2003年1月 インテンシブ中級2〜3 |
1月1日(水) 謹賀新年 明けましておめでとうございます。5年前の滞在時はヨーロッパに旅行に行っていたので今回が初めてのタイでの年越し。ワールドトレードの前のカウントダウンに行くかどうか迷っていたけど結局諸事情によりやめてテレビで鑑賞。それで正解。あんな人込みの中何の情緒もなくただ騒ぐだけの年越しなんて行っても面白くもなかったと思う。今朝は特に新年だからと変わったこともなく街は普通の雰囲気。アパートの隣のスラムの食堂が朝っぱらから大音響で音楽を流していて私は新年早々お怒りモード。買い物行って夕方帰ってきても未だに大音響。さっきから日本語ですごく悪態をついてみたけど気がおさまらない。ちなみにタイ人にとっての真の正月はやっぱり4月のソンクラーンだと思う。浮かれ具合が違う。日本では未年だけどタイではヤギ年。 中学時代の孔子ブーム、2年前の文革時代ブームを経て今第3次中国ブームが私の中で起きている。日本にいれば図書館で色々本を読みあされるけど海外では限りがあるので面白いらしいという"Balzac and The Little Chinese Seamstress"という本を買ってきた。最初にワールドトレードの本屋に行ったら在庫がなくて違う支店を紹介されてそこまで取りに行った。暑い中苦労したよ。その次いでに通り道だったのでご利益満点らしいエワランのプラプームに初詣に行った。これで今年も幸先がいい気がしないでもない。 1月2日(木) 学校始まる 日本じゃ世間はお正月気分だろうけどタイでは今日から会社や学校が始まった。新年になると何か今までと違った素敵なことがありそうな気がするのでうきうき学校に行った。なにも特別なことはなかったけど新しいから何かありそうだっていう予感がいいよね、予感。 クラスメイトによると、りワールドトレードのカウントダウンは大したことなかったらしい。ただ人が集まってだらだらしていただけだってイラク人男が嫌そうな顔で言っていた。有名なワットプラゲオでは普段は外国人入場料200バーツだけど1月1日だけは無料だったんだって。私も行けば良かった。200バーツは痛いなと思って行かなかったんだよね。ちぇっ。 場の雰囲気の読めない人は嫌い。一人で盛り上がってないで人の話もちゃんと聞いてなよ。 1月3日(金) テスト情報 先生によると1週間後に控えた今回の進級試験は難しいらしい。「誰か落ちるかも」って今から先生が言っているぐらいだから本当に難しいんだろうな。でもちょっとぐらい落ちた方が人が減っていいんじゃないとも思うんだけどそれが自分だったらやだしな。 授業が終わってから先生とまた再来週から始まる初級1のメンバーの写真を鑑賞してた。先生はスウェーデン人が3人もいることにおののいていた。先生の経験ではスウェーデン人の生徒とはなぜか授業中もめることが多いんだって。私のクラスにいたスウェーデン人のおじちゃんは唯一の例外だったらしい。 帰り道に大家にあったらまた「太ったね」って言われた。合う度に「太ったね」って言われるから本当にうんざりしてきた。 1月4日(土) やっぱり思い違い 体重計を買って来て測ってみたらやっぱり日本にいる頃と体重は変わっていなかった。やっぱり昨日大家に「太ってないよ。思い違いだよ」って言った通りだった。よかった。それなのに大家は「ははは」って高らかに笑って去って行った。今度あったらちゃんと訂正しておこう。挨拶代わりに「太ったね」って言うのは本当にやめてほしい。ちょっと年取ったタイ人に取って痩せていることは良くないことと言う考えがあるみたい。私はそんなにガリガリしてる訳じゃないのに「痩せ過ぎ。貧乏人みたい」って言われたことあるし。日本では別に痩せてる方でもないんだけどな。でも若者は違うね。