舞台照明入門 & 成果発表

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いよいよ「夏期講習」最終日。3日間の総決算がおこなわれました。
内容は「舞台照明ワークショップ」と2日間のワークショップの「成果発表」。
講師は、舞台照明の講師として、ライティングユニオンの叶仁人先生と鷲崎淳一郎先生。 そして、前日から引き続き、青年劇場の佐藤先生、板倉先生、白木先生、高安先生、そして岡山先生。

5部 舞台照明入門 8月18日 参加人数32人

午前中は「舞台照明ワークショップ」がおこなわれました。舞台照明に関する基本的な内容について講習していただきました。
(1)機材の名称について
(2)「光の三原色」について
(3)「仕込み図」「Qシート」について
(4)照明で表現できる時間の変化について
一日の時間の変化(夜明け→朝→昼→夕方→夜)を目の当たりにし、 ホゥというため息が受講生の中からもれました。 いやぁ。照明ってすごいですねー。そして、「状況を作るのが照明の仕事です」サラッとクールに決めた講師の先生方が素敵でしたぁ。
照明講習会後は各班に分かれ、成果発表に向けての最後の稽古が行われました。 発表を控えての練習は、かなり緊張感が漂う空間になっておりました。ピシッッ。 また、“照明講習”をさらに深く学びたい方は、舞台に残り、 「成果発表」に向けての仕込みを講師の先生と共に行いました。

そして、いよいよ午後は「成果発表」!!!

文化ホール舞台にて、今回のために仕込んでいただいた照明を点けての発表でした。
初めて舞台で演じる方もおり、緊張する雰囲気の中でしたが、楽しく発表を行うことができました。 あくまでも「練習の途中経過を発表」ということでしたので、片手には台本を握り締めていました。 顔には冷や汗を掻きながらも、心の中はウキウキといった感じだったでしょうか。照明を当てられるとなんだか良い気分になるんですよねぇ。
さて、ここで発表の内容について詳しく各班ごとに説明しておきましょう!

(1) ミュージカル(創作)

ストーリーは2日で考えました!歌い、踊りました!年齢・性別問わずに・・・
「踊る体と歌う体では重心が違う。踊るときは上へ。歌うときは下へ。これがミュージカルで演じるときに難しいのである」(講師談)

(2) 『ぐず』チェーホフ作

3組演じられました。怖い女主人登場・・・(汗)
「主人は何を言おうとしているのか」「ぐずの心の動きをとらえる」これを感じてほしい。(講師談)

(3) 『いまわしい話』チェーホフ作

2組演じられました。非常に濃い2組でした。「18禁」であるという噂を耳にしました・・・。
「対話で一番大切なのは“言葉”ではない。相手に影響を与え、相手から受け取ることである」(講師談)

(4) 『ロミオとジュリエット』シェイクスピア作

ジュリエットの独白。7人が演じました。様々なジュリエットが見られ、見ごたえありました〜。
「一人芝居で陥りそうな所を注意して演じてほしい」(講師談)

どれもこれも見ごたえのある発表で、2時間近い発表時間だったにもかかわらず飽きることなく見られました。大満足〜!
最後に、この「夏期講習」に参加した感想を受講生および講師の先生から話していただき講習会を終了いたしました。 このときに寄せられた感想は、みな好意的なものでありました。 勉強になった、演劇って楽しい、というものが多かったように思われます。 詳しくは「演劇大学夏期講習アンケート」をご覧ください。
また、講師の先生からは以下のような感想をいただきました。
「自分がプレーヤーとして演じるヒントになった」
「受講生のみなさんから教えてもらえることがたくさんあった。みなさんは“人の芝居を見て、それを盗む”のが上手い!」
「のびのびと自分を出して良いのだな、という空気が広がってきて良かった」
「確実に人は変わる!これを実感した3日間であった。素晴らしい!」
「主役は俳優であり、裏方ではない。照明・衣装でいくらでも役者が変わることを確認した」
「足利は、この講習会を行うことにより、とても変わってきている。足利での演劇人口をもっと増やしていきたい」

今回の講習会は「夏期講習」ということで、継続的に演劇大学に参加している方だけでなく、この講習会にだけ参加した方もたくさんいました。 特に、高校生の参加が多く、いつもよりも若い(!?)年齢層で、新鮮な気分で講習が受けられたような気がします。 演劇経験が多くても少なくても“演劇”というものを楽しみ、新しい自分を発見することの一つの手段としているのは同じなんだなぁということを実感しました!
連続3日間参加し、老体に鞭打ち、極度の疲労を感じつつも楽しく過ごせた「夏期講習」でした。 講師の先生方、参加してくれた受講生の皆さん、楽しい3日間をありがとうございました! 《しまぴぃ》

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たった3日間でこんなに出来てしまうのですね。講師の方々の気迫におされながらも、気持ちよい緊張感のなかで受講できました。 それにしても、改めて感じるのは、舞台上の人たちを支えてくれる講師の方々を始め、照明さんや音響さんや舞台スタッフの方々の力でした。感謝です。 《がんちゃん》


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