☆ 三日ぼうず日記 ☆
    

                                               

2009年前半の日記はここから

2008年の日記はここから

2009年12月28日(月)
フィギュアにくぎづけ

バンクーバーの切符の争いになっている女子フィギュア、気になって注目していた。
浅田真央がどうどうの一位で切符を手にして、さすが貫禄だとうなずいた。
ただ、わたしがひそかに応援していた中野ゆかりは、切符に手がとどかずに残念な結果。
4年間、ひたすら練習してきたことを思うと、その悔しさはいかばかりかと思う。それをどう乗り越え、どう自分の肥やしとして、これから前に向かうのか。
スポーツというのは、なんとも残酷な世界だ。だから、文学でもたくさんとりあげられているのだろう。
新しい世界で活躍する中野ゆかりを応援していきたい。

今年をふりかえると、わたしは、はじめての単行本の絵本をだすことができたり、幼年童話のシリーズをはじめられたり、童話作家になる講座で話したり、シンポジウムの司会をやったりと挑戦したことが形になった年だった。
そんなうれしいこともあったが、お世話になった編集者さんがおやめになったりと、さびしい気持ちもかかえたりした。
また、書いていくことでは、なかなか目標に届かず、くやしい気持ちをかかえてもいる。
書きたいことの焦点が、少しぼやけてきているようで、そのあたり、(浅田真央じゃないけれど)調整して来年は、もっといい年にできたらと思う。
ずっと悩んできた腰痛も、だんだんによくなっていて、筋力をつければだいじょうぶと言われた!(#^.^#)
ただ、目が疲れるのか、長いことパソコンにむかっていると頭痛がしてくるのは困りもの。
若い時みたいに、ふんばれないけれど、それでもまだ、代表作を書いていない思いはあるので、前向きに踏ん張っていきたい。
今年も、いろいろささえてくださった方、はげましてくれた方、本当にありがとう。
プチ旅行に行くので、今年の日記は今日で終わり。来年も応援よろしくお願いします。

ヽ(^。^)ノ

2009年12月26日(土)
忘年会など

昨日は、仲のいい会報部の仲間との忘年会。
楽しい話題が次々ととびかいました。
今年絶好調の高橋秀雄さん。『やぶ坂からの出発』と三部作の完結編も出版して、大変充実した一年だったとか。
でも、話しているうちにj女性だちの話題はなぜか書くことよりも旅行の方へ。来年はみんなでエジプトへ?? 行きたいけれど 腰痛の赤羽はちょっとついていけなそう(-_-;)
神楽坂でお鍋を囲みながら、クリスマスの時間はあっという間にすぎていった・・・。


そして今日は年賀状書きの一日。
書きといっても、パソコンが書いてくれる。便利な世の中で、悪筆のわたしにはこんなうれしいことはない。

でも、もらった時は手書きがなんといってもうれしい!
とくに画家さんからの年賀状は、とっておきの絵がかいてあったりして、捨てられない。
こんな時、きれいな字がかけたら、絵がかけたらと思うのだ。

2009年12月23日(水)
ライトピア2009

今日は、内幸町で用をすました後、東京駅まで歩いた。お堀の石垣が「光の雲」がライトアップされていてとてもきれい。水にうつるライトは、わずかに揺れていて、とても風情がある。ライトピア2009といって、29日までのイベントのようだ。
ふた駅も歩いて疲れるかと思ったが、イルミネーションを見ながらだと足取りも軽くあっという間だった。あたたかい夜のせいか、人もたくさんいて、小さな子ども連れも多かった。
それにしても、東京はあっちもこっちもライトアップ。不況だというのににぎやかで、電気代が心配になるほど。

さて、今年も残りわずかになった。
先日、寄席に行ったとき、落語家のひとりが「今年は、鬼才が亡くなる年だ」と話していた。そういえば、マイケルジャクソンを筆頭に、平山郁夫、森重久弥、加藤和彦、作家の栗本薫など、個性豊かな人が次々と亡くなって驚かされた。今までの活躍を偲び、ご冥福をお祈りしたい。
来年は、どんな年になるのか? 毎年思うが、いい年になってほしい。

2009年12月19日(土)
さよなら歌舞伎座

昨日、歌舞伎を見に行った。春に取り壊しが決まったので、さよなら歌舞伎座公演として、今月は、現代演劇の旗手、野田秀樹とか工藤官九朗(昼の部)の演出で話題になっている。(歌舞伎座の写真、へたくそでごめんなさい)

わたしが行ったのは、夜の部。最後が、野田秀樹の野田版鼠小僧。中村勘三郎が、舞台の長屋の屋根をかけめぐる。もう少し歌舞伎らしさが残ってるかと思ったが、まったくなく現代劇だ。
でも、演じ手は、歌舞伎を長年やってきた歌舞伎役者だけあって、所作が美しい。声もはりがある。それがあわさって、おもしろく、そしてまた、格調ある、エンターテイメントになっている。会場はなんども笑いに包まれた。

解説本の野田秀樹の文も、心にぐっときた。
歌舞伎座は、今は、サヨナラと惜しまれているが、できた当初は評判がそれほどよくなかったそうだ。
ただ、今の歌舞伎座には、『芝居好きの垢みたいなものがこびりついた空間』があり、それが劇場をよく見せているのだという。こういう空間は、一朝一夕でできるものではなく、そこでどれだけ面白いものがつくられたか、観客に愛され続けてきたかで決まり、椅子がいいとか、舞台の大きさ、豪華さが関係するわけではないという。つまり、芝居が愛された空間は、自ずとよくなり、愛される。
だから、次の歌舞伎座も、そうしていけばいいとサラッと書いている。
愛され続けれは美しくなる。人間も空間も同じだ・・・・とも。

帰り道、有楽町まで歩いたら、新しいビルが増えていて、銀座の様変わりに驚かされた。
わたしは、歌舞伎座が亡くなるのはすごくさびしいと思う。街や、いろんなことが変わるのも苦手なたちだ。
でも、野田秀樹の文を読んだら、そんな自分が、なんだか、すごく年をとって臆病になってしまってるような気がしてしまった。そんな自分がなさけなく、勘三郎が大声をはりあげながら、屋根を逃げ回る舞台のシーンを思いうかべながら、「まだまだこれから」、と意味もなくつぶやいたりもしてみた。

2009年12月16日(水)
もうすぐクリスマス

東京の街は、あちこちでイルミネーションが輝いていて、ほんとうに華やか!寒くなって、気温もクリスマスらしくなった。
今日は、こっそり家族へのクリスマスプレゼントを買いにいくつもり。
毎年、あげているけれど、これが一方通行。かえってきたことは、なぜかない。でも、選んであげれるって楽しくて、うきうきしてしまう。

今、書くものが一段落したので、本読みモードになっている。
草野たきがおもしろい。『反撃』『ハーブガーデン』、視点の斬新さが光っている。
次は、魚住直子さんの『園芸少年』を読むつもり。いろいろ話題を集めている作品だ。
絵本では、内田麟太郎さんに感心しまくっている。
こんな風に読んでいると楽しくて、『わたし、書かなくても、いいかも』状態になることがある。
でも、そんなことが何度もあっても、やっぱり書き続けているのだから、好きなんだな〜って思う、この頃だ。来年は、今よりもっと楽しんで、はじけて、思いっきり、書けたらいいな!

2009年12月14日(月)
ゼロの焦点

昨日、映画を見に行った。ゼロの焦点。昭和っぽさ満載の悲しい映画だった。女優軍の好演が目立つ。
松本清張らしく、犯罪を犯す人の心理を丁寧に表現していた。犯罪を犯すだけの事情があったと匂わせられるので、見ていてせつない。初の女性市長が誕生なんて時期と、あわせるなんてところも憎い演出だ。
それにしても、『ゼロの焦点』ってタイトルはすごい。なんだろうって、とてもひきつけられるもの。こんな作品を次々に書いていった松本清張、まさに、鬼才というところか

そのあと、少し本屋によった。一冊年末に向けて読む本を買おうと思ったのだが、なんだか、触手がのびなかった。
とくに児童書は、どうしたんだろう・・・って思ってしまう。以前は、これも読みたい、あれも読みたいって、棚の前から動けなかったのに。
今年の出版不況で、各出版社が新刊をおさえてるのも影響あるのだろう。それに、文庫中心になったことも、あるだろう。特に、日本の作家のファンタジー作品は、ほとんどでていないのが淋しい。

そんな中でも、わたしが楽しみにしてるのが、朝日新聞の朝刊に連載の川上弘美の『七夜物語』。不思議な世界が巧みに描写されていて、次はどうなるかとひきこまれる。
昨日ひとつめの夜が終わった。さて、次は・・・。
才能がある人は、なにを書いてもうまいんだなって、ため息がでた。

2009年12月13日(日)
おせちかぞく

なかよしメイト一月号ができあがって、昨日届けられた。
『にぎやかおせちかぞく』という短いお話をかかせてもらった。絵は、浅沼とおるさん。くりきんとんちゃんとか、きくかかぶおばあちゃんとか、描きにくい絵を独自のタッチでたのしく描いてくれた。

この
依頼があったのは、7月の終わり。暑い暑い日、担当編集者さんと打ち合わせをした。本になるのは、ずっと先のことのように思えたのに、なんだか、あっとう間だった。
夏の間、こたつを思い浮かべたり、お正月の風景を考えたり、おせちのことを考えるのは、なかなか楽しかった。こういう風に、月刊絵本とか雑誌にかかわっている人たちは、先の季節を見通してつくっている。

この依頼、すずき出版でだした「ぼくがふたり」という月刊絵本を見て、気にいってくださって、実現したようだ。
「ぼくがふたり」は、読み聞かせのグループからも、とても評判がいい。
どこか、絵本にしてくれないかな・・・。(←心のつぶやき)

