ACT2 LAST CHILD〜月の小舟の落し物〜

                                                             3.ロックス

かつてない強敵に大馬とビスマルクの力の限界を超えた戦いが繰り広げられます。


■銀座”ロックス”

GM:大馬は「運転」技能初級を持っているので、大型ダンプを運転して無事に目的地まで到着したことにしましょう。
ビスマルク:ちょっと待て。俺はあと『衝動』1点で「暴走」するぞ。どこかで飯を食わせてくれ〜。
GM:時間も無い事ですから、吉野屋の牛丼をテイクアウトして食べた事にしましょう。エナジー5点と『衝動』1点を回復しました。大馬は大型ダンプ車を銀座の一等地にある“ロックス”に横付けしました。

GM:”ロックス”は頑丈そうなシャッターが下りていて店内は真っ暗だよ。
大馬:俺たちが来ることはすっかり知られているようだからな。ふふん。ビスマルク、≪微弱電操(スパーク)≫でこのシャッターを開けてくれ。
ビスマルク:ワイキキ!
大馬:よし、お次は警報装置をオシャカにしてくれ。
ビスマルク:ダイヤモンドヘッド!
大馬:店内の明かりを点けろ。
ビスマルク:アラモアナ!
大馬:いいぞ!お次はっ。
ビスマルク:…ちょ、ちょっと待ってくれ。GMよ、店内の電気系統は一括で制御できないのか?エナジーが持たん。ぜえぜえ。
GM:いいですよ(笑)。
ビスマルク:早く言えーっ!
大馬:ちっ。
ビスマルク:「ちっ」じゃねぇーっ!

通行人が多数行きかう中、「岩城工業梶vの作業服を着た男と大型犬はダンプ車の陰に隠れて作業をした。銀座の一等地であからさまに怪しい奴らである。ビスマルクの≪微弱電操(スパーク)≫でシャッターは作動しゆっくり上がっていく。自動ドアが開き、店内の照明が点いた。

大馬:ふふん。回りくどいやり方は苦手なもんでね。正面から行くぜ、ビスマルク♪
ビスマルク:よし、入るか。
GM:通常なら警報装置が作動するところだが、ビスマルクの≪微弱電操(スパーク)≫で機能停止中です。
店内には人影はなく、ショウウインドウ内の宝石類が照明に照らされ無防備に煌いている。

ビスマルク:「ちっこい石は無視だ。俺たちが探しているのはもっと大きい石だぞ。なにせ重機で運ぶ位重いからな」と言えずにいる俺。オワフ島!
大馬:完全に喋ってるじゃねーか!リプレイではカットだな…。

裏コメント:リプレイにはありのままを掲載させて頂きました(笑)。

ビスマルク:喋れないってすごくつらいな…。「暴走」すれば副作用も解除になるらしい。「おい大馬。早くブチ切れようぜ!」と心の叫び。


■平・スティーブン・清

GM:「ちょっと、なんなのよぉ!なんで、アタシのお店にでっかい犬がいるわけぇ?」と店の奥からオネェ言葉の男性の声が聞こえる。180cm位の長身でマッシュルームカットにダリの様なピンとした髭を生やした、緑色の瞳の優男が現れた。
大馬:カ、カマキャラだ。関わりたくねえ…。ふふん。頭をポリポリ掻いて。用件は簡単だ、あんたのとこに”岩城工業株式会社”から”石”が運び込まれたはずだ。それを回収させてもらうぜ。

GM:スティーブンは大馬の着ている作業服を見て、「なに言ってんのよ。あんた岩城工業の人じゃない。
いまさら返せってどういうことよぅ!」と言う。
大馬:俺を”岩城工業株式会社”の人間と思っているのか。なんであの”石”をあんたに渡せばうちの社員の変な病気が治るんだい?
GM:「あら?なんでそんな事を聞くわけぇ?ナンで石を回収にきたのよぉ!」とスティーブンは大馬の事を疑っているよ。【幸運】か「交渉」技能で目標値12出さないと話がこじれます。
大馬:俺たち一般の従業員には”石”とあんたの関係は知らされていないんでね。ちょっとした疑問さ。なんだかいきなり疑われたので【幸運】で判定しますか。(ダイスを振って)達成値8。まあいいさ、ここではダイスの振りなおしはしないぜ。

