2002年8月 インテンシブ初級2〜初級3
 

8月1日(金) ホームシック

私は相変わらず可愛くないのでホームシックにかかっていない。が、日本人の女の子の友達がホームシックにかかっていて最近口数が少なくなっているのがちょっと心配。勉強に対してすごくシリアスに考える子なので心配になって学校の帰りにお茶に誘ってみた。話を聞いてみるとやっぱりタイ語が上達しないことや英語がわからないことを本当に悩んでいて学校を移ろうかと思っているとまで言っていた。語学のこつがまだ分かっていないのでもう少し時間をかければ自然と分かるようになってくるんじゃないと思うけどそんなこと言っちゃったら私が嫌な女なのでとりあえず不満を聞いておいしいケーキを食べて、場所を移してタイスキを食べながら下らない話をしていたらちょっとは元気になったみたい。よかった。私も日本語で5時間も話ができたのでちょっとしたストレス解消になった。いつもの御飯の値段の10倍もしたけれど息抜き&日本語でしゃべりまくる時間を考えれば安いもんだ。


8月2日(金) 静かなる男

前にクラスで気になる(=気に触る)日本人の男の子がいることを書いたけど彼の続報。彼は相変わらず授業中無口で日を追って加速されて行く気がする。もともと無口と言うわけでもなく私の友達曰く「二人で話しているとうんざりするほどおしゃべり」。最近の彼の授業態度は目に余るものがある。クラスの会話に参加しない、先生の話を聞いていない、質問されても聞いてないから黙り込む、挙げ句の果てには居眠りまでしてる。今日なんて携帯いじってた。今度寝ていたら脚でも蹴っ飛ばしてやろうか、まったくもう。信じられない。

今日も余りにむかついたので授業中「なんでそんなに無口なの?」って詰問しちゃった。いや〜、私って恐い恐い。授業料を払っているからにはタイ語を習おうと言う気があるんでしょ?そもそもこのコースからして強制ではないんだから。それならそれなりにクラスに貢献してほしい。以前他の人に「英語もタイ語もわからないから授業がわからない」って言っていたらしいけどさ今は授業中英語なんてほとんど使わないんだよ。それに英語が同じくあまりできない他の日本人は頑張って授業について来てるからそんなの言い訳にならない。とにかく彼がなんで今持って授業に出ているのか不明。


8月3日(土) 扇風機を買う

毎月電気代が高いので節約のため扇風機を買うことにした。今は雨期なのでそんなに暑くないし、建物全体が涼しいので冷房無しでも扇風機さえあれば過ごせる。この前旅行に行ったときバスで通って目を付けていたOn Nutのロータスにお出かけがてら出かけた。On NutはBTSの南の終点。北の終点にある私の家から30分程かかった。でも駅とロータスが歩道橋で繋がっていて直接入れるのでとても便利。

お約束通りすごく悩んだ末約400バーツの扇風機を買った。メーカーはHATARI。ハットリ君?どこのメーカーなんだろう。現品限りだったので段ボールには入っていなく普通のスーパーの買い物袋に無造作に放り込まれた。扇風機をむき出しのまま持って電車に1人で乗るの?やだな。でもそれ以外選択肢はないので頑張って30分電車に乗って帰って来た。隣に座った旅行者っぽい日本人カップルの視線が痛かった。しかも私の最寄り駅から家までは更に15分程歩くし。そのころには疲れていたので小脇に抱えてとぼとぼ歩いていたら侘びくなった。家についてから早速使ってみた。冷房よりよっぽど快適。アパートの冷房はリモコンもタイマーもないので温度調節にいちいち立ち上がって部屋の隅まで行って操作しなければいけないんだよね。しかも細かい設定はできないのですっごく寒くなってしまうし。電気代も1時間5バーツ以上くっていたので扇風機になった今月の電気代がいくらになるのか今から楽しみ。


8月4日(日) 間違い電話

わたしのアパートは自動オベレーターと呼ばれる電話方式。電話をかけて来た人が録音されている声を聞いてから内線番号を押すとその部屋番号に機械的に電話が回されるようになっている。ところがタイ人がいいかげんなのか機械がいいかげんなのか分からないけどよく間違い電話がかかってくる。「○○いる?」とか「ハロー」としか言わない電話か沢山かかってくるの。最初の頃は私もタイ式に「ハロー」と出て「かけ間違ってますよ」とか「番号違いますよ」とか親切に答えていたけど最近余りにも間違い電話が多いのでいいかげん腹が立ってきて丁寧な応対が面倒くさくなってきた。しかもこっちが親切に対応していても私のアクセントで外国人だと分かると無言で切るやつが多く腹立たしいったらありゃしない。ということで最近は電話にはなんでもかんでも「もしもし」と日本語で出ることにした。そして私は向こうが何を言っても日本語で押し通すことにした。そうすると効果的てきめんでみんな「ああ、間違えた」とすぐ分かってくれる。でも何がいやだってまたみんな無言で電話を切ること。無言で切るなよ。どの方法も一長一短で悩み深い。


8月5日(月) ヘルペスとその原因?