2009年12月8日(火)
鬼が島通信50+4

先週、鬼が島通信が届いた。今回は、小林豊さんの迫力ある絵が表紙をかざる。特集は、幼年童話。絵本、YAと元気があるのに、その間が元気がないので、そこの層を厚くするべく、この特集になったとある。
今回、真っ先に読んだのは、末吉暁子先生の『南の海のミウ』の最終回だ。末吉先生は、長編ファンタジーを書かれるときは、その場所に何度もかよってそこの空気を感じ取って書いている。今回の作品も、沖縄という地がとてもよく下地になっている。それは、細かく描写されているとかそういうのではなく、行間に流れている空気みたいなもので、うまくいえないのだけれど、現地に足を運ぶというのは、こういう空気感がつかめることなんだなっと思いながら読んだ☆彡
末吉先生、柏葉さんなどの作品を読むと、すっと物語世界に不思議が入ってるのだが、いざ、書いてみると現実の中への不思議のまざり具合はとてもむずかしい。

鬼が島も50号から同人がいれかわり、表紙もイラストも様変わりしている。でも、わたしの頭は、鬼が島に入選したくて投稿して、祈るようにページをめくっていた時間がきざみこまれているようで、鬼が島が届くたび、ちょっぴりドキドキして、そして、なぜか、もう少しちゃんと書かなきゃと自分のことを反省したりする。
飛ぶ教室を読んでも、日本児童文学を読んでも、そういう気もちにはあまりならない。
この頃は、鬼の先生方と会う機会も減ってしまい、他の団体などの人と話す機会も多くなったのだが、不思議なもので、そうなった今の方が、いろんな意味で鬼が島に育てられたんだなって感じることが多くなっている。

(あまり上手には育ってはいないのだけどね・・・(#^.^#)

2009年12月6日(日)
出版お祝い会

昨日は、講談社新人賞をとられてデビューされた河合二湖さんの出版を祝う会だった。
デビュー作『バターサンドの夜』にちなんだゲームがあったりなど、演出もたのしく、すごく盛り上がった。
なにより、河合さんの未来を見つめた、さわやかで、まっすぐな言葉が印象的だった。
金原瑞人さん、石崎洋司さんも参加され、編集者もたくさんいらしていて、注目されてるのがよくわかった。
河合さんは、BE子どもと本という勉強会のメンバーで、わたしも秋からその会にいれてもらっている。新参者だが、そのおかげで今回出席できることになった。BEは、活躍されている方が大勢いるのぼり調子のグループ。美人で有名な梨屋アリエさんもメンバーで、花束贈呈をされていた。

今回、石崎さんは祝辞で「地獄クラブにようこそ!」と、書いていくことの大変さを表現されていた。それをニコニコと目を細めて聞いていた河合さん!地獄の鬼も味方になっちゃいそうな感じ。
とにかく、とてもいい会で二次会も出たかったのだが、中央線の工事で残念だがあきらめた。
会の準備をされたみなさん、盛りたててくださった加藤純子さんにも、心からありがとう。

2009年12月4日(金)
紹介されました☆

ネットを見ていたら、西日本新聞の児童書欄で、『ミキとひかるどんぐり』が紹介されてi
た。読んでくださった方がいたのね。やはりうれしい!

今日は、小春日和のような暖かさ。国分寺を歩いていたら、スカート男子を発見。びっくりしてしまった。なかなかカッコいいお兄ちゃんで、スコットランドの衣装のようなチェックのスカートが似合っていた。スカートの下には、細いデニムをはいているんだけどね。
それでも、わたしの年代からすると考えられないファンション。次は、ワンピース男子とか、出てくるのだろうか・・・。

2009年12月3日(木)
たちまち四刷り

昨日、サンタポストさんとお会いしたら、「見て見て!」と読売新聞をわたしてくれた。
その広告欄に『母と子のおやすみまえの小さなお話365』の宣伝がのっている。
そこに、たちまち四刷りの文字!見間違いかと、何度も見てしまった。
売れているのね〜。2800円と高めなのに。
これには、スタッフとして6月と12月の文章を担当したのだが、わたしが関わった本でこんなに早く四刷りなんて初めてだ。
赤くきれいな装丁と、「読み聞かせは子どもの脳が育つ」というキャッチコピーがよかったのかもしれない。
いえいえ、なによりも千葉幹夫さんのていねいな監修も。最後に索引もついiいてて、コラムもあり、とても丁寧な本なのだ。
あの昔話、どんなだったかな?と思った時も、気軽に見られる。
これから、クリスマスのプレゼントの時期。
本屋で見かけたら、ぜひ、手にとってね。(ナツメ社)

それから、その広告の上に小さな囲み記事。30日に子ども夢基金の存続を願う集会がひらかれたという。
ノーベル賞受賞者、金メダリストにくらべれば、ちょっと迫力に欠けてしまうが、阿刀田高さん訴えたという。がんばれ!子どもの本関係者!

2009年12月1日(火)
紅葉

都内の紅葉がいま、見ごろだ。今日は、ひさしぶりの友だちと吉祥寺でランチし、三鷹まで、風のプロムナードという通りを歩いて帰った。右の紅葉は、その途中にある山本有三記念館の庭の紅葉。もっときれいなのに、携帯の画像がピンボケで残念だ。
ずっと悩んでいた書き直しがひとまず区切りがついたので、散歩の足取りも軽い。
井の頭公園をジブリ美術館方面にぬけて、三鷹まで歩く玉川上水のわきの道は、わたしのお気に入りの散歩道。わざわざ歩きにくることもある。
以前は、神沢利子さんに偶然出会ってびっくりしたこともあった。
日ざしもぽかぽかあったかく、木々も色づいていてもうしぶんないのに、話す話題は、昨今の不況で子どもたちが就職難だということになった。
ホント、若者が人生の入り口でシャットアウトされるのはとてもつらい。
早く、不況があけてくれないかなっ(ついでに本も売れてくれないかな)ときれいな紅葉を見上げながら思ったりした。

2009年11月25日(水)
花豆文庫

ちらほら喪中はがきが届いてきてる。ヨーカ堂なんてもう、鏡餅が並んでいる。
11月なのに、なんだか年末気分。それなのに、まとめなければならない作品が、まだ、残っているのだ。ちょっと焦り気味。時間がたつのがとても早い!

そんな中、残念なニュースがひとつ。安房直子さんの世界を語り継ぐ『花豆の会』がとうとう最後になるという。
財政悪化のためという理由がとてもせつない。
最終回は、12月6日。その日は、先約があって、わたしは行けないが、その後、花豆文庫でそろえた安房直子さんの作品は、西東京市立中央図書館に寄贈され、読めるという。
冬がくると、『雪窓』、春がくると、『みどりのスキップ』『うさぎのくれたバレーシューズ』安房直子さんの作品は、季節の変わり目に読みたくなる。ずっと、これからもそうだろう。

さて、話題は変わって、最近のわたしの気晴らしは、Wii Fit プラス。テレビゲームみたいに、体を動かせる。テレビで松島菜々子が宣伝している、あれだ。
プラスになって、バージョンアップして、おもしろいゲームが増えた。簡単な脳トレもはいっている。体とともに、頭も鍛えるようになってるのだ。
好きなのは、島をサイクリングしてめぐるゲームだが、夢中になりすぎて、島の中で迷子。意地になって、やっていたら、なんと一時間もたっていた!
でもね。いくらテレビにむかって歩いていても、なぜか、体重だけは減らないんだよね。トホホ(^_^;)

2009年11月22日(日)
おはなしエンジェル

昨日は、日本出版会館で、おはなしエンジェル子ども創作コンクールの授賞式だった。
十周年だというこのコンクール。今年もたくさんの子どもたちと顔をあわせることができた。去年、おはなしした子どもが、声をかけてくれるのが、とてもうれしい!!
おつかれさま会では、十年前、なにか子どもが受け身でなく、参加できるものを考えられないかと企画をたて、手弁当で始まったというこのコンテスト。今では、子どもの創作のコンクールもたくさんあるが、その先がけ的存在だ。今は、選考委員全員が、とてもいいチームワークで運営されている。
子どもたちは来年もねらいたいと早くも、抱負を語っていた。明日を見つめる澄んだ表情がまぶしく、たくさんエネルギーをもらえた日だった。

会後、ひとあし早い選考委員の忘年会も行われた。ボジョレーヌーボーの飲み放題に、口が軽くなり、いつのまにか初恋い談議にまで盛り上がった。最後、家にむかわず、もう一件とくりだした方もいて・・・・。神楽坂の夜は長い(^_^;)

2009年11月20日(金)
国民の声

先日のしわけで、「子ども読書推進事業・子どもゆめ基金」が廃止と決定された。天下りなどが問題になったのだと思う。でも、子どもには、豊かな本を読む環境が必要であって、それに国として支援していくことも大切だと思う。経済が厳しいことはよくわかる。
それでも、すぐに数字という成果であらわされるものではない、こういった文化にかかわるものの価値をあまり低く位置づけてほしくないと思う。メディアの影響は大きいのだ!
と、憤慨していたら、先日の朝日新聞で、国民の声を募集しているとの記事を見つけた。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm
わたしのように、ひとこといいたい!という方、ぜひ、意見を。
民主党は国民の声を大切にするといっていた。(たしか!)
今、届かなくても、声をあげていくことは大切なはず。みなさんも、ぜひ、ひとことを。

話は変わって、友人のおおぎやなぎさんが、ファンタジー大賞の授賞式に行って帰ってこられた。受賞の言葉がとてもステキ。児童文学ファンタジー大賞のサイトに載っている。
やはり、長編はいいな。わたしも、来年こそ、気合いをいれて長編をがんばろうと思った。(毎年、思っているのだが・・・・(^_^;)

昨日は、すずき出版の月刊絵本『ぼうけん!どろだんご』の絵ができあがったというので、見せてもらった。ころがるどろだんごの表情がとてもかわいい! 完成する3月が楽しみだ。(*^_^*)

2009年11月19日(木)
ヘブン

昨日は、BEーこどもの本の会合の日。
課題図書川上未映子の『へブン』の読書会をした。
各自、それぞれの感想がとてもおもしろかった。
予想どおり、賛否両論あった。涙したという人もいれば、読むのが苦しかったという人もいる
壮絶ないじめシーン。中学生ぽくない、哲学的な言い回し。それでも心に届くのは、さまざまな欠点を払拭する「ことばの力」があるからではないか・・・。

