そ よ 風 に 乗 っ て (マネージャーの独り言)
吉沢 武久
小学校の時、好きな科目はと聞かれれば「算数」と即答。鶴亀算を初め知った時の感動、今でも覚えています。
中学・高校になれば「数学」。三角関数のなんと美しいことか。数学者として生きていける道があることを知って
いれば、その道を選んでいたかも知れません。今になっては遅いのですが。
さて、冒頭で述べた20という数字の並び、同じようなことは毎日起こります。お風呂の脱衣場にデジタル時計
があります。入浴時間は日によって異なるのですが、21時台、22時台、23時台等です。お風呂に入る時、又
は出る時の時間ですが21:21だったり、22:22だったり23:23だったりするのです。意識してその時
刻に合わせて入浴タイムにしているわけではないのですが、不思議とそうなっているのです。
もうひとつ、将棋の藤井総太七段もやっていたという車のナンバーで10を作るという計算。車を運転中、前の
車のナンバー4つの数字を加減乗除で10にするのです。例えば、23-14だったら簡単です。全部足せば10
になります。88-88などと同じ数字が並んでも、8+8=16 16÷8=2 2+8=10という具合です。
これを瞬時に計算するのです。どうしてもできない4つの数字もありますが、ほとんどのナンバーでできます。
そして一番感動した数字の並びが11-99でした。不可能と思った時に、できたのです。興味のある方はどう
ぞ挑戦してみて下さい。加減乗除だけで1199、4つの数字で10を作って下さい。次回、解答式を示します。
2020年、令和2年、子年の新年を迎えました。私が生まれたのは1950年です。ですから今年70歳、
古希となります。アトリエ作者は昨年古希を迎えているので、一年遅れで追いつきました。二人とも子供時代は
体が弱く、短命の生涯を送るのではと思われていたのに、現在そろって健康でいられることに感謝です。
二人の共通点はその体が弱かったことぐらいで、後は全くというか正反対の夫婦です。例えば、私はいたって
楽天家ですが、作者は慎重で心配性。極めつけは数学大好きの理系の私に対して、作者は数字が大の苦手の文系
女子。数学の面白さ、数字の魅力をことあるごとに訴え算数を基礎から教えると言っても、聞いてもらえません。
今年もまた数字に関しては、同じ会話を繰り返すことになるのでしょう。
そこで2020年、初めのこのコーナーがちょうど20回目。20・20・20と同じ数字が3個も並ぶでは
ありませんか。これは偶然ではありません。今回、ちょっとばかりこの数字の面白さを語ってみたいと思います。