先生の方を見たらはるみ先生は自分を指差しながら言っていた。相変わらずだな。 伊勢丹のランコムで洗顔料を買おうとして「フェイスウォッシュありますか?」って聞いたらタイ人の店員にすっごく嫌そうな顔で「は?」って言われたのでむかついた。あれは販売員が取るべき態度では決してない。伊勢丹のランコムはむかつくと私の頭にインプット。社員教育がなってないね。結局同じビルに入っているZENというデパートのランコムで買った。その後日本人の友達とお茶をしてからパンパンに行った。なんか彼女は話していて色々楽しいし得ることも沢山あるのでついつい長話をしてしまう。 2月11日(火) 羊と山羊 タイ人はどうも羊と山羊の区別を付けづらいみたい。タイ語で羊は「ゲ」、山羊は「ぺ」なんだけどみなさん混同していらっしゃる。この前ムスリム料理店に行った時に名物料理を聞いたら「ぺの炒め物がおいしいですよ」って言われたからムスリムって山羊食べるの?って疑問に思っていたら英語では"Sheep"って言っていた。はるみ先生にムスリム料理店での話をしたら「羊はぺで山羊がゲ」でしょ?って先生も混同していた。多分概念としての羊と山羊は知っているんだけどどっちが羊でどっちが山羊かが区別つかないみたい。先生は「毛が生えてるか生えていないかしか違いがないからわからないのよ」って言ってた。私から見るとそれ以上の違いがあると思うんだけどな。今日も授業中羊の話になった時「ゲ」と「ぺ」どっちが羊かわかんなくなったみたいではるみ先生は大声で「メーリさんの羊、羊、羊」って歌ってどっちが「ゲ」なのか確認していた。 2月12日(水) 結婚についてディスカッション 今日のディスカッションのテーマは核家族と大家族についてだったんだけどいつの間にか結婚の話になっていた。みんな結婚したら子供が何人欲しいとか多分遊び半分で話していたけど私は「別に子供はいらない」ってついつい天の邪鬼な答えをしてしまった。だって結婚したら当然子供を作るものっていう考えが嫌だったのよね。そしたらイラク人男に「じゃあ、れいこは結婚する必要はないんじゃないか?」って言われた。まあね。うちの両親が死ぬまでには結婚して家族も欲しいけど今は別にどうでもいいしな。何か結婚すると所帯染みちゃうようなイメージがあって嫌なんだよね。 この前はるみ先生が「お金が適度にあってシンプルな生活を送るのが一番いいのよ」って言ったらインドネシア人女が「そんなこと言ったって子供ができたら何かとお金がかかるし、海外に留学させたいからそんな生活は幻想にすぎないです。お金はあればある程いいです」ってすっごく焦った様に言っているのを聞いてなんか私はそんな生活やだなって思ったりした。途上国との考え方の違いかもしれないけどさ、そこまでガツガツしたくないし、まだ妊娠もしてないのにそこまで人生設計しなくちゃいけないって思うと疲れるなと思ったりもした。 2月13日(木) スタバの間違い スタバに勉強しに行った。ショートモカを頼んだら65バーツだったので100バーツ札を渡したら何か勘違いしたみたいでおつりを65バーツもくれた。スタバって比較的店員の応対がいいから好きなんだけど今日の店員は他の人と話しながら私に対しておざなりな対応をしたのでかなりむかついた。しかも態度が横柄なの。いい気味と思って私はおつりの計算を間違っていますよとは言わないで差額分は迷惑料と解釈して黙って受け取っておいた。いい加減なことやってるとこういう目にあうのさ。 最近も相変わらず間違い電話が多いんだけど近頃は間違った方のタイ人の対応が俄然良くなった。昔はタイ語で「かけ間違えですよ」って言っても無言のまま切られていたのに最近は会話がそれでつながるの。「かけ間違えですよ」って私が言うと「あれ?部屋番号は何番ですか?」って聞かれて答えると「ごめんなさい。