やっぱりモデルみたいに骨と皮がナンバー1ぐらい思ってるよ。絶対。 1月5日(日) タイ語を習う意味 この間先生達(多分全員おかま。だからいわゆるガールズトークだね)と話していた時に好みのタイプの話になったから私が「私はタイ人以外がいい」って言ったら先生に「そうなの?じゃあなんでタイ語勉強しているの?意味ないじゃない」って言われた。そうかな。特に男のためって言う理由がなくても勉強したっていいじゃない、ねえ。私は男で人生を変えようなんてせこいことは考えてないもんね。 エスティローダーの洗顔石けんが湿ってグチャグチャしていたのでちょっと干して乾かそうと思ってベランダにだして置いたらそのまま忘れてしまった。気付いた時には溶けてドロドロになっていた。緑色の石けんなのでまるでエイリアンが爆破したみたいだった。なんとか修復したけど半分以上が溶けてなくなってベランダの床にへばりついてしまっていた。おそろしやタイの太陽。高かっただけに悲しすぎる。 1月6日(月) 男を引き付ける国 お昼休みに日本人の女の子たちと「この国は本当に男がはまりやすい国だよね」と言う話になった。もうね、まさにその通り。歓楽街や水商売の女の人たちにはまってずるずる滞在している人なんて普通の話。イラク人男だって初級の頃はあんなに妻一筋ぐらいのこと言っていたのに今じゃ夜な夜な遊び歩いてるもん。ゴーゴーバーでおかまのお姉ちゃんにキスしてるぐらいだからな。そしてそんな男たちを見ていると結局みんな同じなのよねとうんざり。 そしてバンコクにいる外国人はいわゆる不良外人と言うかもうどうしょうもない人が多いのも事実だ。6年滞在してる女の人は「私は普通の男の人でいいんだけど普通がいないのよ普通が。」と言っていた。昨日「男で人生を変えようと思ってない」発言をした割りには「私は来る国を間違えたんじゃないか?」って思ったりして焦った。 1月7日(火) アリと芋虫 朝ご飯に豆乳と揚げパンを買って食べた。豆乳を勢い良く飲んでほぼ全部飲み終わった頃にふとグラスの底を見ると黒いものが固まっていた。よく見たらアリだった。アリが5、6匹死んでいた。きっと私はアリを2、3匹は確実に飲んでしまったに違いないって事に気付いたのと、黒いアリが白い乳白色の豆乳の中にきれいなコントラストをなしてプカプカ浮いているのを見たのとでそれ以来食欲が失せた。昼ご飯も夜ご飯もほとんど食べられなかった。食べようとするとあの風景が浮かぶんだよね。昨日の昼ご飯にも芋虫とアリが入っていて「何かやな感じだな」と思っていたところにこれだもん。学食のフォーク入れの隅にアリが固まって死んでいるのも見ちゃったし。タイにいる以上しょうがないのかなと思うんだけど、まざまざと証拠を見せつけられるともう本当に気持ち悪くて吐きそう。ああ、本当に食欲が失せる。 1月8日(水) まいちゃんと食事 明日はディクテーションテストなのにまいちゃんと夕食を一緒に食べに行ってしまった。その時にアリの話をしたら「アリなんて別に食べても大丈夫。ゴキブリやネズミだったら衛生上問題あるけどね」って言われた。そうなんでしょうか?ご飯はセントラルラップラオで食べた。そこのMNGが50%オフだったのでまいちゃんは4000バーツぐらい一気に買っていた。相変わらず豪快な人だ。 1月9日(木) 遅刻について 明日はテストなんだけど何かやる気がしない。テストが近付けば近付くほど勉強する気が失せる。昨日はなんだかんだ考え込んでいたら眠れなくなって結局眠りについたのは朝の4時30分頃だった。ねむい。今日は午後にディクテーションのテストだけやった。他のテストは明日が本番。 ちょっと前の話なんだけど隣のクラスの計7人みんながみんな30分以上遅刻して来て始業時間になっても誰もいない日があった。それ以降ある先生がそのクラスをちょっと避けてるような感じだった。