2017.09.30 日本縦断 ブラッシュアップの旅 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:8:42金鳥居 中:8:59バス停から 右:8:59バス停から 30分前には3人ぐらいしか並んでいなかったが、10分前には15−6人。やってきたバスはバンタイプの10人乗りなので、総勢20人ほどの乗客は増発バス*1+タクシー*1に分譲。 一番早く出たのに、路線バス時間を守るため、増発便やタクシーよりも遅く馬返し着9:40。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左上:9:07UMAGAESHI BUSと書かれたバス 中:9:40馬返しの案内看板 右上:9:40馬返しの駐車場 左下:9:47バス標識 右:9:47吉田口 登り初め いつもの癖で、バス客が登って誰もいなくなった頃9:48出発。 登山口から前方を眺めると、2人連れが50mほど先を。足関節の様子を見ながらゆっくり目ですすむ。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
上左右:9:49馬返し 下左右:9:51禊所 程なく1合目。その先で2人連れを追い越す。1合5勺目でたむろする4−5人連れを見、葉っぱをひろっている親娘連れには、カエデは「蛙手のイメージだよ」との話をしつつ、追い越す。 2合目着。7−8人ほどの団体と2人づれが休憩中。傾きかけた家がなんとも痛ましい。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:10:01 一合目 中右:10:32-33二合目 まだ1時間経っていないのでもう少しと先に進む。団体が先行していたが、すぐに道を譲ってくれる。 細尾野林道に出て餌休憩。団体がすぐに追いついてくる。若めの青年も。車通行禁止の看板を見て「ここまで車でこれるのか」地図を広げて確認。 最初に追い抜いた2人も登ってくる。 この2人に同行する形でさらに登ると三合目:意に反して眺めがある。林道で休むのではなくてこっちが良かったかな。 もっとも、下界はガスが巻き、町はその下に。 休んでいると、あの親娘も。小学高学年らしく元気いっぱいで後を付いてくる。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左上:10:40細谷野林道 中右上:10:40細谷野林道登り側 左下:11:06案内看板1 中上:11:06案内看板2 右上:三合目からの眺め 今日は白一色 この辺りは石畳があり、滑らない分歩きやすいが、凸凹は・・・。11:28大黒天の碑のある4合目通過。 11:40四合五勺・井上小屋着。少々休み。日本橋と彫り込んだ岩壁が有ったりする。これが御座石と呼ばれる岩? あの親娘も遅れず上がってくる。ながめは良いらしいが今日は白一色。途中で抜いた団体さんも来たので、先を進む。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
11:28四合目案内看板 中上:28三合目からの眺め やはり白一色 右上:11:35石畳の道 四合五勺・井上小屋 左下:11:40井上小屋 中下:11:40案内看板 右下:11:40日本橋の富士講?の印 湿っぽい石畳道を過ぎ、昔の小屋跡(皆川館・煙草屋・荘)などが次々と。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:11:59現在地地図 中上:12:01早川館・看板と跡地 右上:12:05不動小屋・看板と跡地
中下左:11:59中宮の看板 中下右:12:09たばこ屋の看板 右下:12:05不動小屋の看板拡大 12:07やっと滝沢林道着。2分遅れであの親娘も。以後5合目まで同行。 聞けばこのコース:娘と富士山登りの練習用に歩く予定だったが今年の天候不順でNG。先に五合目から山頂ピストン。今日やっと来れたとのこと。道理で健脚なわけだ。 12:20佐藤小屋着。周りは真っ白。 とりあえず馬返し〜佐藤小屋間をつなぎ、これで、湯河原(の静岡県側の海)〜丸川峠(大菩薩嶺西2.2km地点)まで接続完了。 荷物を軽くすべく、近くにいた6人に蜜柑6個を消費してもらう。 6合目まで行く予定を変更し、直接5合目に向かう。樹林帯を抜けても真っ白なまま。 時折ガスが薄くなったりして期待を持たせてくれるが・・・・。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:12:07滝沢林道までもうすぐ 中:12:08あの親娘が現れる 右:12:32五合目への道すがら 泉が滝の登山口に着くとしっかりと通行止めの看板。