間違えました」って言って切ってくれる。普通の常識人の対応だよね。タイ語が昔よりは上達したんだろうな。 2月14日(金) 中級3進級テスト 中級3の進級テストだった。午前中はディクテイションとリスニングで午後がニュースの読解が1題と単語の穴埋めだった。これに昨日提出したエッセイをあわせて採点される。いつも通り60%以上で合格。今回は全然簡単だった。1時間も規定時間より早く終わった。日本人の大学生の子達は今回でチュラを辞めるのではるみ先生、中級を教えているもう一人の先生とみんなでアリにある有名なタイレストランに食事に行った。素敵な場所だったけど生演奏が入っていたのでうるさかった。それで思い出したけどタイでも一応バレンタインの習慣があって欧米式に男から女に花を渡すんだってさ。朝学校に行く途中道ばたでバラを売っていた。私こういうイベントってクリスマス同様嫌いなのよね。基本的にロマンチックなものって嫌いなの。 2月15日(土) マーカブーチャー タイではマーカブーチャーという仏教関係の記念日がある。今日なのかな。多分近頃。今日ワトソンズに買い物に言ったら男の店員2人が堂々と無駄話を大声でしていた。まあそれはいつものことだからなんとも思わないんだけどその内容が「マーカブーチャーはやっぱりタンブン(喜捨)に行かないとな。タンブンどこでする?」というような主旨でとっても心を引かれた。だってワトソンズって日本のマツキヨみたいなものなんだけどそこの店員の無駄話がタンブンなんだよ。とってもタイっぽい。 2月16日(日) 回転率の悪い客 おきに入りのカフェに日本人の友達と行った。12時頃カフェに着いて食事をしてから2時間ぐらい喋って更にそれからケーキとコーヒーを注文して喋っていたらNZ人男から電話がかかって来たので彼も途中で合流して結局3人で5時頃までカフェに居た。カフェにしたら迷惑な客だと思うけどまあ追い出されなかったからさ。日本だとカフェで流す曲って店の雰囲気と合っているかと言うことをすごく重要視すると思うんだけどタイってあんまり気にしないみたい。だって落ち着いた雰囲気のカフェなのに英語圏のアイドルロックとかダンスミュージックをかけているんだよ。落ち着いた雰囲気のカフェでJamiroquaiはないだろうって思った。 3人であさってからカオヤイ国立公園に行くことになった。 2月17日(月) まいちゃんのデート 髪の毛を切ろうと思ってサヤームに行ったらまいちゃんから電話があって急きょサヤームで合うことになった。しょうがないので髪の毛を切るのは中止。何をそんなに話したいのかと思ったらウ゛ァレンタインの日にねらってる彼と映画を見に行ったんだって。ちぇ、楽しそうだよな。でも土、日、今日って携帯に掛けてもでてくれないんだって心配してた。向こうからかかってくるまでほっておきなよってアドバイスしておいた。 明日はカオヤイ。また微妙なメンバーで行くけど大丈夫かな。 2月18日(火) カオヤイ国立公園1日目 モーチットバスターミナルに8時30分集合でバスに乗ってカオヤイに行く時の玄関口パークチョングまで行った。NZ人男が遅れて来たので結局9時20分出発になった。パークチョングで酔っ払いのおじちゃんが番をしている1回3バーツのトイレを無料で利用してから(おじちゃんはものすごい酔っ払いようで私達がお金を払ってないのに払ったと思い込んだから)ソンテウに乗ってカオヤイ国立公園の入り口まで行った。そこまでは1人20バーツ。入り口で200バーツの外国人用料金を100バーツに負けて貰ってから係の人にどうやってインフォメーションまで行けばいいのか聞いたら「ヒッチハイク」って言われた。そこで私達は公園内では自分の車がないとまったく動きがとれないということに気付いた。