新年明けましておめでとうございます。本年もそよ風のアトリエをよろしくお願い致します。
といってもこの原稿を書いているのは12月です。新年はまだ先のことですが、間もなく来る新年に、読んで下さる
であろう人々に向けてのご挨拶です。こうしたことはどの世界にもあることで、アトリエ作者も私も日曜日に欠かさず
見ているテレビ番組「笑点」では、メンバーが「今日は○○の日です」と挨拶することがあります。生放送でない限り
先取りしているのは、明白です。そのことを笑いにとって、「さて今日は何日なのでしょうか?」などと続けることも
度々です。
このアトリエ編集での苦労の一つに、掲載する作品の選定があります。作者はその季節に咲いている花の一番綺麗な
時、一番綺麗な姿を選んで描いています。出来上がったその花の作品が、掲載する月と合っていれば、何の問題もあり
ません。でも、季節と作品の完成にずれが生ずることもよくあります。真夏に春の花、とまではいかなくとも、微妙に
季節のずれが生じてしまうことがあるのです。
特に昨年は、台風の上陸もなく我が農園ではコスモスが今までで一番綺麗にたくさん、しかもいつまでも咲いてくれ
ました。そのおかげで、8月から11月終わりまで部屋中が、綺麗なコスモスであふれていました。当然、作者は毎日
描き続け、そのためにコスモス特集を組まざるを得なくなり、11月の作品はコスモスだけになってしまいました。
さて、2021年は新型コロナウイルス感染終息の見通しが立たない中でのスタートとなりました。しかも、北国や
日本海側は大雪の元旦です。(先取りして書きましたが、本当にそうかな?)20、21と連続する数字が並ぶ100
年に一度のレアな2021年。(前回は1920年、次は2122年)果たしてコロナが収まり、オリンピックも開催
されるのでしょうか?不確かなことも多いのですが、季節に敏感で忠実な花たちは、その季節が来れば必ず美しい姿を
見せてくれるはずです。その姿を作品を通してこのアトリエで紹介していけたらと思います。
本当に、本当に良い年となりますように。
そ よ 風 に 乗 っ て (マネージャーの独り言)
吉沢 武久