2001年夏。大阪の旅 編(その2)

 そうこうしてるうちに、いよいよ生演タイムが始まった。初めこそ手に冷や汗はかくわギターの弦押さえる指先は緊張でかたかた震えるわで体と気持ちがかみあっていなかったが(・・・あたしだって緊張すんのよ)、プログラムが進むにしたがってリラックス出来てきたようだった。でも結構間違えちゃったなあ。ツァディクカタマーのメロディ途中から指がもつれてほとんど音になってなかったし、あとコハノチカでギターのチューニング変えるのにあれほど時間がかかるとは思いませんでした。どなたかが生演隊のメンバー紹介をしてくださって時間を稼いで下さいましたが(あせっていたので誰がメンバー紹介をしていたのか全く覚えていません。どなただったんですか?ありがとうございますm(__)m)あれでかなり間延びしちゃったかも。今でも結構気にしてます。踊ったみなさんも生演隊のみなさんもすみません。それと、コハノチカの繰り返し数きちんと打ち合わせるべきでしたね・・・


※ちなみにここに写っている4人全員、のちに楽器をグレードの高いものに買い替えています。そして、教授さんの隣には村重さんがいらっしゃるはずなのですが、 ここでは写っていません。ゴメンナサイ・・・・・

 あとはあたし個人的にはほぼ満足の行く仕上がりだったと思う。セイシャミルの前奏のマンドリン(ギターで代用したけど)は会心の出来だったし(^O^)

 そうして緊張しまくりの生演奏タイムも終わり、ひととおりご挨拶したあとは、これまた大急ぎで後片付け。一通りの作業が終わって戻って来たときはもうハーモニカがかかっていて、他に残すところあと1曲となっていた。

 結局、あたしはこのパーティーではセベルニヤスカコパニッツァと全日音頭の2曲しか踊らなかった。まあーしょうがないや。生演にからんでるとどうしてもそうなっちゃうんだよね。でもあたしはそれでいいと思ってる。

 さて、楽しいパーティーの後は当然楽しいの・み・会p(^^)q。だが、あたしはギターアンプや衣裳etcをまた家に送り返さなきゃいけないので、パーティ終了の余韻を楽しむ間もなくすぐに着替え&荷造り。それで出来上がった段ボール箱を、来るとき寄った郵便局へまた持って行くのだ。キャオさんやいっしーさんは
「郵便局までの道わかるの?」
と心配そうにしていたが、あたしは
「大丈夫ですよー。タクシーで来るときちゃんと道覚えましたから」
と気楽に答えて郵便局に向かった。しかし、やっぱり道に迷ってしまった。おまけにせっかく大阪市内の地図買ったのにコインロッカーの中に置いて来ちゃうし。

 結局、体育館前にあった交番で道を訪ね、やっとの思いで郵便局へたどり着いたのでありました。もう汗べしょべしょ。そんでもって段ボールの重さ量ってもらったら9kgちょいあった。そりゃー汗もかくわ。おまけに腕痛いし。それでようやく体育館に戻ってみれば、実行委員のみなさんがあたしのギターを持って会場を出ようとしてるところだった。すみませんf^_^;・・・

 結局0次会部隊とはぐれてしまったあたしは、実行委員のみなさんと行動を共にすることとなり、1次会が始まるまでギョーザ屋さんで時間をつぶすこととなった。でも、考えようによってはこれも0次会といえないこともない。みんなしてビール&チューハイ飲んでわっつり(なんか気に入っちゃったこの副詞)腹ごしらえしたし。

 で、いよいよ1次会の始まりです!なんか聞くところによるともう0次会本隊ではスパークする人間が続出したらしいけど(byげどうさんのけものみちでのカキコ)、それを引きずってか1次会が始まって15分後にはもう回生別挨拶がはじまり、1時間たたないうちにすでに「宴たけなわ」になっていた。そんな中あたしは何をやってたかというと−もう覚えてない(笑)何か出身をやったあといっしーさんにからみ、げんさん(菅谷さんの1つ下の方で、ユーオンリーユーを初めて講習なさった方だそうだ・・・恐れ多すぎ)を相手に一席ぶちかまし、富大の大滝さんにからまれたあげく「出身の時に水色のブラジャーが見えた」と言われf^_^;、なかなか宴会らしい宴会(艶会?)だったような気がする(そうなのか?)。ちなみにキャオさんのアコーディオン演奏は今回はなし。ちょっと残念。

