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5月16日(火) いまはもうただ穏やかな島の海

学生時代に参加していたFIWCと
FIWCが建設した「むすびの家」を中心にしたNPOが

ひとり芝居「地面の底がぬけたんです」を
公演することになった。

ひとり芝居「地面の底がぬけたんです」は
ハンセン病療養所 入所者で
86歳で亡くなった 藤本とし さんの随筆集をもとにしている

「ハンセン病の方が書かれた本をもとにした芝居です」
「ぜひ 一度 見ていただきたいとご紹介にあがりました。」

ハンセン病回復者が宿泊を拒否されたことから始まった
むすびの家建設運動は

40年を経て 再び 宿泊拒否事件を つきつけられた。

私達は いったい何をしてきたのだろう。
そんな思いから

6月18日に向けて 少しでも多くの人に
知ってもらおうと 紹介チラシを配ってまわっている。

ハンセン病であることが
ハンセン病であったことが
特別なことではなくなる日が来るように。


愛生 3月号に掲載された余田加寿子さんの川柳

「島の過去そっとしといて欲しいとき」
「島に生く今日もあしたもあさっても」
「今はもうただ穏やかな島の海」



5月12日(金) 大会を知らず
撮影に苦労しました。
落ち葉が積もり 睡蓮の枯れた茎だけだった
池に 小さな金魚が姿を現した。

数年前に 池に放って以来
毎年大きくなっていくものや

いつのまにか 姿を消すのもいる

今年は とうとう 一尾もいなくなったと
あきらめていたら

母親らしき 真っ赤な金魚の後を追うように
背びれや 尾びれが 少しずつ黒い子供達が
なんと 7尾も 泳いでいる

大海(川)を知らない子供達

そういえば うちの子供達
誰だったか 「大会を知らず」
と 思ってたひと いましたね。

予選敗退。

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