また、昨日うれしい受賞報告もあった。
濱野京子さんが、著書『フュージョン』で、JBBY賞を受賞されたのだ。
だれも知らない賞だよね・・・と照れて、謙遜されていた。でも、前回がたかどのほうこさんが受賞者の権威ある賞だ。

友人Nさんによれば、たたきあげの実力の持ち主だという濱野さん。その快挙に拍手を送りたい。

2009年11月16日(月)
シネマ落語

落語ブームが続いている。中堅がだんだんと活躍しだしている。そんな中、立川流の談志の弟子が目立ってきている。
パルコ劇場などで新作落語を披露している志の輔はもちろんのこと、『赤めだか』でエッセイ賞をとった立川談春も、今は大人気。
そんな中、わたしが注目しているのが、立川志らく。古典はもちろん、シネマ好きがこうじての、独特のシネマ落語がおもしろい。
ローマの休日は、花魁と瓦版の恋に変え、ETは、迷子になった天狗の子とひとりの男の子のひとときの出会いにし、と、こんな感じなのだ。
無理がある所もある。でも、志らくの話芸にかかると、それもご愛敬。
今度は、タイタニックをやるそうな。
これは、チケットがとれなかった(>_<)

でも、そんな人気がでる弟子ばかりでもないらしい。、談志の弟子で、立川キウイという人が『万年前座』という本をだすそうな・・・。
前人未踏の前座生活一六年半。三度の破門。家元、談志へのしくじり数しれず・・・なんて感じなのだ。
でもね。この本、なんと、作家があこがれる新潮社からでる。もし、売れたら兄弟子たちよりもお金持ちになることも・・・・。
いろんな落語生活があるものだ。

2009年11月14日(土)
これにのりました☆

大井川鉄道のSLです→
武士の一分、ゼロの焦点、いろんな映画のロケにつかわれているそうだ。
駅ものどかで、人とのふれあいも、あったか。
タイムスリップした気分になれる。
「もどれるなら、いつの時代になりたい?」
そんなことをしゃべりながらの40分の旅ーー。

2009年11月14日(土)
行ってみなければわからない

昨日は、雨のバス旅行になると、あきらめて出かけた。それなのに、なんとラッキー! ずっとくもりのまま、晴れ間さえみえたのだ。
天気予報だと確実に雨、それもかなりの量といわれていたけれど、わからないものだ。現地の人に聞くと、『霧もなくて、今日が一番の見頃だ』という。
そう、どんなことも、予想と変わることがある。それが、妙に楽しくて、夢の吊り橋の途中から、紅葉に彩られたチンダル湖にむかって、大声で願いをさけんでしまった。
なんて言ったか? それは、内緒・・・。

帰りは、大井川鉄道に乗った。初めてのSL体験。ハーモニカのうまい車掌さんがいて、レトロな気分を満喫した。
窓をあけてみたら、しまらなくなって、冷や汗をかいた。
余計なことはしないほうがいいみたい。

遠かったのでずっとすわって疲れたけれど、マイナスイオン、いっぱいと、仲良しとのおしゃべりの一日は、心に残るものになった。
(写真はケータイでとったため、ピンぼけですみません)

2009年11月13日(金)
紅葉狩り

今日は、一〇年来の友だちとバス旅行。美しいという紅葉を見に、寸又峡の夢の釣り橋に行く。渡ると夢がかなうという釣り橋。でも、こわそう〜〜。
天気予報は雨だし、無事にわたりきることができるかな? わたし!
せっかく楽しみにしていたのに、雨とか、オバマさん来日とか、悪い条件がかさなっている。
でも、半分は、おしゃべりに行くので、きっと、楽しめるはず。
これから、いってきま〜す。

2009年11月12日(木)
そ、そんなぁ!

昨日の夕刊をみて驚いた。市橋容疑者の逮捕ではない。事業見直しのほうだ。
なんと、こどもの読書活動推進事業とゆめ基金の予算が廃止になっている!
ほらきたと思った。削る時は、すぐに文化、それも子ども向けが犠牲になる。
大阪児童文学館の時だってそうだ。
でもね。文化って、無駄と切り捨ててしまえば、育たない。
効率だけで文化や子どものことを考えていいの??

近くの図書館によく行くが、子どもの本の新刊の入ってくる数がどんどん減っている。とくに新たらしい作家の方の本はいれてもらえてない。
今年は、不況で本の売れ行きも悪いとか…・・。
この政策でますます、読書環境は悪くなるのか?
困ったもんだねぇ。

2009年11月11日(水)
緑瑠璃の鞠

久保田香里の新作『緑瑠璃の鞠』(岩崎書店)を読んだ。
『氷り石』(くもん出版)がとてもいい作品だったので、手にとったのだ。
時は百鬼夜行が闊歩する平安時代。子鬼にもらった、悲しみをすいとるという緑瑠璃の鞠を中心に静かに話はすすんでいく。
久保田さんは、かなりの歴史好きというだけあって、時代背景はとてもしっかり押さえている。それを小学生でもわかるように描くのも巧み。

そして、心にしみいるセリフも、忘れていない。
これから、もっともっといい作品を書いていかれる方なのだろうと、感心しながら読み終えた。
高学年むきがヤングアダルトっぽい作品ばかりに偏りがちな中、歴史ものでありながら、わかりやすいこの作品は、異彩をはなっていると思う。
それにしても、

みんなうまいんだな〜〜。読んだあとは、ため息がでてしまった(^_^;)。

2009年11月8日(日)
ユニクロ

寒さにそなえて、娘が冬服を買いたいというので、ユニクロにいった。特別バーゲンのちらしがはいっていたからだ。
行って、びっくり。レジがすごい列。ディズニーランドみたいにお店の中をくねくねと並び、最後尾はお店の外なのだ!
ヒートテックが人気らしい。
それにしても、ひとり勝ちだ。丸井の中にあるユニクロに行ったのだが、他のお店はあまり人がいない。
人の多さにのまれているうちに、娘はちゃっかり、たくさんカゴに入れ、気づけば結構買ってしまっていた。すっかりバーゲンの作戦にのってしまっている。

買い物帰り、本屋により、友人の安東みきえさんの作品がのっている「飛ぶ教室」19号を買った。
今回は、「おいしい童話」ってことで、食べ物がテーマになっている。
グラビアで、お話にでてくる料理が写真で見れるのも楽しい。
安東さんの作品、『ストロベリーショートケーキ』はシュールで楽しかった。吉田篤弘さんの『名前のないトースターの話のつづき』も、しんみり心にしみた。
どれも、おいしい読み心地だった。(*^_^*)

2009年11月5日(木)
新刊

高橋秀雄さんが、新刊『朝霧の立つ川』岩崎書店 を送ってくださった。絵は、小林豊さん。栃木を取材されて描かれたという。
内容は、わたしが子ども時代よりも、もう少し前の時代が舞台。貧しい中、懸命に力をあわせて生きていく小さな兄弟、それを見つめるねえちゃんのミチエのけなげさがよく描かれている。
高橋さんは、この暮れまでに、もう一冊、長編を出版されるということ。
うれやましい活躍だ。

もしかして、人情や心の機微をかくのには、今よりも、少し昔に時代を戻したほうが、書きやすいのか・・・。

さて、この本、部屋に置いておいたら、家人が見て、「立川に霧なんてでるのかな」っていった。立つ川を立川とまちがえて、立川の物語と思ったそうだ。(>_<)

2009年11月3日(火)
みんな がんばってる!

先日、イラストレーターの見杉宗則さんという方がメールをくださった。顔も知らなかった方だけど、以前、わたしのサイトを見て、イラストのファイルを送ってくれていた。
編集者ではないわたしは、イラストを決めるほどの権限はもちろんないのだけれど、いきごみをすごく感じていた。

その見杉さん、今回は、ホームページのイラストを毎日更新するということで、知らせてくれたのだ。
このやる気はすごい。きっと、イラストの世界も厳しいのだろう。
それで今回、みなさんにもみてもらおうとここに紹介する。

見杉宗則さんのホームページ。みなさん、見てください

あともうひとつ。
今日、これからわたしは、谷中に遊びに行く。画廊 千駄木ガレージの「ささきみか☆らくがき展」を見に行くのだ。
ささき みかさんは、朝日小学生新聞の連載の時、イラストを描いてくれたイラストレーター。いっしょにお茶を飲みながら、イラストについて打ち合わせた時の楽しさは、今でも覚えている。明るくて、前むきで、感じのいい方なので、がんばってほしいなって、思っていたら、ちゃんとがんばっていた。このらくがき展は、11月8日までやっているという。
お近くの方、谷中は散歩にもいいようなので、ぜひ、足を運んでね。

2009年10月31日(土)
考える絵本

ひこ・田中さんが、考える絵本6『子ども・大人』大月書店を送ってくださった。
野上暁さんと共著だ。
今年の6月から始まったこのシリーズ、とにかく興味深い。『こころ』とか『死』とか、考え始めたら眠れなくなってしまいそうなテーマばかりとりあげて、絵本でやろうとしているのだ。
執筆陣もすごい。わたしとしては、ももたろうを一緒に始めたKさんとの編集だということでも注目していた。

ひこ・田中さんとは、パーティで一度しかお会いしたことがない。わたしが毎回本を送っているので、今回、送ってもらえたのだと思っている。
むずかしいテーマだけれど、わかりやすい切り口。しかしページをめくるほにど、考える内容になっている。ナンセンスっぽいイラストが、また、ぴったりだ。
来年も、続々出版する予定のようだ。
読書の秋、みなさんも、考えてみては!


