10月        11月のリビング         12月

11月28日(木) 山辺の道
先日山の辺の道を歩いた。(といいたいところだが)ドライブした。やまとしうるわし。箸墓古墳、黒塚古墳 三輪神社周辺をつなぐ古代の国道だそうだ。なだらかな斜面に田んぼや柿畑が広がっている。眼下には大和の町並み。そのむこうに金剛山 葛城山 二上山がきれいな曲線をえがいている。
そしてそのむこうに。。。

ウォーキングの人のじゃまをしながらドライブして少し肩身の狭い思いをしたが
考えてみると日常の生活のなかに物見遊山で踏み込んでいるという意味では
たいしてかわらない立場ではある。しかも古代とはいえ他人のお墓を巡り歩いているわけで。
と まあ そんなこんなで そうめんを食べて帰ってきました。

11月24日(日) 「近頃河原の達引」

Yさん夫人に文楽に招待された。「鬼一法眼三略巻」と「近頃河原の達引」。
「きいちほうげんさんりゃくのまき」と「ちかごろかわらのたてひき」と読む。歌舞伎や文楽は題名からもう芝居見物気分に満ち満ちている。前者は源氏再興を願い身分をかくして苦労をかさねる主従の話。後者は身の上を心配しながらも「義理」を守ろうとする娘を理解し道行をおくりだしてやる盲目の母とにいちゃんのけなげな話。どちらも約250年ほどまえにできた話だそうだ。主人を守るために自己を犠牲にする。娘の「女の道を貫く」決心を知ってだまって送り出す母。
猿回しで面白おかしく妹の門出を祝ってやる兄ちゃん。
何かのために自己を犠牲にする精神はその対象はともかくとしていつの時代にも人びとの感動を呼ぶ。「ちかごろかわらの」ではないけれど「ちかごろ」の自己を超えた価値とはなんなのだろう。

11月19日(火) 10月のリビング太地編

10月のリビングで小さい頃大好きだった本のことを書いたら太地のやまもとさんから楽しいお便りをいただいた。一人で楽しむのはあまりにももったいない。ご本人の了解を得ましたので皆様にご紹介しましょう。

題して「10月のリビング太地編」
10月のリビング拝見して、私が子供のころどんな本を読んでもらったか・・・と考えました。5人兄弟の一番上、母も忙しかったのでしょう残念ながら記憶にナシ。

物心ついた頃の母の姿は、いつもよなべ(縫い物)をしていました。
でもいつも聞かされた話によると、子供の頃から本が好きで前が木材組合の事務所だったので、2歳ぐらいの頃昼休みに家に遊びにきた事務員(男の人)が側に置いていた本を読んでくれたところすぐに憶えてしまい、ページをめくる前に、もう次のページの内容を言ってたそうです。

その中で一番のお気に入りは「酒は涙かため息か」
のところで「さーけェェは涙かたーめぇいきーかー」とその人が歌うとアーコリャコリャ
と私が相槌を打つのでそれが面白くてわざと、そこを飛ばして次に進むと機嫌が悪くなったそうです。

その人も戦争で亡くなりました。
父は真面目なサラリーマンでしたが、いかにせんこんな環境がルーツ。
miguさんとはえらい違い「3ツ子の魂100まで」・・・で、今の私が出来上がりました。
おそまつ。     

どうです。みなさま。私はしばらくコノ話を思い出しては笑わせていただきました。
やまもとさんをご存知の方はさらにお楽しみいただけると思います。
残念!(古座のやまもとさんとは別人です)

11月17日(日) パソコン復活

10月のリビングから故障入院していたパソコンがこの度めでたく退院してきた。
過去の記憶も失われず一安心。気が付けば秋の庭の紅葉もすっかり落ち葉になってしまった。
YさんMIKEAさんお留守番ありがとう。ひとまずこの場でお礼もうし
あげます。
ホームページがありながら自分のパソコンが故障したことを連絡できないなんて
「なんて不便!」なんでしょう。ホームページ119番とか110番とかあっていつでも電話したら、ページの留守番してくれるとか。どうでしょうね。
ともかくよかったよかった。これからもがんばりますのでよろしく。

11月 落ち葉の庭

私の部屋も一面の落ち葉の庭になった。
一日中落ち葉たきをして過ごした。





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