2部 8月16日 参加人数34人
昼の部から引き続いて参加という元気な人もたくさんいて、夏期講習の人気の高さを物語っているようです。
参加したある人は「プロの方から学べるという意味はすごく大きいです。
普段気がつかないことを指摘されたりするので良い緊張感があります」と話していました。
また、夏休み中の高校生が参加して平均年齢を引き下げているのも夏期講習の特徴でしょうか(^^ゞ
《4つのグループで同時進行》
文化ホールの舞台に集まって自己紹介を終えると、すぐに4つのグループに分かれました。
◇「ミニミニミュージカルを作ろう」(指導:佐藤さんと岡山さん)
◇「ジュリエットの独白を読む(シェークスピア『ロミオとジュリエット』)」(指導:高安さん)
◇「チェーホフの作品を読む」からは更に2グループ
1.『いまわしい話』を読む(指導:板倉哲さん)
2.『ぐず』を読む(指導:白木さん)
「ミュージカル」のグループが一番多かったようです。
早速、文化ホールの舞台の上で歌のレッスンを始めましたが、曲は『長いものにはまかれましょう』?それがおかしい歌詞なんです。
ひとつひりきなひとたちよ
ふたつふこうになりたくなけりゃ
みっつみえなどはらないで
よっつよわたりじょうずになろう
ですって。
これに音楽が付き、岡山さんの振り付けで一人一人の動きを全体につないでいきました。
どんなミュージカルができあがるのか楽しみですね。企画委員のがんちゃんはさすがに疲れたとのコメントでしたが(^_^;)
「いまわしい話」では画家との娘(恐らく上流階級の)が登場します。
二人は静かな晩に、森の中のベンチで待ち合わせをしています。呼び出したのは娘の方です。
どうやら青年画家に気があるようですが、画家の方は・・・。
ホールのロビーでの稽古が始まりましたが、既に立ち稽古でした。
女性が多いので画家は誰が?楽しいと話す参加した女性の一人は「今まで字面だけを読んでいて深く考えてこなかった」
「言葉の裏にある感情までを読み取ることの大切さを知り新しい発見でした」と感動していました。
「ぐず」のチームは、和室の楽屋での稽古から始まりました。
上流階級の主人とその家に雇われた女性家庭教師の話です。
今日は給料日のようですが、素直に支払ってくれるのか、部屋には緊張感が漂っています。
稽古では、すぐに二人一組で戯曲を読み始めましたが、どんな状況で何を言おうとしているのかを二人で話し合い、
それを念頭において読みました。これが十人十色で結構面白いのです。
いろんな主人や家庭教師がいます。参加した方は「プロの指導で緊張します」
「物語が書かれた時代背景に関心を持ちます」と楽しそうでした。
「ジュリエット」も初めは楽屋での稽古でした。
皆さんもよくご存知のロミオとジュリエットの話です。
愛し合う二人が両家の事情から結婚できず、悲劇に終わりますね。
そのクライマックスの一つ、ジュリエットが毒を飲もうとしています。一人芝居のようなものです。
高安さんから「恐怖と不安の揺れが激しい場面」「自分自身のジュリエットを」との指導を受けて、一生懸命ジュリエットになり切ろうとしました。
「文字を目で読むのと声に出すのとでは大違いで、難しさを知りました」と参加した方も、改めて感動していたようです。 《こーちゃん》
4部 8月17日 参加人数37人
第2部からのグループ分けをしていたので、グループに別れて、発表会に向けての稽古。
夜の部でしたので、社会人の方々の参加が多くみられました。何よりも、多くの人の熱い思いが感じとれ、充実していた時間だと思いました。
参加者の方からの感想を聞くと、「自分が小さく演じていたのを実感しました」、「演技の中で、段々笑顔が作れるようになりました」、
「たくさんの人々と出会えて、演劇のもう一つの魅力だと感じました」等々、多くの感想を頂きました。
私も参加して、楽しい時間を色々な方と過ごして、改めて実感することが多くあり、本当に良かったなあと思っています。
この講習で学んだことを活かして頑張りたいと思います。そして、もっと多くのことを学びたいと思っています。 《くにちゃん》