太田家住宅
Oota



 
国指定重要文化財 (昭和48年2月23日指定)
熊本県球磨郡多良木町大字多良木447
建築年代/江戸時代(19世紀中頃)
用途区分/農家・造酒業
指定範囲/主屋
公開状況/公開
人吉盆地の東端に近い多良木町に所在する農家建築である。当家の祖先はかつて領主・相良氏に仕えた武士であったが、江戸時代初期、当地に帰農し、一時は焼酎作りを行っていたこともあるという。何ら予備知識を持たず建物内に入ると、奇妙な間取りに違和感を覚えるかも知れない。どうやら並立する座敷棟と台所棟を前後にずらしながら建て、2つの棟の間を納戸で繋ぐ独特の形式を採っているらしい。熊本地方の古い時代の建前である二棟造の名残を示す住宅だということである。




 

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