私は自主的に勉強に来ている以上遅刻は先生に失礼だと思うけどと今日3時間しか寝てないけどちゃんと授業に出た私は思った訳。でも学生に面と向かってちゃんと「遅刻しない様に」って警告しない先生もどうかなと思う。タイ人は直接的に言うのが好きじゃないと言うのを地でいってるなとちょっと感動。 1月10日(金) 進級テスト中級2 中級2の進級テストだった。先生に脅されていたほど難しくはなかったので一安心。内容は読解が3つ、単語の選択と穴埋め、文法問題で複数の文を一つの文にまとめる問題、長文を読んで質問を作る問題それからエッセイを10行程書く問題。結果は月曜日にわかるのに月曜日からもう中級3が始まってしまう。朝お金を持って行って自分が落ちたって知ったらショックだろうな。他のクラスで日本人男女各一名が進級試験を一緒に受けていた。受かったら彼等も一緒に学ぶことになるんだろう。 1月11日(土) 詐欺師に遭遇 多分タイでは日本より詐欺師に遭遇する確率が高いと思う。それは私が外国人だからかどうかは不明。昨日インドネシア料理を食べに行く為夕方インドネシア人女とうちの近くを歩いていたらタイ人のカップルが突然話しかけて来た。私たちは道に迷ったのかと思ってちょっと立ち止まってよく聞いたら「お腹が痛くて病院に行きたいんだけどお金がないから100バーツ下さい」って言ってた。インドネシア人女が「私たちタイ人じゃありません」って言ったら急に"One hundred Baht"って英語になった。どう考えてもタイ人の病院に行くお金にも困るような人が英語で話すことなんて無理だから。自分で「僕達詐欺師です」って言ってるようなもんだよ。私たちはさっさと無視して通り過ぎた。後でタイ人の女の子にこの話をしたら「どう考えても詐欺師。そう言う人は無視するのが一番」って言われた。やっぱりね。 昨日のテスト問題に「両親は子供に恋人を探すなら経済状況と知識が同等の人を選びなさいとアドバイスした」という文章があったんだけどまったくもって同感。お金がなくても愛さえあれば生きて行ける?無理だって。愛さえあれば知識のない人でも大丈夫?駄目だね。私は長く一緒にいるなら絶対自分と同等の考え方や知識がないと嫌になってくると思う。そういう意味でもタイははっきりとした階級社会でみんな自分と同等の社会的経済的地位の人を選んでいる。日本の様にみんながある一定の教育を受け、ある一定の生活水準で暮らしている訳じゃないから例えばお嬢がタクシー運転手と恋人になることは多分ないね。待ち行く人を見ていても日本より比較的はっきりと、なんて言うのかな外見と雰囲気で「育ちがわかる」感じがする。先進国と同等の恵まれた環境で育って来たんだなと言う人と大学まで教育を受けられるような環境じゃなかったんだなと言う人はもう明らかに違う。こういうタイの一面をみると日本人は恵まれていると思う。 1月12日(日) のど風邪 教室で日本人男がずっと鼻をかんでいたときから危ないなとは思っていたけどやっぱり移された。のど風邪でのどが痛いだけなのでまあいいんだけどさ、なんか人から移されるとちょっと腹が立つ。 日本に帰っていた日本人の友達が3週間ぶりに帰って来た。やっぱり話し相手がいるといいね。久しぶりにあった彼女は髪型もすっかり日本人の髪型に戻っていたのでうらやましい。今日は一緒にチャトチャックでアクセサリーを買った。彼女に頼んでいたManicsのベストアルバムも手に入ったので今日はご機嫌だ。これから夕方にビアガーデンに飲みに行く予定なので更にご機嫌。 1月13日(月) 中級3 今日から中級3。残念ながら誰もテストに落ちた人はいなかった(私的にね)のでまた以前と同じメンバーで授業スタート。今日は文法で最高に面白くなかった。しかも風邪は悪化の一途を辿っているので体調も最悪。