タイに来てから始めてヘルペスができた。日本にいるときから疲れたり調子が悪いと唇にヘルペスができてしまう体質だったので多分自分では気付かないうちになにかと疲れているんだなと実感。病院まで行くのは面倒だったのでアパートに入っている薬局で飲み薬を買った。思わぬ出費で190バーツ。これで治らなかったらせっかく高いお金を払っているので保険の効く病院で無料で診断してもらってこようっと。

私が嫌いなのは日本人と日本語の分からない人が一緒にいるときに日本人が日本語だけで盛り上がってしまうこと。今日のお昼がこの状況だった。日本人4人とイラク人1人でお昼を食べていて最初は英語&タイ語で会話していたのにそのうち日本語で盛り上がってしまってイラク人は1人でぼーっとしてる状態になってしまった。私は彼に話し掛けようとしたんだけど席が離れていたので話し掛けるのが難しくイライラした。近くの席の人がもっと配慮してあげるべきじゃない?母国語だけで盛り上がるのは楽しいけどそんなのどこだってできるじゃない。私は昔タイ人に同じことをやられたことがあるけどこれはかなり腹立たしいし寂しい。それ以来こういう状況はなるべく避けるようにしてるし、そういう状況になったときは積極的に共通に理解できる言語で話すようにしている。でも今日はそれができなかったのでイラク人に対して本当に申し訳なく思った。

先週の火曜日も同じ状況があった。アメリカ人男の送別会でなぜかメンバーが日本人8人にアメリカ人男1人でした。送別会のはずなのにアメリカ人男は完全に無視され日本人だけで日本語で盛り上がっていたし。(このときも私は彼の席から離れていて話せなかった。)みんな1人で英語の輪に放り出されたらかりてきた猫みたいになる癖に群れるとずうずうしいんだから。


8月6日(火) 病院デビュー

放課後先生に発音練習のためオフィスに呼ばれた。オフィスに行くとファランが椅子に座っていて先生は彼と話し始めたため発音練習は30分後ぐらい待たされた。後で先生に話を聞くとどうも転入希望者らしいけど今日はとりあえず話を聞いただけだって。そのうち本当に転入するなら試験を受けるみたい。

発音練習が終わってからヘルペスの薬をもらいにBumrungrad Hospitalに行った。この病院は高級住宅地のあるスクムウィットにある私立病院。私の入っているAIUの保険のキャッシュレスサービスの受けられる病院で一番学校から近いのでここにした。「国立病院は安くて腕もいいけど物凄く待たされる上サービス最悪、私立病院は腕はいいけど高い、でもサービス最高」という予備知識はあったけど行ってみてびっくり。まるでホテルの様な趣で、ロビーにはスタバ、マック、日本料理店まである。しかもここの病院は日本語の通訳がいるので安心。中国語デスクも隣にあった。インフォメーションで日本語専用受付は"Second Floor"と言われたので2階に行ってうろうろしていたけどなかなか見つからないので通りかかった看護婦さんに聞いたらまた"Second Floor"と言われた。「だってここSecond Floorでしょ?」って聞いたら「もう一階上ですよ」といわれて漸く気付いた。なんだ、イギリス式の"Second Floor"なのね。もっと早く言ってよ。

3階で受付を済ませると「ヒロシ先生が診てくれますよ。」って言われ別室に連れて行かれた。ヒロシ先生?タイ人は普段名前で呼び合うけどお医者さんまで「ヒロシ先生」だとやっぱり日本人の私にはちょっと変なイメージが。ヒロシ先生はどうも日系タイ人みたい。ちらっとヘルペスを見ると流暢な日本語で質問をし診察は5分程で終了。さすがにゴージャスな病院だけあって請求額もゴージャスだった。

診察料 1050バーツ (ヒロシ先生ってば5分も診てないくせに〜)
施設使用料 50バーツ
薬 1297バーツ
計2397バーツ


8月7日(水) 実は誕生日

今日は28回目の誕生日だった。別に特別なことはなくいつも通りに一日が過ぎて行った。つまんない。イベントと言えば帰りに日本人の子達と一緒にSizzlerに行ったぐらい。お腹がいっぱいで気持ち悪くなっちゃった。まあいつものことなんだけど。ついでにケーキも買ってくれた。

気が付くともう28年も生きてるよ。このぶんだと30歳になるのもすぐだな。大学を卒業してからが特に時が過ぎるのが早かった。あれやこれや目移りしていろいろやっている内に6年があっと言う間に過ぎていた。その割にはやり遂げたぞという満足感はあんまりないな。人に「私はこれをやってきました。これが得意です。」ということが何もないというのはちょっと我ながら情けない。昔は30歳までには地盤を固めていたいと思っていたけど後2年でそれをやるのは無理のような気がする。やりたいことを定め、人生の目標としてそれに向かってまい進したいと思うんだけどなかなか難しいね 。まだまだやりたいことが沢山あるのでこれからもあっちやこっちにふらふらし続けるでしょう。そんな人生も素敵でしょ?