GM:「ふーん、あんたは病気の同僚に相談されたってとこかしらねぇ?でーも、残念でしたぁ。あんたに”石”は渡さないわよぉ。あんたんとこの社長には病院の紹介状と治療費に見合う金額プラスないしょ分を渡してるのよぉ。どお、文句はないでしょ?」とスティーブン。
大馬:なるほどね。
GM:「ところで…さっきから気になってる、そのでっかい犬とあんたが岩城工業で暴れてたわけねぇ?”悪魔憑き”を倒したって事は、あんたたちも”悪魔憑き”なわけぇ?」とスティーブンは尖った髭を伸ばす。
大馬:へえ、地獄耳だな。ふふん、それなら話は早いぜ。あんたも”悪魔憑き”なら銀座のど真ん中でおっぱじめるかい?
GM:「んも〜、せっかちな人ねぇ。こんな所で暴れられたら、明日から営業できないじゃなぁい!あんたたち”石”が目的なんじゃないの?”石”の事が知りたいんなら、アタシについてらっしゃい」とスティーブンはどこかへ誘おうとしている。どうする?
大馬:ふふんと笑みを浮かべてついていくよ。
ビスマルク:俺も大馬に続くぞ。

スティーブンは店舗奥にある扉から事務室を抜け、裏口から「ロックス」の入っているビルのフロアに出た。
ビルのエレベーターに乗り込み、最上階である15階へ向かう。15階から更に階段を使い、屋上へ出る扉の鍵を開け、外へ出た。

GM:「どお?ここからの眺めは案外いいのよねぇ」となぜかフレンドリーなスティーブン。たしかに銀座の夜景が美しい。そして、今夜もなぜか満月だったりする。「この世に名残がないように綺麗な夜景を見せてあげたいっていうアタシの粋な計らいよ♪で?あんたたちが”石”を狙う理由を聞いておこうじゃないの?まさか、なあ〜んにも知らないで狙ってるわけじゃないわよねぇ?」。

大馬:”石”のせいで岩城工業の従業員が”悪魔憑き”になっちまった。俺たちは”悪魔憑き”事件を解決するのが仕事なのさ。さあ、”石”を渡してもらおうか?
GM:「ふ〜ん、正義の味方って訳ねぇん。よくあの”石”が原因だって分かったわねぇ。青い月の輝く夜はアタシのリップも滑らかになるのよねぇ。あんたたちが狙ってる”石”には、御見込みの通り”悪魔寄生体(デモンパラサイト)”が付着しているのよん。しかも何種類もね。でも、あの”石”の価値はそんなものじゃないのよねぇ〜」と楽しげに話すスティーブン。
大馬:ほ〜う。他にどんな秘密があるんだい?
GM:「う〜ん、あの世に持って行くにはいい思い出になるかもね。いいわ、教えてあげるわ。”石”の正体はエコンドライトよん。あんたに分かるように言うと「隕石」ね。隕石の分類でいうとシャーゴッタイト。火星の隕石なのよん♪」ピンッと髭を弾いて、自慢気にスティーブンは話す。
大馬:なに?
GM:「付着している”悪魔寄生体(デモンパラサイト)”なんてぜ〜んぜん興味ないのよねぇ。アタシが必要なのは”石”そのものなんだからん。あ〜ら、お喋りしすぎちゃったかしらん」とスティーブン。
ビスマルク:フィギュアスケート並みによく滑ってるぞ。お前の口は。…またカットだな。マウイ!
大馬:そうだったのか!やはり”悪魔寄生体(デモンパラサイト)”は宇宙からの侵略だったのかっ。これですっきりしたぜ、スティーブンさんよ!

裏コメント:大馬の「悪魔に対する感情」は「宇宙からの侵略」なのだ。

GM:「あら、アタシなんかいい事言ったかしら?」首をかしげるスティーブン。「宇宙からの侵略」なのかは分かりませんけど、宇宙から来た物質に付着していた、又は付着したって事ですね。


■ブリガンダイン

GM:「リップサービスはここまでよ。さあ、楽しい夜にしましょ♪」と言ったスティーブンは”悪魔化(デモニックフォーム)”する。【知力】又は「知識(共生生物)」の判定をしてください。目標値は13です。
大馬:(ダイスを振って)うげ!致命的失敗。で、何?おたく。
ビスマルク:俺もやっとくぞ。まあ、2dじゃ無理だろ。(ダイスを振って)達成値7。さあ、なんなの?
GM:「ちょっと、あんたたち失礼よ!よーく、見てよっ!」スティーブンのマッシュルームカットの頭はそのままフルフェイスのヘルメットのように変化する。体表から液体を噴出し、着ていたスーツはぐっしょりと濡れ、タイトなライダースーツのような硬い鎧に変化した。「どお、これでも分からないの?ブリガンダインよう!いいからあんたたちも”悪魔化(デモニックフォーム)”しちゃいなさいよう!」なぜか切れてるスティーブン。