後で先生に「今日静かだったけど面白くなかったの?それともわかりずらかった?」って言われる程だった。今日から初級もスタート。ファランが多いので私も興味津々。おかまの先生(彼女はファラン好き)に昼休みに「れいこ、初級のファランに近付かないでよね」って警告された。なんだかな。授業が終わった後にオフィスでテスト結果をチェックしていたらそのおかまの先生がすっごく興奮して喋ってるから「何興奮してるの?」って聞いたら「男に決まってるじゃない。男。外を見て御覧なさい」って言われて見たら初級のファランがいた。でも私的には別に心ひかれる人じゃなかった。でもインテンシブ自体は新しい雰囲気に満ちていてなんだか面白い。 いつもどおり家に帰って来たんだけどどうも具合が悪くて宿題や、私がしょっぱなの発表者になってしまったディスカッションのテーマの準備やらがちっとも進まない。しかも明日から友達が泊まりに来る、水曜日には初級のアメリカ人に家を見せてあげるって行事が目白押しなので6時頃思い立って病院に行って来た。お医者さんが「タイ語喋れる?」って聞くから「ちょっとだけ」って答えたら「じゃあ、英語で診察だね」って言われたのにさ、先生ずっとタイ語で通すんだよ。ちょっと〜、この病院って英語や日本語で診察受けれるのが売りじゃなかったっけ?タイ語で診察されていつもの倍以上疲れた。でも薬をたっぷり貰ったので風邪自体は今は小康状態になった。 1月14日(火) 授業早退 風邪でダウン。授業早退。友達の宿泊キャンセル。 1月15日(水) まだちょっと具合悪い 昨日は風邪でダウン。興奮し過ぎか?(何に?)。今は薬でごまかしてる。 今日学校に行ったら新聞を読んで記事をまとめてくるという知らない宿題が出されていてショック。昨日ちゃんと今日の宿題を聞いて帰ったのに。これだから嫌なのよね。まったくもう。午前中がその新聞記事を各自発表、午後は当番の人がディスカッションのテーマを提供してみんなでディスカッション。これがまたつまらなかった。テーマ自体が「それじゃあ発展しないだろ?」っていう内容でその上ディスカッションの持って行き方も全く面白くない。センスないね。ああ、つまんない。 放課後約束どおりアメリカ人男が私のアパートを見に来た。気に入ったみたいだけどやっぱりチュラから遠いのは嫌みたい。みんなそうなんだよね。「夜遊びして帰ってくる時どうするの」って聞かれたけどそんなこと知るか。そんなに君は夜遊びするのか?一応「タクシーで100バーツぐらい」って言っておいた。まだ迷ってるってさ。 1月16日(木) ようやく友達と再会 放課後やっと日本から来ている大学時代の友達に会うことができた。MKで旦那さんの赴任でこっちにくっついて来てる彼女の友人と私の友達の4人でご飯を食べた。彼女は最近まで2年間青年海外協力隊でホンジュラスに行っていたのでホンジュラスでのプロジェクトの様子や他のプロジェクトや隊員の話とか聞けて面白かった。でもこんな話を聞いていると日本政府の援助のあり方や援助国での受け入れ態勢にますます疑問を抱く。援助全てが悪いと思わないけどやっぱり相手国の現状をふまえていないことが多いし、受け入れ国に至っても援助馴れや受け止め方に問題があることも多いみたい。日本の理想主義的な開発畑志向の友達にも是非話を聞いてもらいたいなと思った。 1月17日(金) 合同飲み会 初級のアメリカ人男の音頭で今日は中級初級合同飲み会だった。中級の女遊び好きの日本人やイラク人以外と飲みに行くのは久しぶりなのですっごく嬉しかった。新鮮新鮮!なんか異様に興奮しちゃってさレストランについた時にはすっかり盛り下がっちゃっていた。今日の私に取って新鮮メンバーはスウェーデン人男2人、アメリカ人男2人(2人とも日本語が喋れる)、NZ人男1人、韓国人男1人、日本人男女複数だった。