さて、今日で10月も終わり。毎日 楽しみに読んでいた日経新聞の小説『甘苦上海』も今日で終わってしまった。高木のぶ子さんのヒリヒリ痛む恋愛ストーリーに、目が離せなかったし、佐藤泰生のさし絵も好きだった。だから、とても残念だ。含みをもたしたラストなので、終わってもなお想像がふくらむ。
せつなすぎるストーリーだけど、暗くならないのは、からっとした文体のせいか。
中国に、また、行ってみたくなった

2009年10月29日(木)
夢みるアイドルAなどなど

牧野節子さんが、新刊を送ってくれた。
ツバサ文庫『夢見るアイドル』の二巻目。アイドルをめざしてがんばる、本当に夢いっぱいのお話。
牧野節子さんに、以前お会いした時に、ビートルズ好きで盛り上がったことがあった。今回のお話は、そのビートルズのことが、たくさん語られていて、うれしくなった。
また、ビートルズ、アビィロードを聞きたくなったよ。
他にも、箱根のホテルにジョンが泊まったエピソードや、ガーリックホールとか、音楽好きの牧野さんらしい視点がふんだんに盛り込まれている。
そしてなにより、夢見る子たちを、応援しようというまなざしがまぶしい。キラン〜〜☆

牧野節子さんは、大学やカルチャーセンターでいくつも講師を務めて忙しい中、シリーズも書いている。
でも、本人から大変だとか、忙しいとか、そういうセリフは聞いたことがない。
いつも、楽しそうに音楽やお笑いを追っかけている話をしてくださる。
そういうお人柄が、本にもあふれている。
牧野節子さんブログも情報満載!! 注目。わたしの本についても、書いてくれている。

そして、わたしの新刊を、加藤じゅんこさん高橋秀雄さんも、ブログで紹介してくださった。あたたかく見てくれて、かえってもっとがんばらないと思っているところだ。
お忙しいのに、ありがたい。
おふたりのブログをみても、新刊情報がいっぱい。本がでないなんて、ウソだろって思うほどだ。


あと、もうひとつお知らせ。土曜日、岩崎京子さんがNHKのテレビで紹介されるらしい。
興味があるかたは、こちらも是非。

2009年10月28日(水)
チベット展

昨日は、台風一過の青空。その気持ちのいい空を見ていたら、上野でやっているチベット展を見に行こうと思った。実家に顔をだすついでにちょうどいい。
チベットはファンタジーの舞台として興味があって、暇があると、写真集をめくったり書物を読んでる・・・といいたいのだが、あまり暇がなくて、なかなかすすまない現状だった。それが、今回の展覧会。これだ!わたしのための展覧会みたい。
すいている日に、ひとりで行こうと、心に決めていたのだ。

でも、今回、チベットの仏像を見れて、わたしがイメージしていたのとは、かけはなれた実に興味ぶかいものといっぱい出会えた。
やはり、見ないと始まらないのだなっとしみじみ思う。
取材をにがてにしていないで、身軽に出かけなければと、昨日は心に誓ったりした。(昨日は!)

やはり、いつかチベットにもいきたい。そのためには、、腰痛をなおさなければと、今日もWII FITプラス。だいぶ、最近は回復してきた。
でも、こわがり、心配症のわたしが、チベットまでのひとり旅が出来るだろうか……。

2009年10月26日(月)
折り紙の日

今日の東京は冷たい雨。今朝からわたしはちょっぴり肩がいたい。
昨日の日曜日、ボランティアで子ども祭りを手伝ったからだ。
わたしがしたのは、折り紙コーナー。
仲良しのムーンさんが教えてもらった折り紙は、なかなかの好評。
でも、折り紙って、今の子にはマイナー。最初、めんどくさそうな感じの子も、かなりいた。
それでも、しぶしぶやっているうちにはまって、ずっと手裏剣を折っている子も。教わったとおりよりも、自分でいろいろ工夫するのが楽しいようだ。
インフルエンザがはやっていて心配したが、来てくれた子どもはみんな元気!わたしもその元気をわけてもらったような一日だった。

2009年10月23日(金)
風の靴

朽木さんの『風の靴』 講談社を 読んだ。さわやかなストーリー。すごくまっとうな青春小説で、読後感がさわやか。海の風を感じる作品だ。
大きな事件が起こるわけではないけれど、主人公の海生の気持ちが胸に残る。家族とのつながりも丁寧にかいてあって、中学時代って、こんな感じだったかなっとなつかしくなった。とくに、ひねくれてもなく、悩みながらもまっすぐな主人公。こういう作品が、あまりなかった感じがする。

作品の最後に神宮輝夫さんの解説がのっていた。
最近は、目まぐるしく繰り広げられる事件を 大げさ菜言葉を並べて語る、騒々しい作品がやたら目につく・・・。その中で、地味なくらいに抑えて語りながら、読者の興味を離さないこの物語は、子どもの文学の新しい流れを予感する(抜粋)とある。
すごいほめことばだ。こんな風にいわれる作品は、本当に幸せだろうと思う。
そして、こういう作品が、新しい流れがくっていくことを わたしも期待したい。

『風の靴』の他も 朽木さんは、今年、たくさんのすばらしい作品をかいている。これからの児童文学の流れをつくる人に思える。
これからも、注目していきたい。

2009年10月22日(木)
じわりじわり

近所の子が遊んでいるので、学校は?と聞いたら、学級閉鎖らしい。となりの国立市では、学校が閉鎖。A型インフルエンザは、もう、身近にきているようだ。
でも、危機感を感じないのは、同年代の人がかかったといっこうに聞かないから。
若い人ばかりがかかっている。
普通、病気は、中高年のほうがかかりそうなのに、若い人がかかるなんて、A型インフルエンザは、へそまがり。
この冬、どんなふうに流行るのか、おそろしい気もする。

A型のワクチンをつくるので、季節性インフルエンザのワクチンが今年はとても少ないという。
予防接種も、いつもかよってきている人が優先と断られた人もいるとか。
そんなわけで、急いで予約して、今週末、予防接種を受けることにした。
どちらも、あまり流行しないことを願いながら。

2009年10月20日(火)
選考会

昨日は、おはなしエンジェルこども創作コンクールの選考会だった。
いつものメンバーでとてもなごやか。
とてもレベルが高くなったというのが、共通した思い。
終わった後の懇親会も、盛り上がった。
あまりに雰囲気がいいので、忘年会もやろうなんて話まで持ち上がった。

2009年10月17日(土)
やっと

ファックスが直ってもどってきた。印刷機をかねていたから、不便だったのが、やっと解消。
それをひきとった足で近くの昭和記念公園を散歩。コスモスの丘は今年も、すばらしくきれい。ちょうど見頃にあたった。
台風でたおれたと聞いたけれど、生命力って強いのね。

『ミキとひかるどんぐり』に関して、いろいろお便りをいただいている。はっとすることも書かれていたりするけれど、自筆のはがきは、それだけでとてもうれしくなる。メールになれすぎているからかもしれない。
こういう力にささえられて、書いているんだと思う。
乱筆なので、手紙は敬遠しがちだけれど、もっと書いてみようかと思ったりも。

月曜日の最終選考会にむけて、おはなしエンジェル子ども創作コンクールの作品を読んでいる。
高学年がすごく達者になってきている。常連の子も、大勢のこっている。
どの子も、一生懸命書いたんだと思うから、心をこめて読もうと思っている。

2009年10月16日(金)
秋晴れ続き

今日は、近くの小学校が学校公開だというので、見学にいった。
以前は、授業参観といって、一日のこの時間と決められた日に保護者がみにいったのだが、今は、学校公開は一週間。その中の好きな時間に見に行けばいいそうだ。

もっと、保護者がいってるかと思ったのに、教室の後ろはがらがらがほとんど。その中で、たくさん人がいたのは、英語の授業だった。外国人の先生のジェスチャーたっぷりの授業でとても楽しそう。班ごとに月の名前のカードをとるのだが、うまくいくたびに笑顔がはじけていた。ゲームによう。こうやって英語と親しんでいくのだと思った。

また、どの教室の後ろには、好きな本を紹介するカードがたくさんはってあり、子どもたちが本をとても喜んで読んでくれてるのもわかった。
今の小学生の感じをつかみたくって、いってみた学校公開だが、案外、むすめたちの頃と変わらないと思った。
また、機会があったら、のぞきにいってみようと思う。

2009年10月11日(日)
飯野和好さん

西国分寺でおこなわれた飯野和義さんの講演会、『おっと、痛快 絵本の読み語りの旅でぃ!〜国分寺の宿〜』にいってきた。
旅ガラスの姿でさっそうと登場。子たちとかけあいのようにして、笑いをとる。
そのあと、スライドに映した絵本を講談のように読んでくれた。
ひとり立ち回りもしてみせてくれるそのサービス精神に、会場からは笑いがこぼれっぱなし。
すっかりいい気分にさせられて、絵本もとぶように売れていた。
まさにエンターティナー!

秩父の田舎で育ったという飯野さん。一度みたら忘れられないあの絵のねっこには、秩父の田畑で遊んだ楽しかった日々があるのだという。

さて、快晴の連休もあと一日。わたしは、大失敗の連休だった(>_<)
なんだかバタバタの日々。
明日からは、実家へ。原稿が気になるが、また少しばかり家をあける。

2009年10月9日(金)
てつだいマウス・ハッピーズ
きのうはJRが止まって都内は大変だったもよう。
うちのむすこのコーラは、JRがとまってわざわざ京王線に乗ったところで、午後出勤でいいとメールがはいったという。大雨の中ずぶぬれになって駅まで歩いていったのに、帰れるか〜と、意地でも会社に行くと地下鉄を乗り継いで行ったそうだ。
台風の時くらい、休めばいいのにね。(^_^;)
それでも、午後の青空は、澄みきってきれいだった。

さて、新作の幼年童話、そろそろ出回るもよう。
表紙画像、アップしてみた。
つちだよしはるさんに、ねずみたちが飛び出すように、元気よく書いてもらえた。
このねずみたち、どんな服にしましょうと聞かれ、去年はやったドラマ『うたのおにいさん』を参考にしてもらった。だから、ちょっぴり、嵐の大野くんと似てる?
とにかくヨロシク!
2009年10月8日(木)
つのぶえ文庫

ここ10年で最大という台風がくるときいてどきどき。心配症のわたしは、予定を全部キャンセルしたら、東京はなんだか、早く通りすぎてしまいそう。でも、直撃されてる地域の方は大変。なにごともなければいいのだが。

