そ よ 風 に 乗 っ て (マネージャーの独り言)
吉沢 武久
私の生まれ故郷は茨城県です。18才、高校3年まで過ごしました。その高校は県庁所在地、水戸市にありました。
水戸というと、日本人なら誰でも知っている水戸黄門と水戸納豆を思い浮かべる人が多いのでは。そして水戸にはもう
一つ有名な偕楽園があるのです。偕楽園は金沢の兼六園、岡山の後楽園とともに、日本三名園の一つです。2月には、
園内にある100品種、約3000本の梅が開花する梅の名園としても有名です。今年は開園して180年目というこ
とで梅祭りもコロナ禍ではありますが、開かれると思います。その梅祭りに行けるはずでしたが・・・・
高校時代は中学から始めた卓球部に入部し、365日卓球をしていました。夏の合宿は校内の宿泊施設に泊まって、厳
しい練習をしました。早朝には偕楽園まで30分ほどランニングをするのもその一つでした。
その偕楽園の近くにあるスタジアムで全日本ラージボール卓球選手権大会が2月上旬に開催される予定でした。運良く
その大会に愛知県代表の一人として出場する予定でした。ところが、1月下旬に茨城県もまん延防止等重点措置の対象県
となり、大会の中止が決定しました。昨年も福島県いわき市で出場予定の大会が中止となり、2年続けての残念な結果と
なりました。特に今回は高校生時代に3年間通った思い入れのある街、水戸市での大会でしたのでやりきれなさが大きい
のです。
また、梅の季節に水戸を訪れるのも46年振りのことでした。水戸市内に住む友人も応援に行くと言ってくれたのです
が、無観客で行う大会だったので、試合が終わった後に会う約束をしていました。偕楽園の梅祭りに行く予定もたててい
ました。こうしたいろいろな思いや計画が、コロナ禍で全て無くなりました。全国各地で同じような思いをしている人は
数知れずいる事でしょう。
2月は梅の季節なので、アトリエ作者は当然梅を描くだろ
うと思っていたのですが、これもダメでした。
偕楽園の梅は、作者も長女が歩くようになって間もなく、
親子3人で行って見ています。水戸へ行く機会はこれが最後
ではありません。また近い将来、偕楽園の梅を見る日が来る
ことでしょう。その日を楽しみに待つとしましょう。
ちなみに、作者の頭の中は年が明ければ、半分は桜で埋ま
っているようなのです。
次回は梅を飛ばして桜が登場しそうです。お楽しみに。