8月8日(木) ついていなかったことと嬉しかったこと

今朝電車に乗っていたら3つ目の駅で「この駅でみんな降りて下さい。」というアナウンスがあり全員電車から降ろされた。多分車両故障かな?その次に来た電車にみんな乗り込んだので東京の満員電車なみの混雑だった。朝からついてないな。でもアナウンスのタイ語が理解できたのでちょっと嬉しかった。最近の授業は読み書きが中心であまり喋る機会がないのでちょっとつまんない。ちなみに今日の授業の内容。
午前:高子音の書き方と声調の変化。発音記号で書かれた文章をタイ語に直す(120問)
午後:お祝いの言葉と人を褒めるタイ語のいい方 

家に帰り山のような宿題をしていると東京の友達がお誕生日だからとわざわざ電話をかけて来てくれた。ちょっとしか喋れなかったけどとても嬉しかった。彼女はとても前向きで向上心のある人なので話していて楽しかった。お互いにいろいろ悩みはあるけど励まされた。ありがとう!!


8月9日(金) 生臭坊主

日本と同様タイも生臭坊主が多いのは噂に聞いていたけど私も出会った。生臭。タイの仏教は上座部仏教で日本より遥かに戒律が厳しい。妻帯なんてもっての他だし、そもそもお坊さんは女性に触ることはできない。女性がお布施やものを渡すときは直接手に渡すのではなくお坊さんの袈裟にのせなくてはいけない。私の出会った生臭坊主はこの前お寺の仏教講義に出かけて行ったときに知り合ったお坊さん。彼は「自分のお寺でも時々講義をしているので講義の日程が決まったら教えてあげるから電話番号を教えて」と言うので私は「お坊さんだから大丈夫だろうな」と思って教えちゃったんだよね。そもそもこれが失敗。その日から毎晩電話がかかってきてくだらない普通の話を永遠とするんだ、こいつが。最初は「お坊さんだから失礼なく電話を切るにはどうすればいいんだろう」と気を使っていたんだけど、よく考えるとお坊さんと言う立場を利用した手口にすごく腹が立ってきて電話がかかってきても「宿題で忙しいから」ってすぐ切るようにしたらかかってこなくなった。

それにしても本当に失礼。タイの坊主はましだろうと思ってたのに。そういえば昔タイの博物館で坊主にナンパされたのを思い出した。仏教の理論はよくできているけれど(なんてったって哲学だもんね)運営する人々は腐ってる。どこの国でも一緒。まいちゃんにこの話を教えてあげたら「雑誌ではよく腐敗したお坊さんの話を聞くけど身近に聞いたのは初めて。そのお坊さんの師匠に告げ口したほうがいいんじゃない?」っていわれた。変なことでタイ人に恨まれてもいやなので告げ口はしない。


8月10日(土) 国歌斉唱

タイでは毎日朝夕2回公共の場で国歌がスピーカーから流れてくるのでみんな国歌が聞こえたら起立してじっと国歌が終わるまで聞いていなくてはいけない。という予備知識はあったが、朝はまだ家で寝ている時間だし、夕方は電車に乗ってたりショッピングセンターにいる時間なのであまり国歌を公の場で効く機会が今までなかった。だから本当にみんな立ち止まってるのか私は疑っていたが今日始めてそんな場面に出くわした。

家からすぐ近くのチャトチャック公園を6時頃散歩しているとスピーカーから例の国歌が流れて来た。周りを見渡すとベンチに座っていたカップルは起立し、ぶらぶら歩いていた人もみんな立ち止まりじっと聞き入っていた。「これで国歌が聞こえたら直立不動の姿勢で聞くというのは本当だったと実証されたな」と思いふと周りを見渡すと公園の柵の外にいてどう考えても国歌が聞こえているはずの人たちが普通に歩いているのが目に入った。ということはタイ人が立ち止まって国家に聞き入ってるふりをするのは「国家が耳に入り且つ公共の場や立ち止まらないと明らかに咎められる場所にいる場合」と私は解釈してみたんだけどどうよ。


8月11日(日) 日本料理と中華料理

遅まきながらまいちゃんが誕生日のお祝いにスクムビットにある日本料理屋に連れて行ってくれた。まいちゃんがP'Saoとその家族、P'Puiも誘ってくれたので総勢6人だった。鍋焼うどんやすき焼きを頼んだけど微妙に日本と味が違った。でも久しぶりの日本料理なので満足。待ち合わせは12時現地集合だったけどさすがタイ人だけあってP'Saoの家族は1時半に現れた。お店は2時に閉まっちゃうからねって言ってたのに。まあ、そんなものなのであんまり目くじらはたてない(努力はしてる)。

夕方からはSilomで毎週末にやっている歩行者天国に行った。ただの歩行者天国ではなく道の両側に屋台がずらっと並んでるの。お目当てはアメリカ人女が2週間前に買ったちょっとねちょねちょしたオコシだったんだけどその屋台が移動してしまったらしく見つけられなかった。残念。しょうがないので私、アメリカ人女と日本人男はタクシーに乗って中華街に行き食事をして帰った。適当にお店を選んで入ったけどなかなかおいしかった。私が料理が出てくるたびに一言難癖をつけてから食べていたら日本人男に「れいこさん食べる度に文句つけてるよ」って指摘された。そう、私そういう人なんだもん。中華街は独特の雰囲気があってなかなか素敵だった。働いている人が心無しか普通のタイ人よりぶっきらぼうで恐かった。でもそれが私の中華気分を盛り上げた。