その台風の通り道にもなっている北陸から一冊の本が届いた。
『金沢ふしぎめぐり』かつおきんや著だ。
これはつのぶえ文庫の第一冊目。この発刊の辞がなかなかカッコいい。
北陸児童文学協会は、もう終わってしまったがかつては北陸児童文学賞をやっていたり、今回のつのぶえ文庫を発刊したりと、地域の特性をいかした存在感をしめしている。
地方が元気になれば、児童文学全体ももりあがるだろう。

さて、ももたろう31号。いつもわたしが送っている方、幼年童話の新刊といっしょにと思っている。少しだけおまちを。
新刊は、見本はできたけれど、発刊まであと一週間ほどあるそうだ。
その時にごいっしょに。

2009年10月4日(日)
ぐすん

印刷につかっていた複合機がこわれてしまった。
スキャンもできないので、新作の表紙もとりこめない。
修理には、二週間くらいかかってしまうそうだ。
その間、むかしの印刷機をつかうのだが、これがゆっくり。一枚づづ、紙をいれないといけないのだ。
ということで、ファックスも、その間つかえない。できたら、メールにしてください。

複合機を修理にもっていった家電量販店が閉店セールをしていた。
それで、家人が衝動買いでテレビを買った。今ならエコポイントがついてくるというのも、誘惑だったらしい。
でも、このエコポイント、領収書をコピーしたりして申請がめんどくさい。
それに政権が変わって、エコポイント制度も、もうすぐになくなってしまうそうだ。

ところで、新しく買ったテレビは、ブルーレイ録画ができる。
時代は、本当に駆け足。すぐにブルーレイ全盛の時代になりますよと、煽られて,
へとへとになり帰ってきた。
ワープロの時代がなつかしいよ〜☆

2009年9月30日(水)
九月の終わりに

今月も最後。バタバタしていて、ゆっくり紹介できなかったけれど、いただいた新刊をまとめて紹介したい。
まずは、同人の山本悦子さんのポケネコにゃんころりんシリーズC『さよなら? にゃんころりん』 絶好調で、本屋で平積みになっている。
それから、リクエストして送ってもらった、後藤みわこさんの『秘密の菜園』、
ポプラ童話の海のシリーズの最新作 最上一平さんの『ゆっくり大きくなればいい』

どの本を読んでも感じたのは、どの作家が自分らしさを大事に全面にだしているから、続いているんだなってことだ。
じゃ、わたしの自分らしさって???
書き始めた頃からさぐっているけれど、未だによくわからない気がする。

そういう意味で、今月の三作、どれも味わいもタッチも対象も違ってるけれど、その違いがすごく楽しめた。
今、児童文学ってとても幅が広く、自由になっている気がする。
売れないといわれて久しいが、おもしろい本がいっぱいあるし、作家たちもがんばっている。
もっともっと、読んでほしいな〜。

余談だが、今年の童話作家になる講座の時、わたしがオリジナリティをさがそうと話をしたら、Hさんが、生涯かけてゆっくりさがしていきたいとメールをくれた。しっかりされた人だと感心していたら、Hさんは、第37期日本児童文学学校の最優秀作品に選ばれていた。
心からのおめでとうを!!

そして☆
はずかしながら、わたしの幼年童話の新刊も、十月にはだしてもらえる運びとなった。
「てつだいマウスハッピーズ」かわいいネズミたちが活躍する話。

どうか、たくさんの笑顔に届きますように!

2009年9月29日(火)
ほめられサロン

友だちとひさしぶりにお茶したら、ほめられサロンというサイトがあるとおしえてくれた。とにかくほめてくれるので、いい気分になるという。
さっそくいってみた。やたら、ほめことばがあびせられる。
じゅんこさん、かわいいとか、ステキとか、実際なら一生聞けないようなほめことばが、画面に連呼される。
でも、『主婦の鏡』とかいわれても、そうでないとわかっているから、むなしくなるだけ・・・
わたしには、あわないなっと思ったけれど、このサイト、人気らしい。
うまくリンクできなかったけれど、気になる方は、「ほめられサロン」いってみてね。

2009年9月26日(土)
365個のお話
昔話の読み聞かせのための小さなお話集がでた。
『母と子のおやすみまえの小さなお話365』 ナツメ社
なんとお話が365もはいっている。厚さが五センチもありそう。辞書のような本だ。
これは、鬼ヶ島の千葉幹夫さんの監修。その千葉さんが声をかけてくれて、ももたろうのメンバー四人とサンタポストさんとで手分けして、昔話や有名な童話を規定の枚数に短くまとめた。わたしは、6月と12月を担当。なので、執筆協力者となっている。
量が多かったので、なかなか大変だったが、昔話はとても勉強になった。魅力的なキャラクター。しっかりおちのあるストーリー。長くうけつがれてきたものは、おもしろい。
クリスマスのプレゼントにも最適。大きな本屋だと、平積みになっているらしい。ホームページで立ち読みもできるみたいなので、のぞいてね。
今日は、もうひとつ、ももたろう31号も届いた。表紙をリニューアルした新しい装いのももたろう。もう少しで購読者に届くはず。
こちらも、よろしく!
2009年9月23日(水)
北海道

シルバーウイークをつかって、北海道にいって昨日帰ってきた。
少し肌寒い、澄んだ空気が心地よく、とても癒された旅だった。
まず、気にいったのは、小樽の街。あー、冬が寒くなければ、ぜひ住みたいと思える所!そして、おいしい所だった。
海鮮もおいしかったけれど、チーズもかなりいけていた。ワインがとってもおいしい。

札幌郊外の芸術の森もすてきなスポットだった。森の中に彫刻が点在して、歩いてみてまわる、野外美術館だ。広い青空の下で、木々に囲まれ彫刻がのびやかで、見ているこちらの気持ちもゆっくりほぐれていく。きっと、屋内の美術館でだせない表情をしているんだろう。
わずかな時間だったので、半分も見れなかった。いつかまた行きたい。
冬は、無料で雪に囲まれた彫刻がみれる。こちらも、味があるそうだ。ただ、寒さだけは覚悟しないといけないよう。わたしは無理かな。


そして、最後にいった支笏湖畔の丸駒温泉。東京の日帰り温泉ばかりのわたしには、自然にいだかれるような露天風呂の、この気持ちよさは感動もの。
老後(?)は、秘湯めぐりをしたいという思いを、さらに強くした。
けど、いっしょに行く予定にしている家人は、今日も朝五時起で、さばさばと出張へ。仕事に夢中で、まだまだ秘湯巡りには、興味なさそうだ。

三日間、活字と離れていて、鉄板のような肩こりも、少しやわらいだ。
今週は、おはなしエンジェル、創作コンクールの選考会もある。
わたしも、ぽうっとしてないで、日常にもどらなきゃ。

2009年9月17日(木)
Be−子どもの本

昨日は、『Beー子どもの本』という読書会に初参加した。課題本をみんなで読み合って、感想をいったり、情報交換をする会だ。今回は桐野夏生の『アンボズ・ムンドス』
不況だ、子どもの本は売れないというけれど、ここのメンバーは濱野京子さんをはじめ、続々と活躍している。さまざまな年齢のメンバーそれぞれが、自分の言葉、自分の視点で課題本を語っていて、そのスタンスがカッコよかった。
昨日の話題は、講談社新人賞をとってデビューした河合二湖さん。 できたばかりの淡いおしゃれな装丁の『バターサンドの夜』をもってきて見せてくれた。帯の金原瑞人さん推薦の文字がまぶしい〜。

課題本に対しても、いろんな意見がでてきて、とてもおもしろかった。次の課題本は、『ヘブン』 川上未映子。図書館に予約すると何人もまっている話題作らしい。
さて、今度はどんな感想がでてくるか・・・?
わたしは、ファンタジー大賞で佳作に選ばれた、おおぎやなぎさんといっしょに参加した。
みなさん、初参加をやさしくむかえてくれて、終わった後のビールがとてもおいしかった(*^_^*)
Beのみなさん、これからもよろしく!

2009年9月14日(月)
獣の奏者

少し間をおいたので、時間がかかったが、『獣の奏者』探求編、完結編を読み終わった。すごい物語だった。
本当に闘蛇とか王獣がこの世にいるのではないかと思わせるような、描き方。登場人物、それぞれの苦しみ、痛いほど伝わってきた。大きな視野をもった作家でないと書けない世界。稀代の作家と上橋菜穂子さんは称されるけれど、まさにその通りだ。

アマゾンを見ると、たくさんのレビューがある。
壮絶な最期だったけれど、あれしかなかったんだという意見がほとんど。
たくさんの読者が主人公エリンを愛し、心を寄せてこの物語を読んだのだなっと思った。

ただ、やっぱり、もう少し救われる最後もなかったのか・・・・。
うーん。読み終わった後も、心の中で問いかけ続けてしまうラスト。
さて、みなさんは、どう読む??? 

2009年9月12日(土)
中野 狸小路商店街

今日は、夕方から雨。その雨の中を家族で待ち合わせて、居酒屋に行った。
娘のバイト先の近くの中野駅でおり、商店街をうろうろ。
中央線沿線はまだ、昔ながらの商店街が残っていたりするが、ここ中野もそう。狸小路商店街には、小さな飲食店がひしめきあっていた。

娘のラムネも夏休み最後。めずらしく、息子もつきあってくれて、ひさしぶりの家族の日だった。

2009年9月11日(金)
うれしいメール

おおぎやなぎさんの受賞がご縁で、講談社のYAエンターテイメントなどで活躍中の後藤みわこさんとメール交換することができた。
内容までは書けないけれど、とても励まされた。
書き続けてきたことが、こういうステキな出会いにもつながっていく。
ちょっと落ち込んでいたけれど、元気がでたぞ〜(*^_^*)

2009年9月9日(水)
打ち合わせ

今日は月刊絵本の打ち合わせだった。
わたしのお話に画家さんがラフをかいてきてくれた。今度の絵は、白土あつこさん。絵本『だめだめすいか』で一躍人気になった新進の画家さんだ。

澄んだ笑顔の編集者さんとおしゃべりしながら、絵を見せてもらった。
ラフだけれども、とてもかわいい絵で、大満足。
場面展開、あっと驚く構図。画家さんって、ほんと、すごいな〜。
月刊絵本は、来年五月号。まだまだ先だが、このあとも、何度も打ち合わせをして、仕上げていく。
この作品のタイトルは、『ぼうけん どろだんご』 よろしく!