大馬:…面白いなあんた。へー、カルトロップじゃないんだな。何か俺たちと同じような雰囲気だな。それじゃあ俺も”悪魔化(デモニックフォーム)”だ。ザワっと獣毛が全身を覆い、岩のように筋肉が盛り上がり、作業着が破ける!
ビスマルク:お言葉に甘えて”悪魔化(デモニックフォーム)”。『衝動』1点溜めて、またもや「暴走」リーチ。
俺は棘棘な甲冑風な外見に変化する。

GM:よっしゃ、戦闘行きますか!行動順ですが、スティーブン(12)→大馬(10)→ビスマルク(9)ですね。ちなみにスティーブンは始めから<ヴィシャス>化しています。
ビスマルク:俺は「ターン開始」のタイミングで岩城工業戦で手に入れた「魔結晶」の≪潜伏(ハイドインシャドウ)≫を使うぞ。このターンの最初の攻撃を「不意打ち」として扱うぞ。
GM:お?「魔結晶」早速使うのね。でも行動値はスティーブンが先なので遠慮なく行かせてもらうよ。こいつがブリガンダインのどのレベルか分からないと攻略できないかもね。ふふふ…。スティーブンは通常行動で≪氷結武器(アイシクルウェポン)≫を使い氷のサーベルを形成した。そして大馬に肉弾攻撃!達成値は20です。大馬は【機敏】で回避してください。当たると痛いですよ。

大馬:それは避けないわけにはいかないな(笑)。(ダイスを振って)12かー、全然足りん!『衝動』1点蓄積するしかないか。振りなおし(ダイスを振って)17…(涙)。あきらめよう、ダメージもらおう。その前に『衝動』第4段階に突入。(ダイスを振って)11で「自虐」ーっ!自分が許せない。自分へダメージだとー?!
GM:ぬふふ。
大馬:自分へのダメージ行きます。(ダイスを振って)13。グロォーと自分の身体を引き裂いた。こいつはキツいぜ。経験値20点頂きました。ビスマルクよ、敵は手ごわいぜ。
ビスマルク:自分で自分を攻撃してんじゃねーか。
GM:大馬は肉弾防御力が4あるので、ダメージは9です。残りエナジーは30です。更に回避に失敗した事で、スティーブンの氷のサーベルが身体を突き刺す!華麗なステップで大馬に近付き、鋭い一撃を与えた。「ふふん、そんな動きじゃアタシの攻撃はかわせないわよん」と余裕のスティーブン。(ダイスを振って)大馬の肉弾防護力を差し引き24点のダメージです。残りエナジー6!なんとか持ちこたえたね。
大馬:そのダメージは効くなー。氷のサーベルどころじゃないよ、ランス(槍)だよ。俺の身体を巨大な氷柱が貫いた!こ、こいつ強えぇ…、オカマなのに。

裏コメント:さすが共生生物です。しかも<ヴィシャス>化しているのでかなり強力です。

GM:次は大馬の行動です。
大馬:俺の攻撃だが、さすがに第5段階の副作用は怖い。通常行動で≪戦闘高揚(アドレナリンコントロール)≫!攻撃行動で≪剛腕の一撃(パワーブロウ)≫!グロロッ、俺の渾身の一撃だぜ(ダイスを振って)21か。うーん、これでどうだ?!
GM:達成値21ですか。相手は4dですよ、振り直ししなくていいんですね?スティーブンは華麗に避けを試みる。(ダイスを振って)回避の達成値はなんと22!こいつ避けやがったよ!
大馬:くっ…。
GM:「うふふ、あんたの攻撃、遅いわよ〜ん♪」スティーブンは軽やかな身のこなしだ。

裏コメント:序盤の戦闘の流れはスティーブンに傾いてますね。


■強敵スティーブン

大馬:ビスマルク頼んだぞ。「暴走」する前に≪混沌爆砕(ケイオティックノヴァ)≫行っとけ!
ビスマルク:当然だ!この攻撃は避けられまい。≪混沌爆砕(ケイオティックノヴァ)≫!カメハメハーー!「不意打ち」扱いで(ダイスを振って)達成値24だ!
大馬:か、かめはめ波(笑)?偶然なのか必殺技っぽい言霊降臨だな。
GM:お、出目いいね。スティーブンはこの攻撃を回避できるか!(ダイスを振って)達成値は16!ビルの屋上を基点に強力なプラズマが発生し、銀座の一角に眩い閃光をまきちらした!スティーブンは全身に電撃を浴びた。
ビスマルク:よっし!更にダメージに+1dされるぞ。 ダメージは33点。しかし、この最終能力のダメージにしては物足りない気が…。よし、ここは『衝動』1点蓄積して振り直しだ。これで「暴走」に突入!そしてダメージは40!キターー!
大馬:ビスマルクーっ!

