「今はもう秋」と歌い始める1970年代のヒット曲があります。そう、今はもう秋になってしまいました。
古代中国の自然哲学思想、五行説によれば、秋の色は白(白秋)です。ちなみに春は青(青春)夏は赤(朱夏)
冬は黒(玄冬)。12月はその白の季節から黒の冬に入らんとしているところでしょう。
五行説によれば、季節は白の秋から黒の冬ですが、この逆があります。人の髪の色です。青春時代の黒髪から
人生の秋を迎える年代になると、白髪へと変わっていきます。男性もそうですが「若見え」の誘惑から白髪染め
をする女性は多いようです。アトリエ作者も20年以上髪を染めていましたが、2年前にやめて、今はすっかり
自然体のグレイヘアになりました。
コロナ禍で中断した水彩画教室のため、NHKカルチャーの講師応援メッセージが配信されましたので、作者
のグレイヘアはそこで見られます。 動画はこちらです→NHKカルチャーチャンネル
グレイヘアといえば、その先駆けとなられその魅力を伝えていらっしゃるフリーアナウンサーの近藤サトさんが
有名です。近藤さん、40代半ばでグレイヘアにしたいと話したら、事務所や周りの人達は大反対だったそうです。
それに比べて、作者のグレイヘアについては、マネージャーとして「いいんじゃないの」と賛成しました。そして
2年が過ぎましたが、その選択は間違っておらず、良かったと思っています。
さて、昨年令和元年の12月、この欄の最後の締めくくりの言葉は「令和2年が良い年でありますよう願わずに
はいられません」でした。令和元年は自然災害が多く発生し、農家にとっては大変な一年でしたので。ところが、
その願いもむなしく今年は新型コロナの流行で昨年以上に大変な一年となりました。
残された一ヶ月でどれだけ明るい見通しが示されるのでしょうか。新年に向けて小さくても良いので希望が持て
る年末でありたいと思います。永遠に続く疫病は無く、必ず終わりが来るのですから。
そ よ 風 に 乗 っ て (マネージャーの独り言)
吉沢 武久