その山手に「泉が滝」の水場がある。 親娘の親が、「昔はここで馬に水を与えていた」と教えてくれる。上手の方から結構な水が滑り落ちてくる(毎分1L程度)のが判る。 ロープを乗り越え水場に近づくと、水たまりになっている所に葉っぱが多数落ちていて、手で除くと濁る。結構冷たい。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:12:41やっと「泉が滝」。看板前に立つ二人づれが諦め気味 中:12:42その看板 右:「泉が滝」の水たまり 今日は観光馬が稼働中。ただ、周りは白一色が続く。後刻、管理センターで聞くとこの時期の昼間はこんな感じらしい。 13:05 5合目着。最東端の建物=管理センターの2Fのテラスに上がると急にガスが晴れる。いそいで記念撮影。 親娘と別れ、管理センターで船津登山道・精進湖登山道二合目〜船津登山道までの東軒林道の様子・御中道の様子をたずねると、船津登山道はつい最近登ってきた方がいて問題なし。その他も問題なし。 腹を満たしお賽銭をあげて、13:50頃出発。 バス停の脇を通り、御中道に向かう高見で五合目を眺めていると、バスの中から手を振る親娘発見。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:12:57 9/13に登った際に見た見晴らし地点
中:13:05管理センター2Fベランダから 右:13:52手を振る親娘(バス出入り口付近) 御中道の名の通りほとんど水平道。ただ、歩きにくい小砂利(というより熔岩のレキ)の道。
水が多そうな所はこけが密生。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:13:54御中道入口 中:13:54 まだまともな石畳道 右:13:54苔むした道 所々樹木がないところがあり、富士の眺め&下界の眺め良しで、速度が遅くなる。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
進むにつれ、山の表情が変わる
足元にはこけももがあるが、ほとんど実が着いていない。世界遺産に登録された関係で、動植物&岩石砂に至るまで持ち出し禁止だが、1970年代のガイドブックにはこけものの宝庫とのガイドがあったぐらいだし。はてさて。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:14:32豆科の植物 中:14:53白の中の赤いこけものの実 右:15:25奥庭の展望所:東屋俯瞰 翌日、精進湖口から歩いて来た方と御庭であったが、下の方では、あちこちでキノコ狩り中。「まあまあ」・「取り損ねた」・「全然ダメ」の感想を聞きつつ歩いてきたとの弁。 こちらの登山道は世界遺産には入っていないのでセーフ・・・なのかも? 約1時間歩き、東屋のあるところで一休み。眼下にはくぼみがあって、看板には寄生火山の火口とある。 超望遠レンズで山頂を狙っている方も片手ほど。聞けば、お鉢を歩く人(約3〜3.5Km先)も撮れると。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:14:58御中道にある寄生火山 中:15:00寄生火山脇の望遠レンズの列 右:15:11案内看板 高みに登りすこし進むと、左手にキャンプ禁止の看板が建つ広場がある。ここが登山地図で言う旧御庭山荘のチェックポイント。 地図上には「荒廃」とあるが、建物や敷き石などは皆無。「山荘跡」が良いのではないかと思ったりする。 その数m先の左手に薄い踏み痕らしきがあり、通せんぼのロープが張ってある。今まで登り&水平に歩いてきた道は、この先から下り坂に。で、御中道はこのロープの先と睨み、ロープを潜り、砂利道をやや登る。 2つ目のロープが通せんぼするも、その先に青ペンキ板に白地で「お中道」と書かれた小型の看板を見て間違い無しと確信。 樹木の背が低いところが現れ、雲が掛かってよく同定できないが、北西〜西の南アが一望。影富士も眺められそうなロケーションではある。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