8月12日(月) 母の日

今日は王妃様の誕生日。タイでは王妃様の誕生日が母の日にあたる。しかもお休み。学校もお休みだったので市内のカフェまで涼みに行った。夜7時頃バスに乗って家まで帰る途中、公共の施設や銀行など独自に王妃様の写真や印を電球で飾り付けをしていてとてもきれいだった。王宮の周辺が一番すごいらしいけどバス以外交通手段がなく行くのが面倒だったので見学には行かなかった。12月の国王誕生日には見に行ってみようかな。ちなみに王妃様の写真は若いときの写真から今現在の写真を飾っているところまで場所によって様々だけど若い頃の王妃様本当にきれい。

夜は王妃様の誕生日を祝う式典をテレビで放送していた。どの局も王妃様のこれまでの活動や功績を紹介した後歌手が歌を歌ったりする内容。そのうちの一つに多分各国大使夫人がその国の衣装を着てみんなで歌っている番組があった。どうみてもママさんコーラスか近所のおばちゃんの集まりにしか見えない。結局夜の12時過ぎまで番組を見てる私も私なんだけどさ。そんなことしてたら眠れなくなっちゃって結局眠りについたのは3時過ぎだった。


8月13日(火) 友達からの電話

最近よく日本の友達に「タイも暑いだろうけど日本も暑いよ」というメールをもらう。でもタイは今日本より涼しい。今日本で戸外で昼間食事しようなんて思う人はいないと思うけどこちらでは風が吹いていて気持ちいい日は調子に乗ってついカフェの屋外席で食べようかななんて思うぐらい涼しいときもある。思うだけで実行はしないけど。

夕方にアイルランドで働いている友達から電話がかかって来た。同じ外国に住んでいる友達なので話をしていて励まされた。はるばる電話ありがとう。私がタイ語が上手じゃないから屋台の人が嫌な顔で対応する(やな感じ)とかちょっとしたことで先週はへこみがちだったけど今は元気になった。各位励ましありがとう。


8月14日(水) クラスメートと食事

今日の授業は1日中読み書きの練習だったのであまり面白くなかった。学校帰りに日本人のクラスメートとイサーン料理を食べに行った。最初に行こうとした店はタイ人の知り合いの女の子とその子とネットで知り合った謎の日本人の男がデート?をしていたのが外から見えたので私と友達は逃げるようにその前を通り過ぎた。別に隠れる必要はないんだけどなんとなくね。その日本人は先月タイに1週間ほど来て彼女に告白してふられたのに、また今月来たみたい。日本で何してんだか。その次に行ったレストランではソムタム(パパイヤのサラダ)、餅米、ガイトード(鳥の唐揚げ)、野菜のてんぷら、ナムトック(豚肉の辛いサラダ)を頼んで2人で230バーツだった。いや、安い安い。また食べ過ぎちゃった。料理を食べた後はマックでアイスを食べて8時頃まで話していた。

マックと言えばこの前突然マックのバニラシェイクを飲みたくなって学校帰りに寄ったけど売ってなかった。どうしてもシェイクが飲みたかったのでバーガーキングにも行ったけど売ってない。タイ人ってシェイク飲まないのかな。マックにはパパイヤのサラダとバナナのパイ、KFCにはナムトック味のチキンと御飯のセットというタイ独自のメニューがあるのにさ。


8月15日(木) 終戦記念日

今、日記の日付けをチェックしていて今日は終戦記念日だと気付いた。終戦というより敗戦だと思うけどまあそれは置いといて、日本にいると当たり前に共有していた情報やニュースが自分で積極的にチェックしないと入ってこないのでついつい世間から取り残されてしまいがち。だいたいちょっと前までアメリカがイラクに戦争を仕掛けるかもしれないなんてニュースも全く知らなかった。今日授業中にその話題にり、またアメリカとイラクの間に微妙な空気が漂った。イラク人は「戦争には慣れているからイラク人は誰も戦争なんて恐いと思わない」と言っていた。でも戦争に慣れてしまうということ自体が恐いことだよね。またイラクでは戦争中に使われた科学物質の影響で白血病の率が異常に高いそう。戦争なんていいことない。まったく戦争がなくなるとは思わないけど必要悪だとも思わない。少しずつ防げたらいいかな。日本の外交手腕じゃ無理だろうけどね。

世界の動きに取り残されないようにニュースを見なきゃと思うけどタイのニュースを見てもまだ「???」天気予報ぐらいしか理解不能。しかもタイの海外ニュースは先生によるとすべてCNNを通しているらしいのでまったくもって視点&内容が片寄っているらしい。気をつけないと私の見方も片寄ってしまいそう。


