絵本の作者からのメッセージとして「死別の悲しみに直面した子供たちと死について的確な説明ができない

 大人たち、死と無縁のように青春を謳歌している若者たちへ贈る」と記しています。死別の悲しみに直面する

 のは、大人も子供も変わりはありません。この絵本が大人にも共感を持って読まれているのがその証です。

  レオ・バスカーリア博士は生涯でただ一冊の絵本、この葉っぱのフレディを書きました。アトリエ作者も

 いつの日か、花の絵本を創ることができたらなあ・・・などと、マネージャーは勝手に思っています。一時

 小説でも書いてみようかな、と考えたことのある私としては、そんな日が来るのを夢にえがいて今回も2月

 のホームページ更新の任に当たっているのです。

    前回、昨年の紅葉は台風の影響で美しくなかったことを書きました。それでも、アトリエ作者は多くの

  紅葉の絵を仕上げました。紅葉の季節に、生まれ故郷長野へ義姉の告別式参列、という事情で行くことに

  なったのも理由の一つでしょうか。長年連れ添った愛する伴侶を突然失った兄の心を思いやって、作者は

  年末に一冊の絵本を贈りました。それが「葉っぱのフレディ」です。

   20年ほど前に出版された、たった25ページの絵本です。アメリカの著名な哲学者だという、レオ・

  バスカーリア氏が「いのちの旅」と副題を付けて、死というものを子供達に考えてもらうために創った生

  涯でただ一冊の絵本とのこと。原文では挿絵の代わりに写真で葉っぱの一生を示しています。日本語訳で

  は、一枚の葉だけの絵が、表紙も含めて16枚挿入されています。緑の若葉から紅葉した赤、黄、そして

  枯れ葉色へと変わっていきます。その絵は作者が描く紅葉とよく似ています。島田光雄画、とありますが

  島田さんがどういう画家さんであるのか、ネットで調べても分かりませんでした。

そ よ 風 に 乗 っ て   (マネージャーの独り言)
                                     
    吉沢 武久

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第 9 回   葉 っ ぱ の フ レ デ ィ  (2019年 2月 1日)