2009年9月7日(月)
おめでとう

友人の おおぎやなぎちか さんが、小樽ファンタジー大賞の佳作に選ばれた.。
わたしとは、おおぎやなぎさんが、国分寺にいた頃、おはなしポケットという読み聞かせのグループの縁で知り合った。その頃から、大変やる気のある人で、いろんな所に持ち込んだりとチャレンジを繰り返していた。いつもいいところまで行くのに、あと一歩およばないことが多かった。
鬼の創作道場もそのひとつ。なかなか入選にならなくて、いつも、「まだ、足りないんだね」といったりしていた。
でも、やはりがんばったことは実をむすぶのね〜。
今回は、舞台をご自身が育った東北にしたとのこと。
前向きで謙虚なお人柄が魅力のおおぎやなぎさん。
本になるかどうかは、まだまだわからないというけれど、心からのおめでとうを送りたい。

2009年9月6日(日)
エコ育絵本

国分寺つながりのお友だち、西沢杏子さんが新しい絵本を出版された。
ほうねん まんさく むらまつり』 だ。
地球にやさしくなるがテーマの絵本シリーズ。西沢さんには、すごくぴったり。
虫や自然を愛する西沢さんは、地球にやさしい代表格みたいな人。
いつもだれかを思って、心をくだいている思いやりあふれる人だ。
そんな人柄が、絵本にもあふれている。ぜひ、手にとってみてほしい。

もうひとつ、情報。
児童文学作家の丘修三さんの仙台四郎物語〜福の神になった男がお芝居になった。
明治座で主演は、コロッケ。今月いっぱいやっている。
児童文学って地味なイメージ。、こうやってひろがっていくって、なんだかうれしい。
丘作品は、先生たちをはじめ、根強いファンがいっぱいいる。
韓国で『ぼくのお姉さん』が大人気だそうだ

2009年9月4日(金)
ひかり電話、ひかりテレビ

電話やテレビを含めて、フレッツ光にまとめることにした。
なんと、ずいぶん電話料がやすくなるのだ。
知らなかったといったら、宣伝していますよ・・・といわれた。そういえば、ずいぶん宣伝している。でも、この頃、宣伝の意味がよくわからない。タレントの顔ばかり覚えていたりして。

急に秋って思うほど涼しくなった。夏休み気分もふっとぶ。
夏から書き直しの作品も、やっと出来上がった。書き直しの間は、ずっと頭の中にあって、家事をしていても、遊んでいても、他の本を読んでいてもはなれないもの。
この時間が充実している。
これでいいかなって所まできて読み直す。もっと、あそこを直さなきゃ、ここをこうしなきゃと、いろいろ思いつく。きりがない。

南塚直子さんが油絵をかく時、「どこでやめるか」がむずかしいっていってたけれど、創作も高学年くらいになるとそういう所がある。

これも、まだ会社の会議という難関がひかえていて、結果は霧の中。
それでも、作品の中にひたって取り組めるのはわたしにとってはかけがえのない幸せ〜な時間だ。

2009年9月1日(火)
新学期

今日から新学期。朝、家人を車で駅まで送るのですが、スクールゾーンで迂回。夏休みが続いたので忘れていてあわてた。
最近は、地域のボランティアが通学の時、立って誘導している。

9月といえば、お話エンジェル、子ども創作コンクールの選考がある月だ。今年は、10周年で応募が多く、選考のわたしの方にも早くも原稿が送られてきた。
このコンクール、締め切りは9月10日。
まだ、間に合うので、出そうかな〜、どうしようかな〜っと思っていたら、是非、だしてほしい。

8月終わり、川北亮司さんの『将棋キッズ』第二巻、「真夏のハードバトル」が出版された。つるの剛士さんの帯が決まっている。
軽いタッチでかかれていても、将棋を愛する気持ちが底辺にしっかりあるので、なかなかどうして、奥深い。
感情をコントロールできないと、いい棋士にはなれないんだって。そうだろうな。わたしはムリかも。

あと、ひさびさ文研出版も本を送ってくれた。
『あたしが部屋から出ないわけ』 アメリー・クーテュール 末松氷海子訳
書評にとりあげられた話題作。気持ちが丁寧にかかれていて、自然な展開で、すいすい読めた。読んで終わり・・・ってわけでなく、なにかが残る作品。
こちらもおすすめだ。

2009年8月29日(土)
秋の気配

ぶどう、まつたけ くり・・・、スーパーの野菜売り場はもう秋になっている。
東京はこんなに暑いのに!

8月も終わり。
同人誌ももたろうのホームページは、100000ヒットに達した。このホームページ、開設する時は、大変だった。パソコンに詳しい灯台守さんにわざわざ家に来てもらって、講習をしてもらい、さらに松田さんにも来てもらって、更新の仕方を覚えた。今じゃ、ホームページビルダーで簡単にできるけれど、あの頃はそれもよくわからなかったのだ。
それが、こんなにたくさん来てもらって、うれしくなる。
今は、同人の山本悦子さんがホームページの更新作業をやってくれている。


そういえば、わたしのホームぺージもほんの時々、うれしいメールが舞い込む。
なつかしいご縁の人や、わたしの本を読んでくれた感想のメールなどだ。
メールをもらった日はとてもごきげん。幸せな気分になれる。
昭和に育ったわたしにしてみれば、ホームページでできる人間関係って、ちょっと不思議・・・。今度、そんな話も書きたいな〜。

2009年8月27日(木)
大人の遠足

昨日は、子育て仲間のおかあさんと、日光まで一日小旅行をした。
本当は、一泊でというつもりだが、みんな忙しくて予定があわない。それで日帰りとなった。
東武スペーシアで、日光までいき、世界遺産号というびゅうバスで回ってもらう。
涼しいくらいの日だった。トンボが飛んで、秋の気配がただよっている。
日光はマイナスイオンがいっぱい。華厳の滝も中禅寺湖もけやき並木も。すっきり洗われたような気分になる。

メインは巫女さんが案内してくれる、日光東照宮。今までさあっと見ていただけの所が、説明でいろいろわかりおもしろかった。
それにしても、陽名門、派手だな。
日光までなんと2時間で行ける。だから、新宿にもどってきても、まだ、六時半。居酒屋で乾杯して、次は紅葉を見に行きたいねと、それまでそれぞれの仕事や介護をがんばろうと話して別れた。
(写真は華厳の滝)

2009年8月24日(月)
激走ベルリン

昨日は、マラソンに燃えた。前々からマラソンを見るのは大好き。ちなみに、自分が走るのは全然ダメ。
だからこそ、マラソン観戦は応援したくなる。

小さな体の尾崎の最後のデットヒートは、はらはらどきどき。銀でよかったけれど、あそこまでいったのだから、勝たせてあげたかった。って、わたしは何もできないのに、そう思ってしまうのもマラソン。

テレビ観戦でもうひとつ気になったのは、ベルリンの広さ。道もひろいしなにより、平ら。山並みとかちっとも見えない。スケールが違うんだなって、つくづく。
いつかあんな街並みを歩きたいと夢がふくらんだ。

2009年8月22日(土)
上橋菜穂子さん

木曜日にダウンしたわたしだが、なんとか体力回復がまにあったので、金曜日の上橋さんの講演会にいった。すごくよかった。行ってよかった!
会場は、はいりきらないくらいの人。上橋さんは、午前中も講演があったそうだが、すごく元気で、明るくわかりやすく話してくれた。

活字中毒だった子ども時代。本と漫画を禁止されて、それでも読みたくて読みあさった日々。サトクリフの『太陽の騎士』と出会い、『指輪物語』と出会い、風の匂いまで感じるような異世界を描き、本を閉じた時、私は今までどこにいただろう、と感じるような本を書いていきたいそうだ。まさにそれを実践している。

『獣の奏者』探求編、完結編の誕生秘話も聞かせてくれた。
この二冊。10日で四刷り。10万部を超えたという。
「本離れなんてウソ。みんな物語を求めている」
言い切れるところが、すごいなあ。

どうやら、完結編のラストは涙なしでは読めないそうな〜〜。
家族中から、涙もろくなったねと言われる私。ハンカチを用意して読もうと思う。

2009年8月18日(火)
築城せよ!

お盆前のことだが、おもしろい映画をみた。
築城せよ』 城づくりに命をかけた武将が,現代の人にのりうつり、段ボールで城を造る話だ。それと町おこしの話が合体して、いい味をだしている。とくに段ボールでつくりあげた城は見事。その城をくずそうとする町長が江守徹で、なかなかの熱演。
有名な俳優はわずか。監督は短編では賞をとってるものの長編映画は初だという若手。脚本は本業サラリーマンの日曜脚本家。制作費も少なく、大きなスポンサーもついていない。手作り感がある映画なのだ。
人も死なないし、難病にもおかされない。感動をさそう子役の涙も、犬の名演技もでてこない。それでも、見終わったあと、すがすがしい空気が感じられる。
大作ではないけれど、B級の佳作映画。
最近のハリウッドの映画に違和感を感じていたわたしには、とてもぴったりのストーリーだった。

そういえば以前にみた『ブタがいた教室』も、そういう映画だった。
作り手の『こういう映画がつくりたい』という思いがあり、でも、制作費はなく、根気よく持ち込んだりする熱意にしだいに人が集まっていき、手をかしてくれて・・・・。
こういうパワーがこれから増えていくと、映画界もおもしろくなっていくかも。どんどん、そういうパワーにでてきてもらいたい。