8月16日(金) イラク料理

午前中の授業は2時間あって最近は全て読み書きの練習をしている。毎日個別に先生と読みの練習をするんだけど今日は私が最初にあたって読みの練習をした。普段は1人10分ぐらい読まされるんだけど今日は1時間もかかった。すごい疲れた。最後のほうになると全く集中力がなくなって間違え続出。でもいい勉強。

夕方は金曜日恒例のクラスメートと食事に行った。今週はイラク人が家の近くのイラク料理に連れて行ってくれた。スクムウィットのアラブ人街の奥のほうの店で自分1人だと絶対は入れないようなお店だったので興奮して写真とりまくってしまった。お店の入り口で怪し気な(見た目だけ)おじさんたちがパンを釜で焼いていてその横ではお肉の串刺しがあった。しかも周りの女の人は全てチャドルをかぶっていて中華街のとき同様私のアラブ気分を盛り上げてくれた。イラク料理店はお酒がないので健全にバナナシェイクで乾杯。イラク人は私たちの為にシシカバブ、ラムの焼いたの、豆と胡麻のペースト、パン、紅茶を頼んでくれた。行く前は「イラク料理って大丈夫かな?」と心配していたけど心配無用!すごくおいしかった。特にラムがこんなにおいしいとは思わなかった。ラム肉くせになりそう。値段もまあまあだったので満足満足。

食事の席で最近の授業の話になった。イラク人男は最近の授業が読み書きだけなのにすごく不満を持っていて初級が終わったら学校を移る予定だそう。彼は政府派遣だから最後までいると思っていたのでショック。アメリカ人女は12月でアメリカに帰るつもりだし、クラスメートの日本人女も初級で学校を変える予定だって言ってた。寂しい。私も時々読み書きだけでじゃなくて喋りたいなとも思うんだけどとりあえずはチュラで頑張ろうと思う。何ごともどこにいるかと言うことよりも自分の努力次第だと思うので。今8月16日現在私は勉強やる気満々。あれもこれもやろうっていろいろ計画してる。


8月17日(土) 水牛

最近学校の授業で慣用句を習っていて私のお気に入りは水牛物。タイは昔農業に水牛を使っていたので水牛を使った慣用句が沢山あるそう。「水牛みたいにばかだ」。水牛は水田でノロノロ仕事して人間の言うことを理解しないところからつくられた言葉らしい。でも水牛に機敏さを求めるのも酷だと思うけど。早足で歩く人のことを「水牛を探しているよう」に歩くと言う。昔の泥棒は水牛を盗んだけど水牛は歩くのが遅いので泥棒が水牛を引っ張ってとろとろ逃げているうちに持ち主が気付いて早足で泥棒を追い掛けたことが語源だそう。なんだか響きが素敵なので足の速いアメリカ人女に「水牛でも探してんの〜?」って感じで多用。

水牛と言うタイ語は一歩発音を間違えるととても下品な言葉になる。他にもその下品な言葉と似た発音の単語は多いので授業で読みの練習のとき大声で下品な言葉連発になってたりして。気をつけてるんだけど発音と声調が難しいんだもん。


8月18日(日) コインランドリー

今まで洗濯物はジーンズなど手で洗えないものはアパートの洗濯屋さんに1か月30着300バーツの月極契約で洗ってもらっていた。毎月30着も使い切れないのでもったいないな〜と思っていたところ最近アパートの屋上にコインランドリーがあることを発見したので今日初めて使ってみた。全自動洗濯機が3台置いてあるだけなんだけど1回20バーツで断然お得。洗濯物を持って10時半頃屋上に行くともう3台とも埋まっていて且つ3人も待っていたので引き返してきた。1時間後もう一回行くとまた3台とも埋まってた。また部屋に戻って12時頃行くと3台とも埋まっていたけど後10分で終わる洗濯機が1台あったので待ってみた。私がその洗濯機を使い始めたら続々と5人ぐらいまた人が来た。ちなみに大家のおじさんもその中にいて嬉しそうに「もう1台増やすか」と言ってた。お願い、本当に増やして。

昨日の夜テレビでタイの著作権キャンペーンのコンサートをやっていた。王宮前広場に各部門に別れ特設会場が設置されていたみたい。タイの有名な歌手が大勢出てた。Palmy, Silly Fools, カラバオ, Bird, Marsha, May, Aom, Losoなどタイの音楽を知っている人なら「おお〜」と思うような人が2、3曲ずつ歌ってた。私のお気に入りのSilly Foolsは3曲歌ったんだけどすごくよかった。いや、かっこいい。彼等のコンサートがあったら是非行きたい。フィナーレに大勢で歌っていたとき先輩歌手が後輩歌手の肩を抱いて歌っていた。まるで本当は仲が悪いことを隠すかのように(あくまで想像)殊更仲良しさをアピールしていた。24時間テレビの加山雄三の様に。24時間テレビなんて見たことないけど、イメージ、イメージ。