アメリカ人男Dは飲み会発案者だけあって2次会、3次会になるにつれだんだん単なる日本の酔っ払いおやじみたいになってた。私のことパンで殴ったり、他の女の子たちの肩を抱いたりしてた。私もお酒を飲んでご機嫌に振舞ってしまったので反省。なんか飲み会の後っていつも反省してる気がする。でも昔程羽目は外してないもんね。3次会の後男たちは相変わらずゴーゴーバーに行った。くだらない。 1月18日(土) ゆっくり勉強 今週は風邪を引いたり友達が来たりで身を入れて落ち着いて勉強をしていなかったので今日は勉強デー。新出単語数は少なくなったけど相変わらずいろんな準備がたくさんある。新聞を読むのは思ったより簡単で楽しい作業だけどやっぱり時間がかかる。 1月19日(日) 買い物デー 日本人の友達とお買い物。相変わらずかわいい洋服はないのでうちに来てだらだら話していた。彼女は私が日本にいたときの写真を見て「すっごく今よりきれいに見える。」とのコメントをくれた。それってどうよ。ちゃんとこっちでも頑張ろう。会社に行ってる訳じゃないから日常的にフルメイクしないしフルメイクしても暑さですぐ溶けちゃうからな。あとは髪型でしょ。もうそれはどうしようもない。 1月20日(月) ちゃっかりデー 今日はちゃっかりデー。ちゃっかりお昼ご飯は初級の人たちと食べた。そして放課後初級にいる日本人の女の子とお茶をしようと思って電話をしたら初級の人たちでアイスを食べていたのでちゃっかり同席。みんな考えることは一緒なんだと再確認。 何か最近勉強する気がないんだよね。授業はなんていうのかな、結構みんな意見をそんなに述べないので手応えがない。その上初級の人たちと話してるとよく「なんでタイ語を勉強しているの?」って聞かれるからついつい「なんでだろう?」って自問することが多くなって本当になんでだろうという気持ちで今はいっぱい。結局9時頃家に帰って来た。 1月21日(火) 睡眠不足 最近どうしても夜眠れない。理由は不明。ベットに入ってから色々考え事をするのは好きなんだけどそれがもうコントロールできなくなった感じ。「寝よう寝よう」と思うと余計眠れなくなって結局毎日2時頃まで起きてる羽目になる。お酒を飲めば?って古典的アドバイスを貰ったんだけど私ちょっと飲んだぐらいじゃ眠くならないんだよね。疲れが顔にも出て来てちょっとやだ。年相応の顔になってしまう。 今日は運が悪かった。いろいろね。最近おかまの先生がすっごく楽しいというかはじけてていい。 1月22日(水) はるみ先生の恋愛相談室 おかまの先生はお母さんが日本人なので日本名を持っている。もちろん男の名前。でも今じゃ立派に女なので私たちは時々日本名にちなんではるみ先生と呼んでいる。はるみ先生ははじけていて面白い先生だ。私がお昼休みに校舎の前で座っていたら他の日本人の女の子と登場して恋愛相談室を繰り広げていた。先生は「嫉妬深い女は嫌われるわよ。」とアドバイスしていた。でも最後の方にはいつの間にか「私ヨーロッパに留学していたときはイタリア人やスウェーデン人、ドイツ人とかにもてまくったのよ」って自分の自慢になっていた。それにしても誰にもてたんだろう。ちょっと疑問。 1月23日(木) 先生の送別会 急にチュラをやめてフランスに留学する先生がいるのでお別れ会をした。まあまあ楽しかったかな。でも相変わらず日本人が日本語ばっかりで固まってしまうのは本当にいや。他の人が楽しめないじゃない。みんなは一次会の後カラオケに行ったけど私は疲れていたので先に帰った。 1月24日(金) ピザデー 何か最近イベントが多いので忙しい。今日はピザを食べに行った。はるみ先生も来たし、日本語ばっかり喋る日本人メンバーはほとんどいなかったので楽しかった。