裏コメント:やはり≪混沌爆砕(ケイオティックノヴァ)≫は強力ですね。ビスマルクのダイスも走って、ダメージ絶大です。

GM:ダメージ40、でか!特殊防御力3点引いて、ダメージ37点喰らったー!スティーブンの重装鎧のような外骨格の表面がガラス質状になって破片がポロポロ剥離する、全身に青白い電流がビビビッと波打っている。しかしまだ立っている!
大馬:いや、効いているはずだ!
GM:これしきっ!
ビスマルク:俺の身体に変化が起きる。甲冑の棘棘が更に太く長くなり、身体が一回り大きくなった。
GM:ビスマルクはエナジー40点追加してください。今後、全てのダイスを4dで行ってください。そして「副作用」の効果が解消されています。
ビスマルク:なに?最後の一言が一番嬉しいぞ!
大馬:あ?しゃべった。

裏コメント:”悪魔憑き”は絶体絶命のピンチに陥ると「暴走」をします。強力な力を発揮しますが、何度も「暴走」しすぎると<ヴィシャス>化し、悪の”悪魔憑き”としてNPCになってしまうという代償がつきます。良い子は真似しないようにしましょう(笑)。

GM:続いて第2ターンです。ターン開始時の能力は特にないですか?
大馬:ターン開始で≪超肉体限定解除(アンリミテッドワイルドグロース)≫!最終能力だっ。俺の銀の獣毛がザワっと逆立ち、筋肉が小山のように盛り上がる。さらにその姿のバックには大きな満月が。
ビスマルク:カッコいい演出してる場合じゃないぞ。

GM:では、行動順は変わらずで、スティーブンからです。通常行動で≪生体鎧(フィジカルアーマー)≫を使います。体表が滑らかなセラミック状になり特殊攻撃に+5の防御力を得た!「でっかいわんちゃん、よくもやったわね〜!今度はあんたに攻撃よう!」今度はビスマルクに対して氷のサーベルで攻撃します。達成値は17。低っ!ビスマルクは【機敏】で回避してください。
ビスマルク:よし、ここはなんとしてでも避けなければ。(ダイスを振る)達成値は17。ギリギリ回避だ!
GM:スティーブンのサーベルはビスマルクの身体をかすめ、氷の結晶を撒き散らす。間一髪回避成功です。

大馬:通常行動で≪戦闘高揚(アドレナリンコントロール)≫!攻撃行動で≪剛腕の一撃(パワーブロウ)≫!スティーブンに渾身限界の一撃!その拳は音速を超え、誰の目も捉えることはできない(ダイスを振って)19!ぶほっ。
ビスマルク:どこが音速だ。達成値低いじゃねえか。
DM:でも≪超肉体限定解除(アンリミテッドワイルドグロース)≫だから回避判定に−5だね。スティーブンの回避(ダイスを振って)12だった。大馬の拳はスティーブンの顔面を捉えたよ。ダメージください。
大馬:やったぞ!ダメージは(ダイスを振って)35ーっ!これでどうだ!!
GM:「痛いじゃないのさっ!乙女のフェイスにっ!」。ダメージは29通ったよ。スティーブンの顔がひしゃげた。
大馬:乙女じゃねえ!お前はオカマだ。では恐怖の『衝動』第5段階の副作用は(ダイスを振って)「定着」。24時間変身が解除されない。まあ、良かったな…、明日の会社は有給休暇だな♪経験値30点頂きます。

ビスマルク:俺が止めを刺すぞ。おっと、その前に≪肉体修復(ヒーリング)≫でエナジー回復しておこう。(ダイスを振って)14点回復だ。特殊能力使い放題はいいな♪そして、スティーブンに≪落雷白電(ライトニング)≫を放つ。(ダイスを振って)達成値は19。厳しいか?
GM:(ダイスを振って)白い雷がスティーブンを直撃する。「乙女のヘアーがチリチリよ!」スティーブンの発言壊れ気味です。特殊防御力が強化されたのでダメージは9しか通りません!
ビスマルク:ブリガンダイン硬いな!大馬、あとは頼んだぞ。
大馬:まだ生きてる?!なんて男だ。いや、オカマだ。
GM:「乙女よっ!」とスティーブン。
大馬:知らねーよ。

裏コメント:戦闘の流れはプレイヤー側に傾いて来ているようです。



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