8月19日(月) 身の危険を感じる男達

私のクラスメートの日本人男の体験談。ある日突然アパートに電話がかかってきて「僕のこと知ってる?」「君のこと良く見かけるよ。何してるの?」とまったく見知らぬおかまらしい人から電話がかかってきたそう。「どうやって電話番号を調べたのか不明だけど多分後をつけて来たのだろうと思うと気持ち悪い」と言ってた。彼はおかまに好かれるタイプなのか(というか同一人物か?)アパートのエレベータに乗っているとおかまにじっと見つめられ、自分の階で降りたら後を来られたそう。「にらんだらいなくなったけど恐かったよ」って言ってた。

彼を始め日本人の男の子は夜繁華街を歩いていて突然おかまに触られるから嫌だと言ってた。ある人はコンビニでおかまにいいよられ、ある人はトイレで見つめられ、あらゆるところで狙われてる。男にどう接するか難しいところみたいで友達が作りにくいって嘆いてた。この国は男のほうが身の危険を感じる率高し。男の子達がそう言ってた。いいことだ。これで男達も女の人の気持ちが分かるでしょ?

今日習った慣用句。「タイ語は蛇蛇魚魚だ」イコール「タイ語は喋れます。でもうまくありません」。


8月20日(火) タイの家族

授業で家族関係の言葉を習った。祖父母の呼び方が父方、母方で違うとか両親の兄弟は兄か姉か、父方の弟妹か母親の弟妹かで違うというのは知っていたけど玄孫や玄孫の子供の言い方まで習ったので疲れた。そもそも辞書を見ていて「玄孫」って日本語でなんて読むのかの方が気になったんだけど。

家族関係の話で思い出したんだけど以前からまいちゃんの話題によく"My Niece"というのが出てくるんだけどそれが誰なのかとっても気になってる。まいちゃんは2人姉妹なので最初はお姉ちゃんの子かなと思っていんだけど実はお姉ちゃんは結婚してないし子供もいないことを2年前位に知ったので「姪」っていったい誰だ?と私の中ですごい疑問になってる。隠し子?未婚の子?今更「姪って誰の子」なんて聞けないと思っていたけどやっぱり気になるので今度聞いてみようっと。


8月21日(水) ポルトガル音楽演奏会

昨日授業の後政治学部の1年生がクラスにやって来てなぜタイ語を勉強してるのかインタビューしたいとのことなので今日放課後会う約束をした。結局40分経っても現れまなかった。その代わり中庭でポルトガルの医学生達のコンサートが始まったので見学した。スペインにもある伝統的な音楽を男の人たちがギターやマンダリンで弾く有名なやつ。名前を忘れちゃいました。演奏会はとても楽しかった。しかも彼等はみんなかっこよかったので目の保養。タイ人なんか目じゃないね。そこで知り合ったタイ人の学生と先生に演奏会の後お茶に誘われ「よし、医学生と喋るチャンスだ」と思ったけど恥ずかしがりなので結局タイ人の女の子と世間話をしていた。もったいなかったな。


8月22日(木) 恥ずかしながら

日記のアクセス数が増えた。内輪の友達や家族に近況報告する目的で始めた日記だったけどまったく知らない人も読んでいるかと思うと嬉しい。あ、今まで私が特定個人や出来事について書いてきたことはまったくの主観であり本当はいい人達です、って今更取り繕ったりして。

それよりも今日はちょっとショックなニュースがあった。仲のいい日本人の女の子が初級2限りで学校を移ることに決めたそう。彼女がチュラの読み書き中心のコースに不満と焦りを持っていたのは前から感じていたけど本当に学校を移ることを決めたと聞いてびっくりした。まだ決めてない見たいだけど個人レッスンを日本語でしてくれるところに行くみたい。そうやってどんどん人が減って行くんだなと思うと寂しい。


8月23日(金) まいちゃん一家プラスαと食事

夕方まいちゃん一家と"OISHI"という日本料理店に出かけた。途中でP'Puiをタイ航空事務所で拾って行った。なんでP'Puiもいるのか不明なんだけどタイ人とのお出かけは知らないうちに大人数になってることが多い。OISHIというのはビュッフェ形式の日本料理店。まいちゃんのお母さんのおごりだったので正確にはわからないけど一人当たり500バーツ近くするはず。鉄板焼、寿司、すきやき、しゃぶしゃぶ、お汁粉、刺身などありとあらゆるものがある。鉄板焼は好きな具を選べる。今月はU.S. Beefフェスティバルなのでおいしい牛肉をたっぷり食べた。鉄板焼の具に皮を剥かれたカエルがどっさり積んでありびっくりした。グロテスクすぎる。まいちゃんは普通の顔でトングで足をつまんでぶらぶらさせながら「カエル食べようよ」って言ってた。お肉はトリみたいでおいしい。まいちゃんはすき焼き好きでOISHIでもしょっぱいって文句言いながら結構食べていた。日本の私の家に来たとき母がつくってくれたすき焼きがすごく気に入ったみたいでことあれば「玲子のお母さんのすき焼きが今まで食べた中で一番おいしい」って宣伝してくれてる。

