全日OBOG会in東海〜なつき生演隊史上最悪のピンチ!?(その5)


 そしてもうひとつはあのギターです。
 あれはあたしが高校2年の時に手にした記念すべき第一号ギターなのですが、実はあの赤いギター、弾くのはほぼ6年ぶりなんです。諸事情でエレキギターからは手を引いてアコースティックギター一筋になっちゃってさ。それでも弘前から札幌に帰るときにこのギターは持って帰って来たけれど、その後は手を触れることもなくただ置かれてるだけ(さすがにホコリはこまめに払っていたが)。でも捨てるにも中古屋に売るにも愛着があって踏ん切りがつかない。けど収納にはスペースをとる。
”ああもう、邪魔っけだなあ。どうにかなんないかなぁ”
ってずっと思ってたんだよね。それが今回、こういうイベントがあって、思いもかけずこのギターの出番となりました。
 というのも、ギターシンセで音を出すには楽器本体に専用ピックアップ


パーティー当日使用したギターと
専用ピックアップでございます

をつけなければならないというのは前述しましたが、ギターシンセとピックアップを購入した時
店員「このピックアップ、ギターに両面テープ貼って取り付けてる人も多いけど、それやると演奏中に何かのはずみで取れてしまったり、最悪の場合その時にギターの塗装まで一緒にはげてしまったりするんですよー。ギターシンセって、ギターに繋ぎさえすればあとはギターそのものの音の善しあしとは関係なく音が鳴るので、ほんとは使ってないギターがあったらそれに穴開けてドライバーとネジでガッチリ固定して、ギターシンセ専用ギターにしちゃうのが一番いいんですよねー」
その瞬間あたしは
「あーそれならちょうど、ホコリかぶって全然使ってないギターがあるんですっ!ドリルでも何でも穴開けてやっちゃってくださいっ!
てなわけでこのギターは、ギターシンセ専用ギターとして生まれ変わることとなりました。このままいけば粗大ゴミになるしかなかったギターに今回、このような形で新しい命を吹き込んであげられたのは望外の喜びでした。よかった(^-^)
 そんなこんなで生演奏はどんどん進み、最後は定番マケドンスコディボイチェで締めくくりとなりました。

 で、後片付けです。
けどその最中に、あたしが楽譜(自作もそうでないのも両方)をストックしてるファイルを興味深そうにしげしげとながめている女性さんがひとりおりまして。思わずあたしは
”おーい。あたしのきたない字で書いた楽譜見てどうすんだ”
内心ドキドキ。だって、どうせ見て下さるならフルスコアでぴしーっときれいに書いた楽譜を見てもらいたいのに、今回名古屋に持参した楽譜は自分のパートしか書いてない言わば書きなぐり同然のヤツばっかなんだもん。恥ずかしいやら申し訳ないやら。これからは第三者に見られることも意識して楽譜書かなきゃだめかしらなんて思いましたf^_^;

 でもって悩み多きOB会パーティーは終わり、次は恒例コンパです。で、その前に荷物を置いてきましょうということになり、10人くらいでまとまって名古屋クラウンホテル(※4)に向かいました。

(※4)愛大12回しば様とご縁が深いらしいホテル。今回は一泊4800円という破格の値段で泊まれたため、OB会出席者の内のかなりの数がここを利用したと思われる

 てなわけでチェックインした後部屋に荷物を置き、再び下のロビーに集まったあとは数人まとまってタクシーに分乗して会場にたどりつき、コンパ一次会の始まり始まり。
 ですがここでもまたキャオさん、いっしーさん、村重さん、あたしの生演隊4人で卓ができてしまい、なんか反省会のような光景になってしまいました。
 で、ちょうどその時後ろを通りかかった風太さんからは
「お。ここは生演テーブルですか」
とにこやかに声をかけられましたが、肝心のあたし達は
「あ〜今回はやっちまったよ〜」
とかなりロウな雰囲気f^_^;
 つうか生演隊って最近けっこう固まって行動すること多いですよねー。飲み会もそうなら、踊ってる時もいつの間にか”生演チェーン”になってたりするしf^_^;周りから
”生演隊のみんないっつも固まってんよ。感じわる〜”
とかって思われてないかちょっと心配……
 まあーでも実際、一緒にいると楽しいですし、それにメンバー全員で同じ目標を持って年に数回こういう活動をしてきて、しかも今回はキャオさん邸で泊まり込み合宿なんてことまでしちゃえば、どうしても結束が強くなるのは仕方ないんだよね。みなさまその辺をご理解くださいな。まあなるべく固まり過ぎず、いろんな人とコミを取りたいなと意識して行動してはいますが……
 そしてまた、必ずしも今回のことがきっかけってわけでもないけれど、踊りと生演奏の関係についていろんなことを考えさせられました。