リキリキ ハワイ
〜第3日〜
第4日へつづく
その15 This is FBI

その夜のことだった
到着後に 日本へ国際電話をしようと
買っておいた プリペイドカードを使うことにした

実のところ 旅行中に何度か
公衆電話に差し込んでは 拒否されていたのだ

ホテルに帰って カードを良く見ると
「公衆電話にカードを挿入しないでください」
と 日本語で かかれているではないか

SCRATCH HERE ??
「 こすって暗証番号だして 使う??」

というわけでやってみるが 番号の多さに途中でわからなくなる
ホテルのフロント経由 もいれると
123456789012345678901234567890 ていう具合に
実に30回プッシュすることになる

帰国便の予約確認をしたいのに
日本語で返事してくれるはずなのに
「。。。。WRONG NUMBER」らしき 声

もう一度30回プッシュ!
「。。。。WRONG NUMBER!」

もう一度30回
「。。。。WRONG NUMBER!!」

もう一度。。。
「。。。あなた 何番にかけてるの?」ときかれたと 思う

私は「1234567にかけてるんですが。。。」

なんと その答えは
「This is F B I 」

本当だったんだろうか。


その14 ディナークルーズには蟹スプーンを!

ワイキキに戻って
いよいよ お楽しみの ディナークルーズへ

迎えの車をまっていると
ホテルのおじさんが話し掛けてくる

「にほん さっぽろ さむ〜い!!」
「東京もさむ〜い」「大阪もさむ〜い」
さむい だけの 会話を楽しむ

日本のフェリーのような船でデッキから見たワイキキの夜景
しめて 70ドルの コース

テーブルに案内されると
ポリネシアンダンスがはじまった
そこには ハガケンジ が!!!

と 思うくらいそっくりの ダンサーが
これまた ハガケンジ そっくりの 視線を
なげかけてくる

「新婚サマ〜 」ダンスを促す司会者のおかげで
宴もたけなわ

料理もなんとなく
日本のフェリーのような感じで登場

うっかりしていると
途中でお皿を ひいていかれた 
かに が きたが 
丸ごとだして どうする!

憶えておこう! 
デイナークルーズには蟹スプーンを!!


その13 パイナップル農場

55番バスは52番バスとなって収獲後の畑
パイナップル畑のつづく中央道をひた走る

バスの乗客はいつのまにか
観光客の姿が消え
農場の仕事帰りのような雰囲気になっていた

ドールパイナップル農場で下車
開拓移民 という 言葉が よみがえる




その12 オアフ島の山陰線

55番バスでアラモアナを出発
リケリケハイウェイを通って島の反対側にでる

ワイキキが山陽線とすると 
山陰に向かうというところか
バスは山陰線 カメハメハ ハイウェイにはいる

屏風のようにきりたった山肌
その下に ペタンとした 草原

ジュラシックパークのロケ地
クアロア牧場を車窓にみる

時折 乗客が
乗り降りするほかは

静かで 透明この上ない海が
つづいていく

途中下車したかったが
おりてしまうと
次のバスがいつ来るかわからない

日本の離れ島を
のんびり バスで旅行しているような
気分になる

2時間ほど
バスにゆられて
オアフ島の最北端 タートル ベイについた

ここで少し遊んで 30分後のバスにのることにした

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