南アの山々 少し下り気味に進むと、木陰に大沢崩れへの案内看板が現れる。 その道はここから樹林帯に入って行く。入口右手には砂利道が緩やかに下って行く。登山地図にある林道の様。 明日の偵察のため、荷物をデポしペットボトル片手に幅の狭いやや上下のある道を10分弱進むと、所々右下に林道が見る。 十分近く進んで尾根筋に着くとトタン板と材木の残がいがある。その手前には、はっきりした踏み跡が下方向に続き、ここをたどると林道に出る。富士山ナンバーと大阪ナンバーの車4台が駐車中。 今宵の宿の主人によると、『もう30数年続いている大沢崩れの土留め工事の関係者。昔は大沢の傍の小屋で寝泊まり。今は毎日下界から往復するのだそう。このため林道と御中道との間に踏み跡ができた。御庭山荘跡からは一度林道を下り、この踏み跡を登った方が時間的に早い』との弁。 駐車の上手に向かうと柵があり、柵から下手側に下る人向けに立入禁止の看板がある。林道歩きで御庭バス停&精進湖口三合目まで行かないための配慮か。 林道はいわゆる土の道だが、登るに連れ&木の背丈が低くなるにつれ、溶岩のレキ道に変身し、実に歩きにくくなる。 デポしてあったザックを回収し、見晴らしの良いところでしばし憩う。 16時を回ったのでバス停への道を下る。途中、御中道の案内(御庭〜吉田口五合目間用かな)がある。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:15:25大沢崩れへの案内 中:15:38林道への立入禁止の看板 右:16:14下る途中の看板 石畳はでこぼこながらもレキ道よりは歩きやすい。 16:19ようやくバス停着。ここからガイドでは3分と有るが5−6分はかかりそうな急勾配。16:30前着。 食堂兼土産物店兼宿。部屋に案内され、窓際の1室:窓があるのはここのみ。10数部屋に襖で仕切られているが90人泊まれるらしく、襖を取り払うと80畳ほどの広間になる勘定(柱が林立することになるが)。 ひとしきり確認の後外を散策。展望所まで10分弱。富士の眺めが良し。上弦の月が山頂に。口休めでで餅1個を食べたのがNG。 宿に帰るとカメラを抱えた2人連れが帰り支度。1日中水場に来る鳥を狙っていたのだそう。 今日はホシガラスの水浴びが中心との事。 その1週間後に「ホシガラス」、3週間後「ルリビタキ」、4週後「ウソ」の写真が新聞に掲載。撮影記録にはいずれも「富士・奥庭:9月下旬、撮影者の氏名は同一(紙上は実名記)」とあった。 (2018/02/03追記:1/31の同新聞に所属カメラマンの写真があり、やっぱりこの方と確認。) 宿に入ると食事の準備ができていたが、もうすぐ夕焼けの時間。日の入りまで待って貰うこととし、外に出ると赤い山がみえる。 宿近くでは富士の全体像がみえないので、展望所近くまで走る。はたしていい感じ(もっと眺めの良い展望所までは行けず)。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 上弦の月をしばし撮影。 戻ってから夕食。すっかり冷えた天ぷらを食すが、餅のせいで食が進まず。傍らではすき焼きが煮え始めているがとても手を出せない。 最期の方はお茶で流し込む山小屋風食事でやっと放り込む。すき焼きは手が出せず終い。 当然のことながら風呂もTVもない部屋。小屋の主人が影富士の載った9/28の東スポを見せてくれる。数日間粘って、この先の展望所での撮影との説明を聞く。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:17:42夕食 中:17:42食べきれなかった夕食 右:18:52東京スポーツ9月29日号 ゆっくり起きて影富士を狙うか早く起きて朝日か・・悩むが予定通りに。 影富士は、タイミングさえ良ければ下車後徒歩6分+展望所まで10分で来れるし・・・。 明日は3:00出発とし、8時前には床につく。布団と毛布2枚&浴衣着き。お弁当も大きめの握り飯3個。 寝酒の焼酎が飲みづらく水で流しこむが、明日の水量残が心配・・・。五合目で買い増すか。 コースタイム 馬返し−1:00−二合目−0:30−三合目−0:45−四合五勺−0:50−佐藤小屋−0:35−五合目−1:00−御庭山荘−0:30−奥庭荘 総計:6:20 実績: 9:40馬返し9:48−0:44−10:32二合目10:33−0:32−(10:40細尾野林道10:48) −11:05三合目・見晴茶屋跡11:07−0:35−(11:28四合目・大黒天11:28) −11:40四合五勺・井上小屋11:42−1:02−(12:07滝沢林道12:09)−12:20佐藤小屋12:30 −0:45−13:05五合目13:52五合目13:52−2:33−(14:20堰堤14:20−14:56休息・東屋15:13) −15:25御庭山荘跡16:03−16:18奥庭バス停16:19−16:24奥庭荘 総計:6:36(休憩1:58)
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