ピザを食べた後2次会に行こうって話になったらイラク人が何か知らないけど男だけで2次会に行きたがってさ、まあそれはいいのね。でも女の子たちを来させたくないが為に「これから入場料1000バーツもするところに行くけどどうする?」ってくだらない嘘をつくんだよ。本当は300バーツもしないのにさ。しかも嘘だってその場でわかってさ、もう私はご立腹。なんでそんなくだらない嘘をつく訳?小学生みたい。タイの水商売女と遊びたいんなら正直に「男だけで行きたい」って言えばいいじゃん。そうすれば私だってまあ相変わらずこの人達ってアホだなとは思ったにしても「ああ、行ってくれば」って気持ち良く見送ったのにさ。アホじゃないの。イラク人男たちは友達として女の子とどうつきあえばいいのかまったくわかってないんだよね。スマートじゃない男は大っ嫌い。しかもそういうくだらない小細工をする男も一番嫌い。昨日も日本人の男の子に違う話で本当にくだらない小細工されてさ。ばかじゃないの。結局日本人の女の子3人とインドネシア人女でパブに行って楽しくガールズトークをした。それにしてもこういうことがある度に男は下等動物だって私の中でインプットされていく。ますます縁遠くなるじゃない。 1月25日(土) チャトチャック 初級のアメリカ人男と日本人女の子となぜか3人でチャトチャックに行くことになった。日本人の女の子と伊勢丹で食事をしてから待ち合わせのモーチット駅へ向かった。アメリカ人男は靴を買いたかったみたいなんだけど足が大きすぎてどの店でもサイズがありませんって言われていてかわいそうだった。ヨーロッパサイズの46って30センチぐらい?チャトチャックの後は戦勝記念等の近くで日本人の男の子たちと合流して夕食を食べた。男の子たちはまた夜も街に繰り出して行った。何がいいんだか。 なんかさ、私は男の人にとって隙がない雰囲気をかもし出しているって最近何人の人にも言われたのでちょっとショック。そうなのかな。でもこんなに日記でも男のことあほあほ言っているぐらいだからな。 1月26日(日) 人との距離を測りなさい 友達と買い物に行くのでBTSに乗って市内まで出かけて行った。待ち合わせの駅で降りようとしたら前にいたタイ人の女の肘鉄が私のお腹に見事にはまって「ぐふぅ」ってなった。タイ人お得意てへって笑いながら「ごめんなさい」って軽く言われたけどさすがにそんなんじゃ許すまじって思って睨んでおいた。普通人込みでは不用意に大きい動きはしない。常に人との距離は測っておく。なんでそんな基本的なこともできないのよ。まったくもう。友達にこの話をしたら「最近いつもにましてファイターだ」って言われたけどさもっと人込みでの身の振り方を考えるべきだよ。他の友達には「きっとれいこさんは北欧やオランダで暮らした方が性格的に心穏やかに暮らせるよ。」って言われた。たしかに最近マナーのあわなさやあまりに感情に動かされる人々にうんざりしている。 1月27日(月) ちょっとした思いつき 私にはなんであれがあんなに気に入られているのか分からない。気持ち悪い。 そして今日も金曜日の嘘つき事件のことでちょっと腹が立った。私がいつもの如く鼻の穴を膨らましてぷんぷん怒っていたらアメリカ人男Dに「しょうがないよ。女の子いたらナンパできないもん」ってたしなめられた。そりゃそうだけどさ、週1ぐらいの集まりなんだからそれぐらい楽しくみんなで遊ぶって発想がないの?ああ、気持ち悪。 ちょっとした思いつきで夕方に経済学部のマスターコースのアプリケーションを貰いに行った。本当に出願するかどうかは不明。でもそろそろ次の一手を考えなくては行けない時期だから情報収集。 1月28日(火) れいこの恋愛相談室 成り行き上アメリカ人男Dと日本人の女の子2人と夕ご飯を食べることになった。私以外はほぼ近所に住んでいるのでラーチャテーウィーのムスリム料理店に行った。