まいちゃん一家が今一番好きなテレビ番組はテレビ東京のテレビチャンピオン。タイでもケーブルテレビでやっている。みんな赤坂さんや小林君等の名前を知っているばかりか「赤坂は甘味大食い決勝戦でウェディングドレスのボタンはずしながらウェディングケーキを食べてたね」等かなり細かいところまで覚えてんの。しかもテレビチャンピオンに出たお店巡りツアーがあるらしく、まいちゃん一家も本気でツアーに申し込みするかどうか悩んでいた。「それよりもお店の住所をチェックしてれいこに連れて行ってもらおうよ」と言う話も出てた。嫌です。


8月24日(土) お菓子の島コ・クレット

フリーペーパーに載っていた「お菓子の島への小旅行」という記事に触発され、物好きな私は日本人女の子とノンタブリーにあるクレット島に行って来た。BTSサパーンタクシン駅からチャオプラヤー・エクスプレスボートに乗った。涼しい風をうけながら両岸の風景を楽しめるボートはとても楽しかった。ワット・アルン、シンハービール工場などを通り過ぎながら約1時間で終点のノンタブリーに到着。そこからはバスに乗りクレット島対岸のパーク・クレットに行った。私たちは間違えて船着き場のかなり手前でバスを降りてしまったけど親切なおばさんに助けられモーターサイで10バーツでパーク・クレットに行くことができた。パーク・クレットからは更に渡し船に乗り込み漸くクレット島に到着。迷っていたので所要時間約2時間だった。

「お菓子の島ではお菓子の実演販売を所所でやっていて物凄く楽しい!!」みたいに記事に書いてあったけど実演販売なんて飴細工のおじさん1人しか見つけられなかった。しかもお菓子はハエがたかりまくっていてとても買う気になれなかったし。がっかり。この島は素焼きも有名で屋台の飲みものを15バーツよけいに出すと素焼きの入れ物にいれてくれる。そんな入れ物どう見ても邪魔なので私たちは普通にビニールにいれてもらった。でも周りを見渡すとみんな結構素焼きにいれてもらっていたのでびっくりした。きっと旅行気分で浮かれちゃったのね。帰りはバスでちゃちゃっと30分ぐらいで帰って来た。意外に私の家と近かった。お菓子の島は期待外れだったけど旅行気分は楽しめたのでよしとしよう。


8月25日(日) お買い物デー

チャトチャックに買い物に行った。私はリモコンを入れるカゴが欲しかったけど気に入ったのが見つからなかったので断念。友達がロウソクを買っていたのでなぜか私もつられてロウソクを買ってしまった。チャトチャックの後サイアムにバーゲンを見に行った。これも期待外れ。今日はこれでもかと言う程買い物のために歩いたので疲れた。その割には可愛いものは何も見つからなかったので疲れ倍増。お昼御飯もおいしくないのに1人80バーツもするところに入っちゃったし。もったいなかったな。

先週VCDプレーヤーを買ったので道端で売っていた"Shallow Hal"のVCDを買ってみた。前にまいちゃんが「安いVCDを買ったら映画館で隠し撮りしたものらしく前の人の頭が映ってたし音声も良くなかった」と言っていたので結構意を決して買ってみたんだけど映像も音声も普通だった。よかった。今日唯一のご満悦品。


8月26日(月) アメリカ人女の帰国日程

今日アメリカ人女が突然「私10月で学校辞めてアメリカに戻るから」って言い出した。彼女の滞在予定期間は私が聞く度に縮まっている。

6月下旬 「そうね、上級までいるから1年は滞在するかな。」
7 月下旬 「やっぱり12月のクリスマスで帰ることにするわ。」
8 月下旬 「10月上旬で辞めて下旬には帰るから。もうこれ以上外国でなんて暮らせない」

よく考えてみると1か月毎に縮まっていたのね。彼女は16歳からムエタイをやっていて、最近は放課後毎日のようにムエタイ事務でトレーニングに励んでいるみたい。まったく奨学金までもらって何しに来たんだか。でもせっかく仲良くなれたのに寂しい。

今日ついに今月の家賃の請求書が来た。電気代がなんと300バーツも節約できた。クーラーはすごく電気代を食っていたんだ。来月はもっと電気代を節約しようと更にやる気が出た。コンピューターも電気食ってるだろうし、ネットに繋ぐ上に電話回線が良くないのでぶつぶつ切れるのため電話代も膨大になっている。これもどうにかしないと。日本のテレビでよくやってたドケチ生活術に出ていた主婦にちょっと共感が湧いた。来月は目指せ家賃全て込み5000バーツ。


8月27日(火) ちょっとした差別?