2009年8月16日(日)
パソコンで大慌て

13日、どうしてもパソコンが立ち上がらなくなり真っ青。急遽、おぼん行きを半日延ばし、14日の朝、修理にだした。それで、お盆で諏訪の花火などを見て帰ってきて、パソコンを受けとりにいった。直っていた。データももとどおり。あんなに動かなかったのがうそにように直っている。立ち上がらなかった原因はわからない。
お盆の間中、ずっとパソコンのことを考えていたわたしは、すごくほっとした。気がぬけるほど。
それにしても、人騒がせなパソコンだ。これからは、データのバックアップを忘れないようにしなければ・・・。

お盆中は、とても楽しい出会いが会った。
ただ、すごくショックなこともあった。でも、そのせいで長く悩んでいたことの、決心もきっぱりついた。
8月もあと二週間..
この間は、読書の夏になりそう。

とくに『獣の奏者 探求編』が、おもしろくやめられない。
上橋菜穂子さん、やはり、すごい。

2009年8月11日(火)
朝の地震

今朝、早く地震があった。揺れてると目がさめたけれど、こわくて動けなかった。すごい震度かと思ったら、うちの地域は震度3。これで、あんなにこわかったら、震度6なんて、すごいんだろうね。
被害にあわれた地域の方々、さぞかしこわかっただろう。
東京は、最近強い地震がない。
でも、ビルの多さを見るにつれ、もし地震があったら・・・の恐怖は大きい。
家人も息子も、会社から帰って来られないだろう。
いやだな。地震、こわいな〜。こないでほしいよ〜。

台風の雨もひどく、この夏はおかしな夏だ。
うちのまわりだと、雨が多いせいか、やたら蚊が多い。最初、虫コナーズを使っていたが、最近は昔ながらの蚊取り線香にした。あの匂いがするだけで効き目がある気がする。

さて、もうすぐお盆休暇。
わたしも家人と諏訪のほうにいく。子どもたちは、だれもついてこず、家でのんびりするのだそうだ。高速道路、1000円割引でどのくらいこむのか、これもこわいよ〜。

2009年8月8日(土)
リサイクル?

同人誌ももたろうの締め切りも無事クリア。ほっとしたところで、家のそうじに精を出した。
でも、なんとなくきれいにならない。
本や漫画が多すぎるのだ。
しかたなく、見つくろってチェーンの古本屋に売りに行った。

たったこれだけって値段だったけれど、捨てるよりはだれか読んでくれたほうがまだましと思い、あきらめる。
売ったあと、このまま帰るのは寂しいと店内をぐるり。
売ったのと同じくらいの量の漫画や本を買ってしまった。(>_<)
これじゃ、いつになっても我が家はすっきりしない・・・。
夢は書庫付きの家。いえ、書庫に本を整理してくれるロボットでも付いていればもっといい。
そのロボットが、肩でももんでくれれば、幸せだな〜
なんて、暑さの中、ぼんやり考えた一日だった。

2009年8月4日(火)
だまし絵展

夏休みの娘が、めずらしくわたしを誘ってくれた。それでいそいそと渋谷のBunkamura ギャラリーの『だまし絵展』へ。吉祥寺から井の頭線ことことと揺られて行った。

会場は、入場券を買うのに、列ができるほど、混んでいた。それもほとんど若い人。20代くらいが一番多い。デートらしきふたり組も多数。
若者は、だまし絵がお好きのようだ。

入場してみて、思った以上におもしろかった。
マグリット、ダリ、それにエッシャー。以前、エッシャー展は大盛況とのことだか、今回もエッシャーの不思議な絵の前には、たくさんの人だかり。
わたしのお気に入りは、最後のほうにある『水の都』 
これにはもう、完全にだまされてしまった。絵が動いているっと。文章では、説明できない。見るっきゃない作品だ。


ひさしぶりの渋谷で驚いたことは、東急近くにあった、本屋ブックファーストのビルが閉鎖されてたこと。まるまるビル一軒本屋なんて感動したのに、売れなかったのね。出版不況をしみじみ感じた瞬間だった。ショック(>_<)
ヨドバシとか、ビックとか、家電のビルは次々に建つのにね。

2009年8月2日(日)
83歳、漫画にはまる

時々、実家の父と母のところに行く。もう、ふたりあわせて、163歳。わたしがいくと、すごく喜び、いかないと寂しがる。
この前行くと、父がうれしそうに、「新しい楽しみを見つけた」といった。
前にそういった時は、めだかを買ってきて水槽にいれた時だったが、いっぺんに死んで以来、生き物は懲りたらしい。
今度はなんだろうと思うと、机に上に山積みされた漫画を指さす。
ゴルゴサーテーン、銀河鉄道999、などなど。
前から読書家だった父。ちょっといろんなことを忘れてしまうようになっても、本だけは歴史小説など読みあさっていた。
でも近頃は坂の上の図書館まで行くのがつらくなったという。
でも、そのかわり、駅そばの古本やチェーンにはまったようだ。
「やすいし、おもしろいし、いいぞ。読んだら、やるからな」
目を細める父。孫とも話があって、うれしそうだ。
漫画は偉大・・・・そう、思って帰ってきた。

2009年7月30日(木)
地もと、国分寺関連で

同じ国分寺の作家、光丘真理さんが新刊を送ってくれた。
『星空の下、 君と手をつなぐ』 ピュアフル文庫 と『あいたい』 文研出版 だ。
もと女優の光丘さんとは、今は、公文のおはなしエンジェル子ども創作コンクールで顔をあわせるが、その以前も子どもの学校のPTAで知り合いだった。なにごとも前向きにがんばる彼女は、PTAでも、人がいやがる仕事でも、真摯に笑顔でとりくんでいた。(←逃げ回っていたわたしとは違う)ほんと、まわりを明るくするステキな笑顔の人だ。
今回も、ご家族のさまざまな事情に時間をさかれながら、作品づくりに取り組んできたそうだ。そんな光丘作品、興味があるかたは、どうぞ手にとってね。

あと、国分寺関係でいえば、8月に図書館主催の上橋菜穂子さんの講演会があるそうだ。近々、大ヒットの『獣の奏者』の完結編もだされるらしい。人気作家の上橋菜穂子さん、良く引き受けてくれたと思う。
それにしても、あの小さな公民館の部屋で入りきるのかな・・・。

2009年7月28日(火)
TRUST OVER VOICE

昨日は、わたしのこの夏一番愉しみにしていた中島美嘉のコンサートに行ってきた。
家をでる時はひどい雨。それでも、集まったファンは熱く、シンボルカラーの黄色と紫のタオルでそろえている。

豪華なステージだった。ダンサーとバレリーナがきれいにライトアップされた、舞台で曲にあわせて踊ている。中島美嘉のかすれたような独特の甘い声とゆったりしたメドレーに、それがすごくあっているのだ。
髪を長くした中島は、コンサートもラストということで、はだしで、時にはひざまづき、時には飛び上がり、細い体全体で熱唱していた。声は、少しかれていたかもしれない。でも、それさえ味になっている。

圧巻は、中盤のバラード。星にまつわる歌が多いという中島が、ステージいっぱいにまたたく星を背に歌う、ORION 見えない星、WILL. スターズなどの数々。その世界観に思わず鳥肌がたつ。
アンコールは、わたしが愛してやまない曲、雪の華。
聞きたい曲をすべて聴かせてくれるファンごのみ選曲だ。
中島美嘉は詩もいい。
「立ち止まり見る星のない空。
わたしはいつも無力で、
淋しさわかりあえた人より
こんな淋しさくれるあなたがいとしい」〜見えない星より
どの歌にも根っこに、希望と孤独と愛するゆえの淋しさが流れている。若いファンが多かったが、中島がかかえている澄んだ孤独感みたいなものが、複雑な現代の癒しになっていて、そこに人気が集まっている気がした。

ただひとつ不満は、前列の人が立ちっぱなしで、ステージがよく見えなかったこと。
二階席は、すわって見る席とか決めてほしいよ。もう!

2009年7月25日(土)
暑い日は美術館がおすすめ

都内に出たついでに、気になっていた展覧会にいった。「鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人」だ。
斬新で、ちょっとグロテスクで、でも、うったえかけてくるものがあり、すごかった。とくに最後の部屋。とにかく部屋まるごとがアートなのだ。伝えたいけれど、あれを表現するのはむずかしい。とにかくそんな感じのすごさ!
右の写真は、出口付近のオブジェ「撮影コーナー」とあったので、シャメした。赤いくつの足。いくつも作品内でもつかわれていた。

鴻池さんは、文章にも独特の広がりと味があった。
『想像力は年ととらない』とあった。
本当だろうか? わたしの想像力は、ずいぶん摩耗しているみたい。
『家の中で、自分の想像にはまっていたいけれど、それではダメ。やはり外に出て行かなければ』ともあった。鴻池さんの外は、旅。最先端のアートっぽいのに、神話的なのは、自然のエネルギーが創作の糧になっているからかも。

東京オペラシティのアートギャラリーは、きれいでほどよくすいていて、暑さをしのぐには、絶好のポイントだ。9月27日まで開催。

帰り道、夏休みで街は子どもや浴衣姿の人であふれていた。
たまたまエレベーターで乗り合わせた女の子。小声でブツブツ言っている。
耳をそばだてると、
「魔法がきれちゃう、魔法がきれちゃう」といってるのだ。
なんの魔法なのだろう???? 興味しんしんだけれど、必死そうな子の表情に、声をかけれない。
ドアが開いたとたん、走ってとびだしていった女の子のことが、今も気になる。
あの女の子は実はシロサギで 半日だけ魔法で人間になっているとしたら・・・・。
あっ、今、ファンタジーの扉が開いた?