マタバ、ヤギ肉の炒め物、魚のカレー、老人サラダと言う名の茄子のサラダを頼んだ。その後色々さまよった後近くのスペイン料理屋でデザート&飲みになった。そしたらいつの間にかアメリカ人男の恋愛に関する相談室になっていた。私は恋愛相談相手としてどう考えても適任じゃないと思うんだけどさ、それにしても興味深い内容だった。詳しくは彼のプライベートのことなので書かないけどもう私の思考の理解範囲を遥かに越えていた。どう考えてもおかしいよと言うのが私を含む日本人女の子3人の意見。興味深すぎ楽しすぎ。多分このタイプの人はいつまで経ってもこのままなんだろうなと思った。そしてまた私が男に対して懐疑的になる要素がまた増えてしまった。やばい、やばい。 1月29日(水) 政治的不満を持つことは変なんでしょうか? 午後はディスカッションだった。テーマは「自国で自分が気に入らないこと」。なんかテーマが広すぎてディスカッションと言うよりも各自の考え発表みたいになってしまって面白くなかった。これはテーマが悪いと思う。まあそれはいいんだけどさ、私は「日本政府及び外務省には長期的展望や根幹となる政策がない為にその時その時で大国の意志に付随しているところが嫌。外務省は役所の質自体が問題」って言ったの。そしたら先生に「それはとっても変わった不満ね」って言われたんだけどさ何か変?別に普通だよね。 お昼休みにはるみ先生にずっと睨まれてたからすっごく恐かった。「なんでそんなに私を睨んでいるの?」って聞いたら「悪い人に絡まれた時に顔が武器になるって冗談を前に言ったでしょ。それって本当に効くかどうかちょっとれいこで試してみたの。」だってさ。まじで恐かったから人を実験台にするのはやめてほしい。 1月30日(木) 在カンボディアタイ大使館襲撃事件 昨日の夜眠れなくてテレビを見ていたら12時頃から緊急ニュースをやっていて在カンボディア タイ大使館が襲撃されたことを知った。日本ではどのくらいの伝わっているのかわからないけどこちらではかなり大きなニュースで私も臨場感と緊張感を持ってニュースを見ていた。タイの反応はどこかの国の政府と違って迅速且つ毅然としたものだった。11時ぐらいに事件は起こったのに12時ちょっとすぎにはタクシン首相が記者会見を開いてフンセン首相に1時間以内に事態の収拾をはかれなければタイの特殊部隊を派遣すると警告したこと、また既に飛行場に特殊部隊が待機していること、カンボディア国内のタイ人の保護のため飛行機を派遣することなどを語っていた。タイっていざとなると結構駆け引きがうまいんだよね。中国の日本大使館で同じことが起こったとして日本が迅速且つ適切な対応はとれるかはすごく疑問だと思う。 こういう大きな外交問題を自分の耳でタイ語で理解できたことがかなり嬉しい。しかもタイ語の新聞でも情報を得られるし。タイ語を勉強していて初めて役立ったと思った。 1月31日(金) はるみ先生を囲む会 はるみ先生の御所望により少人数で日本料理を食べに行くことになった。だから初級の人たちは呼ばないで中級だけでひっそりとやる予定だったのにさなんだか知らないけど行ってみたら確かに初級はいないけど誰かの友達の知らない人まで来ていて総勢16人もいた。なんかちょっと納得いかない。あんまり大人数過ぎるのって嫌いなんだけど。居酒屋で単価が安かったので調子に乗って色々頼んでいたら結局1人500バーツもした。それもちょっと嫌だった。でもはるみ先生は酔っぱらっていつも以上にご陽気だったので楽しかった。もっと詳しくどうご陽気だったか書きたいんだけど私も日本酒を飲んでご陽気だったのであんまり内容を思い出せない。残念。 |
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