今日のテーマは結婚についてだった。先生は「タイの女性は結婚するまでヴァージンじゃなくちゃいけないのよ。」て言ってた。ただし今は考え方が変わって来ていて先生の調査と言うか単なる周辺の男の人に聞いたところによるとヴァージンじゃなくても気にしないと言った人が70%、ヴァージンじゃなくちゃ駄目!といった人が30%ぐらいだったそう。イラク人はイラクでは結婚後妻がヴァージンじゃなかったとわかったら十分な離婚理由になる、というか即離婚って言ってた。

次に同棲についてどう思うかと言う話になった。タイでは最近結婚前に同棲するカップルが増えているそう。でも女の子の親はやっぱり嫌がるらしい。日本の男の子達はどう思うかと言う話になったとき「自分自身ならOK。もし自分の息子だとしてもOK。でも娘だったら同棲は反対」みんな言ってた。そんなのおかしいじゃん!しかもさっきは結婚相手がヴァージンじゃなくても気にしないってみんな言ってた癖にさ。結局は結婚前女にだけきれいな身でいることを要求してるわけでしょ?ちょっとした男のロマンなのか?でも男はどうなるのさ、男は。もし女に”きれいな”身でいて欲しいって思うのなら男だって結婚前まで童貞を守るぐらいの覚悟でいて欲しいね。やっぱり世の中はなんだかんだいってまだまだ主流は男社会なのよね。そしてここはアジアだし。でもそういうウ゛ァージン信仰がアジアでの児童買春に繋がっていると思うと見過ごせない話。


8月28日(水) アピールし過ぎ

クラスメートのイラク人男は自分の知っていることはとにかくどんな小さいことでも自信たっぷりに発言する。たとえ間違っていようとも。

その1 他の人が指されていてもすかさず答えを言ってしまう。
その2 タイ語で英語の言葉がどう発音されるかと言うことを説明していたとき先生がアメリカ人女に「これ英語だとどう発音する?」って聞いたらなぜかイラク人男が英語で答えていた。おかしいって。先生はネイティブに聞きたかったはずだしお前の英語の発音はそんなにうまくないだろ(私の心の声)
その3 アメリカ人女がタイ語の無声音のPをうまく発音できなくて先生と練習しているとなぜかまたイラク人男が横から「これはこう発音するんだ」って口をつっこんできた。お前のタイ語の発音は英語以上にうまくないだろ(私の心の声)ってまた思っていたら先生もムッとしたみたいで「その発音違うから」って流してた。

最近ちょっとしたことにアラブとの越えられない壁を感じる。アラブはやっぱり未知の世界だ。


8月29日(木) 究極の選択

ついに風邪を引いてしまった。鼻水が出て多分微熱もある。明日ひろしに会いに行かないと。教室の冷房が効き過ぎているので毎日冷蔵庫に入れられているよう。いつか風邪を引くだろうとは思っていた。教室の冷房は微調整が効かないのでつけるか切るかの選択肢しかない。つけていると凍えるけど切ると私の横の人の体臭がすごく臭ってくるので毎日究極の選択を迫られてる。

タイは一般的に冷房を効かせ過ぎ。映画館ではいつも冷えて途中でトイレに行きたくなっちゃうし、昔ホテルの会議室の会議に参加していたときはスーツを着ていたにもかかわらず凍え死にそうだった。省エネと言う思想はないのかな。涼しいというのがタイ人にとって最高にいいことというのはわかるけど限度があるでしょ限度が。毎日教室でTシャツの上にカーディガンを羽織っていたんだけど今日はついに我慢しきれなくてまさかのとき用に持って来たウィンドブレーカーを来てた。そんなのバンコクで着る機会があるなんて思わなかった。それなのにイラク人男はまだ暑いみたいで手であおってた。絶対体温調整機能がおかしくなってるに違いない。


8月30日(金) お調子者

友達のTちゃんには負けるけど私はかなりのお調子者。おだてられたり乗ってくるとかなりアホなことをしちゃう。そんな私と天下一のお調子者Tちゃんのいた日本での前の職場はかなりうるさかったみたいで前の島の人に「職場で歌を歌うのはやめて下さい。」って注意されたこともある。

先生と読みの練習をしていて「発音がはっきりしていてタイ人みたいよ」と褒められお調子者の私は浮かれちゃった。やっぱり生徒は褒めて育てないと。でもまいちゃんにはよく「なんで中国人みたいなタイ語喋るの?」と言われるので本当はまだまだ修行が足りないのよね。私の今の課題は語末のNとNGの発音の区別。先生にもよく注意される。会話になるとついついこの2つの語の区別を忘れてしまうんだよね。発音は気を付ければできるようになっただけどタイ人が喋ったのを区別するのはまだ無理。いつか区別できるようになるのかな。それが短期の目標。


8月31日(土) 証明書用写真

ビザ更新のための証明書写真を撮りに行った。友達がMBKで撮ったと言っていたので私もMBK2階の写真屋さんに行った。証明書写真はデジカメで撮ってくれるんだけどとにかく枚数が多い。1シート42枚もあって250バーツとお得。でもどう考えても42枚も使いきれそうもないので6枚150バーツのセットにした。

撮影に使われる部屋に入ると壁にヌード写真が貼ってあったので「もしかして変な店なのか?」って焦った。とりあえず普通に写真を撮ってもらって30分後に受け取りに行った。出来上がった写真を見るとなんだかボカシと修正が入れられているような気が。整形したけどやっぱり売れない女優さんみたいな顔になってた。修正しなくてもいいのに。