しょうがないのでそこら辺で雨宿りしていたタイ人のピックアップに同乗してインフォメーションセンターまで連れて行ってもらった。インフォメーションセンターでキャンプ場までどうやって行けばいいか聞いたら「歩いて行けるって。たった3キロよ。それか自転車借りる?」って言われた。私達はこれまた休憩していたタイ人のピックアップに同乗してキャンプ場まで行った。それにしてもどう考えても歩ける距離でも自転車に乗れる傾斜でもなかった。歩きを勧めるなんてインフォメーションセンターのお姉ちゃんはよっぽどの健脚に違いない。 キャンプ場でテントと寝袋のセットを借りてしめて250バーツ。安い。テントを建てた後さっき便乗したタイ人達と車に乗ってHaew Su Watという滝に行った。そこで1時間ぐらいタイ人達が遊ぶのを見てからキャンプ場まで戻って来てシャワーを浴びた。私達はそこでも抜かっていて結構暗くなってからしかも明かりが点かない時間に入ってしまったのでシャンプーとリンスの区別も付かない暗さの所でしかもカエルがわんさかいる所でシャワーを浴びる羽目になった。更に抜かっていることに明かりを全く持って来ていなかったのでNZ人が頑張って焚火を焚いてくれた。夜は森に散歩に行ったり焚火の周りで小さく輪になってずっと喋っていた。煙がすごかったので私が「Smoke gets in your eyesって歌あるよね。」って言ったら日本人女が「ぶどうが目に滲みるじゃないの?」って言ってたけどそんな歌あるの?彼女はその後何度も「ぶどうが目に滲みる」って言う歌があるって主張するんだけど私にもNZ人男にも冗談としか聞こえなかった。私達は隣のタイ人達が万全の装備で食事をして酒盛りに入っているのを横目に11時頃寂しく就寝。 2月19日(水) カオヤイ国立公園2日目 8時頃起きて隣のタイ人達が万全の装備で朝食を作っているのを横目に私達はコンビにで買って来たスナックで朝食を済ませた。朝食後はキャンプ場から川に沿って森の中を歩くハイキングコースに行った。そこでHorn Billとという珍しいらしい鳥を見れた。嫌って言う程のアリの大群も見た。気持ち悪かった。そんなに険しいコースでもないし自然を満喫できたのでとっても楽しかった。2時間位歩いたら5キロ位先の滝まで出たのでそこからイギリス人2人組のレンタカーの荷台に乗ってキャンプ場まで行った荷物を拾ってから今度はお坊さんの車に乗って公園の入り口まで行ってその後またイギリス人の車に乗り換えてパークチョングの近くまで連れて行ってもらってそこからはソンテウで街まで行った。今日はヒッチハイク続きで疲れた。カオヤイは絶対車で来ないと遊ぶのは無理。でも自然に溢れていてしかも安く済むから絶対お勧め。道路沿いには野生のサルもいたし。結局予算は1人600バーツで楽しめた。 帰りにモーチットからBTSの駅までタクシーに乗ったらこれが腹立つおやじでさ、「なんでそんな近い場所に行くんだよ。それなら歩いてけよ。」「ふざけるな。俺は込んでる中ここまで客拾いに来たんだぞ」って散々タイ語で文句を言うの。すっごく腹が立った。しかも他の人は初級だから何言われてるかそこまで理解してなかったしさ。外国人だと思ってなめるなよ。結局35バーツだったんだけど40バーツ出してもお釣りをくれようとしないので私はそこで切れて「ちょっと。返してよ」ってお金を返してもらって35バーツちょうどを払い直して車を降りたらおやじに「もう二度とタクシーに乗るな」って指差しながら言われたからもう降りてるから安心かなと思って日本語で「ふざけんな」って応酬しておいた。別に5バーツなんて大した額じゃないし普段はそこまできっちりタクシー代を払う訳じゃないんだけどおやじの態度に頭がきた。ばかじゃないの。あんな態度じゃなければ5バーツあげたのにさ。ああいうおやじがタイのイメージを悪くしてる元凶じゃない。