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日本縦断・ブラッシュアップの旅:大日岩〜小川山(2日目)

2018.11.26
小屋前にでて、瑞牆山荘から登ってきた2人連れと談笑。「まずは瑞牆へ、その後金峰へ」と行くらしい。
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左:6:17東空 中左:6:47富士見平小屋 中:食事メニュ− 右:前日13時ごろ、水量豊富&旨い 小屋から歩2分

6:48出発。今日もいい天気。
7:09今日も見上げる瑞牆山頂部に朝日が当たる。7:15八丁平への道に入る。
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7:09八丁平分岐手前(瑞牆山南側)から 左:普通  中:拡大   右:さらに拡大(山頂に人は0人)

ここから1時間ほど昨日の道をたどる。苔に霜が降りていたり、崖崩れで沢の傍に降りるところでは、 氷柱がぶら下がっていたりする。
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左:7:27霜付き苔 中:7:28(瑞牆山東南側)からの瑞牆山 右7:45崖崩れ場、下のつらら 

昨日見た広場で身支度&休憩。昨日は湿ってぬかるんだ道も今日は凍っていて別の意味で歩きやすい。
倒木はこの先から始まる。八丁平に着く10分ぐらい前に1本。これは屈んで潜って進む。すぐに2本目、 6分後に3本目(倒木の状況は最後尾に写真掲載)。
8:33八丁平着。7分休み。傍らには山頂まで3Hと2H(大日岳にあった横長6角形状:この後2枚見る)のコースタイム看板。
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左:8:33小川山寄りから振り返る八丁平   中:8:33 2時間の看板 右:8:39小川山方向の図

ここからひたすら登り。左右の見晴らしが全くない林の中。しゃくなげ林が30歩の長さで続く。次のは15歩、110歩、50歩・・・辺りまで数えたがあまりに多く、途中であきらめ。
苔に隠れた岩々の在るところはしゃくなげが結構多い。その上部に倒木(4本目)が覆い被さっているが高い位置なのでそのまま通過可。
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左:8:45しゃくなげ林  中:09:00苔むし岩のしゃくなげ 右:10:34ここにもしゃくなげ林

新しい倒木があるたび記録撮影。古い倒木が多いが真新しいのもいくつかある。もっとも迂回ルートもあり、
歩行には影響少なし。新古が重なると通行難だが。
いくつかのルートが現れたが、東斜面側のルートを進む。
苔むした道になり、稜線からトラバースぎみに変わり、しばらく進むと、稜線へ登る別の踏み跡がある。
立ち寄ってみると最初の見晴らし場の岩。樹間に見る南ア堪能9:41−45;18枚撮影。
稜線沿いに薄い踏み跡を進むと5分ほどで次の見晴らし台。 南側の視界を堪能(9:50−55;28枚撮影)。 
                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
南ア:茶臼岳?(笊ヶ岳?)〜〜甲斐駒ヶ岳の連山が一望に。
荒川岳東尾根上にぽこっと顔を出す赤石岳がなんとも良し

この見晴らし位置から見ると、瑞牆山から連なる尾根とは近くのピーク(地図上2250mHピーク)で合流していそう。 樹木が邪魔してよく判らないが、ここからピークまでの距離は200〜300m内外か。
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見晴台(瑞牆山東方側)から
左下:09:50瑞牆山を含む全体像、左上部:南ア〜中アの拡大図(黄色矢印部分)右から農鳥〜北岳〜千丈
   〜甲斐駒〜鋸、中ア:空木〜木曽駒当たりまで
右下:9:53御嶽山バックに。御岳の手前に中ア北部の経が岳:御岳山継子岳の北斜面と重なる。 
右上:拡大(1人 :人の後ろの斜め線は、入笠山の北斜面

一旦、東斜面のトラバース道に下り、道なりに進むが、ピークを巻く道となったので、途中から直進し
登りきる。さらに数m直進すると明瞭な道に。瑞牆山方向から来ているが、手持ちの2.5万分の地図上には記載無し。 須玉ライオンズクラブの案内標識(横長6角形状)を見る10:00。

道に沿って北方向に進むと、右手からの道が合流する。先ほど別れたトラバース道のようだ。
このあたりが2250mピークのようだが。地図と見比べると、道が、
@ここで90度曲がる(右折)、Aこの先緩く下る・・・所が一致。
B瑞牆山からの尾根と「小川山〜金峰山の県界尾根」との合流点と言うことも地図から判明。
ということで、現在地判明。八丁平からこのピークまでの200mH差を1.30要したと云う現実も判明。
さらに、経過時間から想定していた位置よりも800mほど手前ということも。少々がっかり。