 そんでもって2次会へ移動だが、こちらははじまって15分くらいでグースカ寝てしまったので、1次会に輪をかけてよく覚えていない。ただ、キャオさんから最高のほめ言葉を頂戴したのと、2次会が終わる頃つくいさんに
「なつき起きろコラ3次会行くぞ〜」
と何度となく頭ぶったたかれた(笑)ことがここでのトピックかな。

 で、3次会のカラオケに突入したわけだけど、あたしのおぼろな記憶ではこの時まだ0時前だったはず。けっこう前倒し前倒しで会が進んでたらしい。

 で、4つの部屋に分かれてカラオケが始まったわけだけど、結構早いうちに歌う部屋、寝る部屋と住み分けができてしまってたみたい。そんな中あたしは活動してる部屋にひと通り顔を出して、1回ずつポルノグラフィティの「アポロ」を歌って来てしまった。だってこの歌景気付けにもってこいなんだもん。でもユニコーンの「大迷惑」を歌った人の歌い方があたしに似ていたのには驚いた。あの絶叫歌いはあたしだけだと思っていたのだが(でもあたしのあの歌い方はオリジナルではなく、ちゃんと「師匠」がいる)、どうも違うようだ。でもやっぱ、絶叫するっていいよね!

 だが、そんな中突然「パーマン」のテーマソングを入れちゃったやつがいた。
”おいおい、せっかく絶叫系の歌で快調にトバしてんのにもうちょっと場の空気考えて曲入れてよ”

 だがこのパーマン、いざ歌わせてみると全日OB会バージョンの替え歌だった。楽しかったから許す。こんな感じ。
♪飲んで飲んで飲んで
 遠くで飲んでる つぶれてる
 来てよ○○(適当な名前) ぼくのところへ
 来てよ○○(適当な名前) わたしのところへ
 心つながる Tホールド
 飲んで飲んで飲んで
 行くよ待ってて 友達になろう
 手と手ジョッキとジョッキ
 つないでみんなで飲もうよ 大阪で
 飲んで飲んで飲んで
 来たよぼく○○(適当な名前) 飲んで


−よく思い出せないので、あたしが大幅に脚色しています。元の歌詞と違ってる可能性大。
本物はもっとおもしろかったはず。誰かあの時あたしと同じ部屋で歌ってた方、正確な歌詞の情報を求ム。

 そうやって歌ってるうちに酔いの覚めてきたあたしは、ふっと食べ物&ソフトドリンクを胃袋に入れたくなり、そーっとカラオケ屋を出てコンビニを探しに深夜の街を徘徊に出た。ほどなくそれは1次会会場の隣で見つかり、あたしはそこ−サークルK(だよね?)に入った。その時、あたしの脳裏にある考えがひらめいた。
”そういえば関西の方の赤いきつねと緑のたぬきって、関東より味が薄いって聞いたことあるけど、ちょうどいいや。この機会に買って帰って札幌で食べてみよう”
そんなわけで、カップ麺(赤いきつね〜はなかったので、実際にはどん兵衛のうどん〜緑カップの方)やウーロン茶etcを買ったのだが、そこでふっとあたしの中に悪魔のささやきが(大げさか)
”待てよ。よく考えたらここでお湯入れて食べちゃったっていいんだよな”
折しもレジの前には湯沸かしポットと、いかにもついさっき誰かが食べ終えたようなぬくもりの残る器&割り箸の入ったゴミ箱があるではありませんか。でも、嫁入り前の若い娘(あたしのことよっ!あたしの!)がコンビニ店内でカップ麺を立ち食いですするなんてはじゅかしい(意味もなく舌足らず)。うーんでもおなかすいたよう。どうしよう。でも旅の恥はかき捨てっていうし・・ええいもういいや、食べちゃえっ!

 てんで小○なつき27歳夏の初体験、コンビニ店内でのカップ麺立ち食いが実現することとなった。しかし、どう冷静に考えても異様な眺めであろう。腰まで届くロングウエーブヘアに花柄のロング丈ワンピースを着た妙齢のお姉ちゃん(しつこいがあたしのことである)が立ちながらズルズルとカップ麺をすする姿は。

 つくいさんは舞踊団ざんの夏合宿で最終日にカラオケ行った時、店を出るまぎわの忘れ物チェックでみんなが
「忘れ物ない?」
と言った際
「思い出を忘れないでね」
と言ってみんなを感動させたらしいが、その言い方を借りればあたしはさしずめ
”思い出は持って帰って来たが恥は置いて来た”
ってとこだろうか(つくいさんすいません)。
え?何?味の方?やっぱり若干うす味だったよ。でもあたしはうす味の方が好き。