私はとにかくああいう奴は誰であろうと許さない。 いやな旅の締めくくりだ。でもカオヤイは素敵だった。 2月20日(木) 人に会う どうしてもタイで再び美容院に行きたくなかったけど伸びで膨張して来たので切りに行った。恐そうなおかまのお兄さんに切られた。できあがりはまあ許容範囲。でも私の「髪の毛伸ばしてるから長さはこのままで横だけ薄くしてね」っていうリクエストはまったく取り入れられなかった気がする。 2月21日(金) イミグレに届け出 今ウ゛ィザの滞在期間は3月末まで許可がもらえているけど3か月毎に住所届け出をしなければいけないのでイミグレに行って来た。手続きは簡単で10分もしないうちに終わった。その後友達と待ち合わせてタニヤの築地と言うお寿司屋さんのお昼のセットを食べた。お寿司11貫におかず2品、澄まし汁、果物がついて全部で120バーツ+サービス料。安いよね。日本でもこの値段じゃ食べれないよ。その後はコウ゛ェント通りにあるカフェでお茶をした。この店は良かった。安いしタルトもおいしかった。店と店員さんの雰囲気も良かったし、長居もできた。でもハエが多いのはちょっとやだった。パンを釜戸で焼いているのが席から見えるの。今度はサンドイッチを食べに行くぞ。 2月22日(土) 最後の食事 仲のいい日本人の女の子が日本に帰国してしまうので一緒に食事をした。彼女とは初級からずっと仲良くて、なんでも話せて楽しかったので寂しくなってしまう。木曜日の深夜便出発予定なので見送りに行くつもり。海外にいる以上人との別れはしょうがないんだけどやっぱり親友の帰国はね。でも新しい出会いもきっとあるはずだ。 2月23日(日) 悪いことは重なるもので 昨日のメールショックからまだ立ち直れず。去年の親友達の結婚ラッシュ、まいちゃんの浮かれ具合、こいつは彼女できないだろうと読んでた人に彼女ができてた、そして昨日の話でしょ。もうさ、本当にみんな私を置いて行くのねって思って寂しくなった。年も年だからしょうがないのかもしれないけどさ。別に私も結婚をしたいとかじゃないんだけどみんなが彼氏ができていくとやっぱり取り残された気がする。でも焦るとよくないんだよね。友達が「美輪明宏は20代後半で出会う男の人を女の人は運命の人って思いがちだから気をつけましょうって言ってたよ。」と言っていた。はは。おかしいね。 そして悪いことは重なるもので携帯がついに壊れた。電話がかけられない。受けるのも厳しい。MBKで修理できるか聞いたら1000バーツかかるから中古を買った方がいいんじゃないって言われた。今日はブルーな1日だった。 2月24日(月) 上級1スタート いよいよ上級1がスタート。クラスは相変わらず一緒でちょっと嫌だ。今日は中級3の時と同じでニュースを読んだだけだった。初級はオーストラリア人3人増えたみたい。日本人ばっかりの上級をどうにかしてほしい。ほんとにさ、ステレオタイプじゃなくて日本人って固まると島国根性丸出しなのよね。見苦しいわ。 お昼ご飯の時に今私の中で一番ホットな話題の「みんな私以外は彼氏ができていく」っていう話を懲りずにしていた。「なんでみんなほいほい恋人を見つけられるんだろうね」って言ったらイラク人男が「そりゃ、男は選べるからだよ」って微妙にずれた回答をくれた。そもそも私は男限定で話をしていた訳じゃないし、女だってイラク以外では選べるのよ。しかもよくよく考えてみると言外に「れいこは男が選ぶような女じゃないんだよ」って言ってるよね。し、失礼な。 2月25日(火) 日本人って? 今日授業中はるみ先生に「日本人って授業中わからなくても黙り込むだけなんだもん」って言われた。でも別に私は別に何にも質問がないから黙ってただけなのにさ。そうやって一括りにされるとちょっとやな気分。