気を取り直して先を急ぐ。
10:10倒木5本目、10:11(25秒は通過前、40秒は通過後)倒木6本目、
10:20倒木7本目上を通過、10:23倒木8本目潜って通過。
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左:10:04合流点から進行方向を見る中:10:04須玉ライオンズクラブの横長6角形状 右:10:23倒木8本目

10:30頃、樹林が切れ、3−4mほどの小岩3−4個の上(2290mH地点?)を通過。
南側の眺め良し。瑞牆山には人影有り。
木々が邪魔して小川山方向は判らなかったが、それらしいまるっこい稜線らしき写真も撮る。
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小岩の見晴し(瑞牆山 東北東側)から
左:10:31進行方向に小川山らしき丸山 中:10:32甲斐駒バックに瑞牆山 右:同左拡大(2人)

小岩見晴らし場を過ぎると、しばし緩い下り坂、その後70−80mH差の緩い登り。 10:40須玉ライオンズクラブの案内標識、10:46倒木9本目を乗り越す。
11:05−21 2347mH近くの見晴らしで休憩。
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2347m見晴し(瑞牆山北東側)からの眺め。バックは北岳 左下:横長6角形 
左:10:32瑞牆山全体像 中:11:09拡大 右:2人

小岩の見晴し2347m(瑞牆山 東北東側)から西方〜南方〜東南方の名峰ををピックアップ。 
上から1段目:西の御嶽山、経が岳、2段目:鳳凰3山と白峰3山、3段目:荒川3山と赤石・聖・上河内 上4(下4)段目:手前:櫛形山、奥:笊が岳付近の稜線
  上4(下4)段目:手前:櫛形山、奥:笊が岳付近の稜線 上5(下3)段目:不明(七面山東側〜) 上6(下2)段目:不明
  上7(下1)段目:不明 手前は大日岩
 
2347m見晴しから 左:11:20歩いてきた尾根筋&瑞牆山 中:11:21休憩場所の図 右:11:26しゃくなげ森

40mほど下り、80mほど登る。 
その間、11:34倒木10本目を潜り、11:36倒木を跨ぎ、11:39倒木12番目の脇を抜け、
11:39倒木13本目を跨ぐ。11:54見晴らしから30分ほどの登りで、廻り目平への道を分ける。
空身で山頂に向かう。

11:57−12:07小川山着。山頂は2等三角點(點の字は、正しくは「里+占」の下に+四点の点)。
畳3−4枚ぐらいの広場だが、周りは樹木、で見通し無し。
緑のロープを張ってある西方向に進むと、踏み跡ながらルートが続く。
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左:11:54分岐点の標識「←小川山」中:11:57山頂の広場+三角點 右:赤矢印先に緑ロープで通行止

南面に岩棚があり、樹間に南アの山々、瑞牆山、金峰山近くの岩塔が眺められるが、それ以外は見えず。
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左:12:00西方向への踏み跡  右:12:05 (瑞牆山北北東側)からの眺め(下方に明るさ補正画はめ込み)
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小川山山頂からの眺め12:04 左:上河内〜悪沢岳(下方に拡大図) 中:間の岳〜北岳 右:中央アルプス

12:15分岐点でザック回収し、廻り目平へと歩を進める。
ほぼ一定の角度で下るが、段々と膝に来る。樹林がまばらになると樹間に金峰山が見える。
12:23古い倒木14本目、12:24新しめの倒木15本目、12:26倒木16本目。
12:50道が緩く登り、ピークに登る。そこで90度左に曲がる。2235mH地点と確認。
  ただ、この先「展望台」に着く(14:22)まで現在地を確認できず。
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左:12:18廻り目平の標識 中:12:22やや開けた地:五丈岩がちらっと 右:12:50 2235mの90度左折地点

最初の300m強は緩い下りであったが、その後は傾斜が急になる。所々金峰山が見える。
ヒバとしゃくなげの間を下って行き、やがて山腹を巻くような緩やかなところに倒木17番目(跨ぐ前13:18:20、20秒後跨いだ後)と18番目(13:19:40)。
滑りやすい急降下道、しゃくなげのヤブ中が繰り返され、似たような上下が続く。
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左:13:02金峰山     中:13:24しゃくなげのトンネル   右:13:24トンネルを抜けて金峰山

