そ よ 風 に 乗 っ て (マネージャーの独り言)
吉沢 武久
新型コロナの影響でアトリエ作者の水彩画教室は、4月から休講となりました。いつ再開できるか分からない中、
NHK文化センターの担当スタッフから、作者にメールが入りました。休んでいる生徒さん達に応援メッセージを
送って欲しいので協力をお願いしますと。方法はネットのユーチューブで配信するから、自撮りの動画で3分程度
にまとめることでした。その主旨には作者も多いに賛同し、即対応しようと思いました。
でも、一つ大きな問題が・・・「 自撮りの動画 」これってスマホでなければできないのでは。我が家では作者
も私もスマホは持っていません。理由は現在持っているガラケーで何ら不自由なく十分だし、料金もスマホに比べ
ずっと安いのです。今後も持つつもりはありません。自撮り動画ができないのなら諦めるか、と思いました。
それでも作者としては、何日も顔を合わせることのできない生徒さん達に「元気でね」とのメッセージを送りたい
との気持ちが強かったのです。そこで担当者に相談しました。スマホでの自撮りはできないが、ビデオカメラなら
あるので、ビデオ映像でもいいですかと。担当者からは「先生には是非参加していただきたいので、ビデオの映像
でもOKです」との返事をもらいました。
さあ、撮影の準備です。数年前に孫を撮るために購入したビデオカメラを引っ張り出し、セットしました。話す
内容は作者にお任せですが、どこで撮るか、背景はどうするか等は私の担当です。そして決まったのがリビング
ルームで背景は白、作者の作品(桜)と畑で咲いたアイリスの花をさりげなく配置。それだけでは少し寂しい気が
したので、ベランダでちょうど満開を迎えていたクレマチスの鉢を作者の横に置きました。舞台は完璧(自己満足)
何度か練習・撮影を繰り返し良いメッセージを目指しましたが、「もうこれでいいわ」との作者の判断であの動画
ができたのです。 (動画はこちらで NHKカルチャーチャンネル )
5月27日に配信され、約4ヶ月を経た今でも視聴可能ですが、予想をはるかに超えて600回以上も再生され
ました。そんなに多くの人に見られるのなら、もう少し良い映像と内容にすれば良かったかな、と反省もしていま
すが、とてもいい経験をさせていただきました。