しかもイラク人男も調子にのって「これだから日本人はさ。ははは」って知ったかぶりするしさ。お前だって問題の箇所では黙ってただろ。その癖私が当てられてるのに横から口出して答えちゃうしさ。私とイラク人男は連続クラス一緒記録を伸ばしていて未だに初級から一緒なのは私達2人だけなんだ。そこそこ仲はいいけどやっぱり私的に許せない部分も多くて疲れる。 初級はまたファランが増えた。クラスの半分以上が日本人以外といううらやましい状況らしい。そっちのほうが議論とかもハリがあっていいよね。いいなあ。今、上級1でやめて日本に帰ろうかと思案中。 2月26日(水) ディスカッションじゃないだろ 午前中はビデオでニュースのリスニングをした。すっごく早口で内容も難しかったので4回聞いたけどほとんど理解不能。推測しながら答えを書いた。その後内容を書いた原稿を見ながらもう1回ニュースを見たけど原稿を見てもついていけなかった。 午後はディスカッション。怒り心頭。当番がテーマを決めて司会もやるんだけどテーマが「タイの観光に関して」。タイの観光業のいい所と悪い所とかで途中汚職の話になったりしたから「これはまあまあおもしろいディスカッションになるかな」と思ったのに司会者がディスカッションと言う形式の主旨を全く理解してないため破たんした。そこから広がりはなくいつの間にか「いままで行った所でどこが好きか」とか小学生みたいな内容になって私はそこから興味が削がれ且つ腹が立ってしょうがなかった。途中で私的にはもっと興味深いテーマに戻そうと頑張ったけどもうこの議題で気が抜けた。何それ。そんなのサルでもできる話じゃない。そんな個人的な話聞いても面白くないんだけど。隣のクラスはイラクの戦争の話とかですっごく盛り上がってるのに。クラス変わりたい。もっと脳みそのある人と話がしたい。 2月27日(木) 友達の帰国 初級からずっと一番仲良しだった日本人の女の子が帰国した。私にとっては数少ない友達のうちの一人だったので寂しい。中級の頃とかはクラスメイトの日本人達が私を外して遊んでいることに結構腹を立てていたけど今考えるとどうでもいい。だってあの人たちが日本に帰ってからもお互いに連絡を密に取り合って今と同じ友達付き合いを続けるとは考えられないもん。端から見てれば所詮外国暮しで寂しさを紛らわせるだけの関係だと思う。それに比べて私は貴重なかなり年下の友人を手に入れたからいいの。 夜に空港まで彼女を送っていったけど行きも帰りもタクシーの運転手は当たりだった。楽しいおじちゃんでずっとタイ語でお喋りしながら帰って来た。でもこういう人が大多数なんだけどやっぱり少数であっても嫌なおやじの方が目立ってしまうのよね。 2月28日(金) 信用貸し付けの担保 授業で信用貸し付けの担保についての政策を読んだ。普通銀行って融資の担保として土地や建物を使うでしょ。でも今度の政策は2種類あって一つは担保として借地も認めて吊り下げ形式の店をやっている人たちにも融資しますというもの。これって日本でもあるの?もう一つは著作権を担保として認めますという政策。これに対しては政府系以外の銀行は反対してる。タイでは著作権を一括に管理している機関はないのでそこから始めなくてはいけないし、そもそも著作権自体を査定する基準なんてない。私立系銀行は「そんな不安定な担保を元に貸し付けなんて不良債権を増やすだけなのでできません」って反対してる。まあもっともなんだけど新聞によると「政府系銀行は政府の政策なのでやらざるを得ないでしょう」だってさ。これって世界で前例はあるのかな?「なんでそもそも著作権を担保として政府は認めたいの」って疑問に思って先生に聞いたら「政治家は大抵音楽や出版関係のビジネスに関わってるから自分の利益のための政策よ」って言ってた。なんて明からさまなんだ。 |
![]() |