所々南面が開けて金峰山が眺められるが、金峰山付近の地図は持参せず・・・で、現在地・同定不可。
膝の痛み、踵・親指関節が痛み始め、だましだまし下る。
左手側に大きめの岩脇を見送り、次のしゃくなげトンネルは周りの小枝を掴みつつ20分の急降下。写真を撮る余裕なし。
その先に見晴らし。左隅に大日岩の2つのピークが見え、やっぱり2つピークがあったのを確認。
山頂から1.50先の天望台はまだかと休むことなく下る・・・いつもの性・・・。
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左:13:28左手側に大きめ岩 中:13:48急降下の先に見晴らし 右:13:51快適なしゃくなげ道 

上下を繰り返しつつも緩やかに下り、左手側の岩峰がちらちらと見え始める。前方にも切り立った岩山が
樹間に見え隠れ。結局、その岩山の中腹を巻く道になってチェックポイント近しを確信。
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左:14:10左方に岩峰多々 中左:14:10木の根の道(俯瞰)中右:14:12同木の根の道(仰視)
 右:14:17(14:10と同じ岩峰)
ようやく展望台の文字(黄色枠内):14:19着。山頂から.コースタイム1.50をほぼ休まず、2.15要した事に。
動くことが出来ず5分ほど座り込んで餌補給。足全体の痛み緩和、で、天望台によじ登り、周りの岩峰を眺める。
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左:14:22展望台(赤矢印) 中:14:29展望台上から休み場俯瞰 右:14:22休み場からの東方の眺め  

あちこちに特徴のある岩峰が飛び出していて、それぞれ名前が付けられているようだがさっぱり判らない。
14:10&12に見た写真の岩峰は、下記写真の下辺中央の拡大図の岩。

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      クライミングのメッカの図 納得の風景

展望台上には小さな岩茸。3cmほどのを失敬するがポケット内でぼろぼろに。
20分滞在し、14:46発:今日初めてのロープ付の急降下。すぐに滝コースとカモシカコースの分岐。
カモシカコースは40分と早いが、実際進んでみると上下が大きく膝負担大。途中で引き返す。
岐路・大きめの岩茸採取。分岐点に15:10帰着。滝に向け下るが下り一方。膝に影響大。
15:24唐沢の滝前を通過。滝は半分ほど氷結。
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左:14:46展望台から進行方向=ロープの下り 中:14:52&15:10分岐点 右:15:24唐沢の滝 

沢左岸のルートを下るが、傾斜が急で滑り、膝・踵・関節通に難儀。30分ほどで傾斜緩。ようやく歩きやすくなる。
16:04 唐沢の滝・尾根岩パノラマコースの分岐点通過、15:22金峰山荘着。2分休み。

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左:15:48歩きやすい唐松葉道  中:16:00屋根岩 右:16:04唐沢の滝・屋根岩コース分岐点  

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左:16:17駐車場上部から対岸の岩(父母兄弟岩)と山荘 中:16:22金峰山荘 右:16:19廻り目平案内看板

すっかり膝と親指関節を痛めてしまった。
約1時間後の17:30のバス停まで50分ほどかかるのでゆっくりしてはいられない。
とぼとぼ進むがそのうち膝痛はやや収まり、変わりに踵&親指付け根の関節痛が徐々に増えてきた。

山荘から15分ぐらい進むと私有地(つまり=金峰山荘)の入口付近に騒音発生器。
檻の中に入った犬形の構造物(番犬?のつもり?)が、「サイレン」と「犬の鳴声」モドキの歪音を発生。
車中の人には数秒だが、歩行者にとっては檻の前後1分ほどの騒音公害。
気の滅入る音を聞いて、20分後には薄暗くなり、ヘッドランプのお世話に。
ただただひたすら歩き、ランプの明かりに浮かぶバス停案内に安堵。右手に降りる道を進み、集落に着くが
なかなか見あたらず。 あちこち捜しながら進むと集落の外れになってやっと見つける。17:17。
7−8分してきたバスに乗り、信濃上川駅着。予定の列車にて帰路に。

          参)山中の倒木状況状態。
                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
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2日目コースタイム: 
小屋−1.10−八丁平−3.00−小川山−1.50−展望台−1.00−金峰山荘−0.50−川端下バス停 計7.50
2日目実績: 
小屋−1.47−八丁平−3.23−小川山−2.15−展望台−2.03−金峰山荘−0.55−川端下バス停 計10.39
(内休憩:1.25 引き返しロス0.12) 




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