2009年7月22日(水)
連日のニュースに

皆既月食も騒がれているが、わたしが気になっているのは、防府市をおそった土石流のニュース。今年の2月に、那須正幹会長に案内されて、歩いた街だからだ。
靜かでおだやかでのびのびしていた防府の街。なだらかな独特の山並みに囲まれていた。
旅行というのは、行った土地を身近にしてくれる。
わたしなどは、たまにしか行かないから、行った所の思い出は深く抱えこんでしまう。それが、楽しい旅行なら、なおさらだ。
一刻も早く、もとの街並みにもどれますように。
無力だけれど、心の中で祈っている。

2009年7月21日(火)
ボランティアで

今日は、小中学生の野外活動のお手伝いをした。
おもに、小学生の遠足。昭和記念公園で、クイズラリーをして、カレーを食べる。
小雨降る天気。でも、子どもは元気、元気。
わたしは、名前をもじって「シカバネ」とあだなをつけられた。
クイスラリーで、迷子になりそうになったり、子供に、「命令してはいけないんだよ」って注意されたり、いろいろ刺激的な一日。
でも、去年も手伝ったことを覚えている女の子たちがよってきて、「一緒にポニョの歌、歌ったね」と言ってくれたのがうれしかった。

2009年7月20日(月)
奇跡のような瞬間

昨日の夕暮れ時、虹がきれいに見えた。こんなにくっきりした虹を見たのは初めて。
場所は、多摩センターの駐車場。高台だったので、きれいにアーチになっているのが見えた。すごくくっきりして、きれいで、感動的だ。
みんな携帯をかまえていた。わたしも、携帯にカメラ機能がついていることに、すごく感謝した!

わたしの携帯の画像はぼけてアップになるのでわからないかもしれないが、二重の虹になっている。
濃い虹の少し向こうにもうひとつうすい虹がでていたのだ。
色も、みどりがきれいだったのだが、携帯にはうつらないのが残念。
なにかいいことがあるかも!
虹をみると、そんな風に思えてしまう。
まわりの人も、みんな笑っていた。自然の力はかなわない。

2009年7月18日(土)
諏訪神社 下社 秋宮

信州の真ん中、諏訪にいくとよく神社に寄る。いつもは、上諏訪駅に近い上社に行くが、今回は岡谷よりの下諏訪にある下社秋宮に行ってみた。
しめ縄が立派で、荘厳な雰囲気を漂わせる神社だった。来年行われる御柱祭りに向けて、盛り上げようと、たくさんのポスターがはってあった。
その上社のとなりのおいしい塩羊羹を売っている『新鶴』という老舗がある。午前中で売り切れてしまうという塩羊羹をおみやげに買ってきた。
この塩羊羹、インターなどで売られているのよりも、数段 おいしいという。『新鶴』は、店のかまえも歴史を感じる風格があり、記念写真をとっていく人もいた。

そのあと、霧ヶ峰に行くはずが、霧が深く断念。下諏訪の歴史資料館などをぶらぶらして、諏訪の一日を楽しんだ。
残念なのは、諏訪湖。藻が広がって、お世辞にもきれいといえない状態。このままじゃ、みどりの湖になりそうだと思った。

2009年7月17日(金)
お祝いの会+暑気払い

昨日は、会報部のお仲間で高橋秀雄さんの協会賞のお祝い会+暑気払いをした。
神楽坂の毘沙門天の向かい側のお蕎麦屋さん。お座敷がひろくて、食べ物もおいしかった。
なにより、みんなの話がよく聞こえたのがよかった。
まむしを食べる話から、シナリオのこと、視力回復の手術のこと、娘の結婚式のこと、などなど話題が一時もつきない。
最後は、しんみり胸をうつ話まで聞けた。とても心に残った。

今日は、午後から諏訪へ。
原稿の直しも読みたい本もたまっているけれど、今が見頃のニッコウキスゲはどうしても捨てきれない。

2009年7月16日(木)
暑い、暑い

梅雨明けとともに、この暑さ。犬じゃないけれど、はぁはぁしてしまう。
昨日、息子のコーラは、とても暗い顔をして帰ってきた。
このご時世、会社がどうにかなったのかと、とても気をもんだ。
でも、理由は、「携帯を水につけてしまった!」とのこと。
目の前が真っ暗になるという表現を身をもって体験したといった。
このくらい携帯に依存しているんだね。
そういえば、最近は音楽もダウンロードしてせっせと聞いているものね。

もし、わたしが携帯を水につけたら・・・・やはりがっかりするけど、どこか清清するかもしれない。携帯をもたない生活・・・ある意味、あこがれだ。

2009年7月13日(月)
我が家のアサガオ

ずっと葉っぱばかりしげり、咲いてくれなかった我が家のアサガオもやっと咲いた。日曜日は家族でスイカも食べた。気分はもう、夏休み???

家人も子どもたちもみんな出払った日曜日、楽しみにしていた浦沢直樹の『プルート』の最終刊を読んだ。浦沢直樹らしいどんでん返しもあり、さすが。ただ、プルートには泣いてほしくなかったけれど。
このプルートを買うので漫画売り場をうろうろして気づいた。小説がずいぶんと漫画になって売り出している。伊坂幸太郎の「オーデュポンの祈り」とかもだ。
児童書では、若おかみにつづき、ナビルナも漫画化。売れているそうだ。
垣根がいろいろなくなっているようだ。
小説が漫画に近くなったのか、漫画が小説に近くなったのか?

2009年7月8日(水)
人間発見

母のマンションに行ったら、大きなたなばたが飾ってあった。
わたしに見せたかったとうれしそうにいう母。
母は、この頃、どんどん子どもらしくなって、かわいいとさえ思ってしまう。

日経新聞の夕刊の『人間発見』で、児童文学作家の上條さなえさんのことが載っていた。
「お父さん、愛しています」というタイトルで、ご自身で人生を振り返られている。今日で、だい三話目だ

10歳の放浪記を出版されると大評判。NHKのドラマになったりと話題が続く。今は、講演に全国でひっぱりだこだという。
厳しい環境で生きてきた上條さんだけど、ご本人はとても明るくって、気さくで親切な方だ。
そして、とてもエネルギュな方でもある。
上條さんの魅力に触れたい方は、ぜひ、読んでみてほしい。

2009年7月7日(火)
たなばた

暑い暑いたなばた。
かまくらで買った貝をかざってみた。
いっぺんで夏になった気分。

今日は、母に会いに行く途中、初めての編集者さんとお会いする。
この頃、お会いする編集者さんは、ずっと年下が多い。
子どもの本の世界で活躍する編集者は、どの方も本当にすてき!

年下だというのを忘れて、たよってしまうこともしばしば。
あっ、それは、わたしがぼんやりだからか・・・。

2009年7月3日(金)
鎌倉・かくれ宿合宿

ももたろうの仲間で合評会の合宿をした。
参加は、5人。
忙しい中、みんな時間をつくって、同人のIさんの手配の鎌倉腰越にあるとてもすてきなかくれ宿に集まった。窓から江ノ島と海がきれいにみえ、手入れの行き届いた、靜かで落ち着いたインテリアで、もう、大人の隠れ家といえる上質の雰囲気。「わあ、これぞ鎌倉(?)」という感じ。
仲間の作品を読んだり、おしゃべりしたり、鎌倉の街を案内してもらって、歩いたり、とても楽しく実りある二日間だと思う。

いいことは、たくさんあったが、すごく印象に残ったのは、ワインのコルクを鉛筆であけたこと。鉛筆味のワインはおいしかった。(どうしてそうなったかは、想像してみてね)
それと、長谷寺のおみくじの「第三の凶」・・・内容を読んでドキドキした。ちなみに、わたしは、まだ生きているけれど。
『今日』とかくはずが、パソコンで『凶』とでたりして、背筋がぞぞー。これは、怪談がひとつ書けそう。

チェーン店、ファミレスが好くなく、高い建物がなく、緑がやたら元気よく自由で、うぐいすの声と江ノ電のふみきりの音がバックミュージックで、空気がさわやかで、歩いているだけで、いやなものが飛んでいってくれるような、おだやかな鎌倉の街並み。住みたい街ランキングでいつも上位なのがよくわかった。
その街がちょっと身近に感じられた2日間だったのは、Iさんのおかげだ。

この楽しい会の間、わたしの体力が同人の中、最低レベルだということもわかり、みんながとてもたのもしく思えた。

春に予定してる鎌倉でのももたろうの会、できたら鬼の先生たちもまねきたいという声もでて、それまでには、体力をたくわえたいと思い、今日もストレッチにはげんでいる。ああ〜

2009年7月2日(木)
おはなしマラソン

ネットを見ていたら、「絵本の時間おはなしマラソン」というページにいきあたった。
東海ラジオの番組らしい。6月17日は、わたしの「のはらのスカート」を紹介してくれたみたい。
どんな風に紹介されたのだろう。
聞いてみたかったな☆

2009年7月1日(水)
半年過ぎてしまった(^_^;)

今日から7月。あっという間の半年だった気がする。
さて、牧野節子さんから新刊「夢見るアイドル」ツバサ文庫をおくってもらった。1巻とあるので、続くのでしょう。
春に、岩崎からも文庫をだしている牧野さん。絶好調だ。牧野さんの文体が、今の文庫というジャンルがぴったりあっている感じ。
今回も、行間から歌があふれてきそうな、ポップなストーリー。子ども目線できちんとお話がつくられている。
作家は、大人なので、作品に中途半端に文学的に大人の感情をまじえてしまいがちだけれど、牧野さんは、そういうところがなく、子どもを楽しませることに徹している。

もうひとつ、本屋で目について、買ってよんだのが、柏葉幸子さんの「花守の話」
最後のページを閉じて、「あーっ、いい話を読んだ」としみじみしてしまった。
それにしても、うまいなぁ。
わたしとしては、村上勉画伯に絵を描いてほしかったな。鬼もでてくるし、講談社だしね。

2009年6月30日(火)
今年もやります

おはなしエンジェル、子供創作コンクールのちらしができあがった。
今年は十周年で、抽選で30名の方に、絵本、児童書のプレゼントもある。
どんどん応募してほしいな。ちらしがほしい人は、くもん出版へ。1,2枚なら、わたしでもいいので、メールを。
授賞式では、十周年ならではのイベントもあるようだ。

この創作コンクール、選考をするのは、とても楽しい。
まず、子どもたちの豊かな発想の作品に触れられるのがうれしいし、刺激をうける。また、選考委員のチームワークも抜群。いつも話がはずみ、笑いがとだえないのに、選考になれば真剣だ。
今年もどんな作品と出会えるのか、今からわくわくしている。
作品の募集は、7月20日から9月10日まで。