5日目

いよいよ"ナガエブナ"観察の日。
常緑樹林の中に、どんなブナが残っているのか。

 雨上がりの朝。 赤い車はタクシー。

朝食はビ−フンとお粥。 下の写真は豆腐。 臭いんだけど、味はまあまあ。

西畴の町から1時間位、車で奥に入っていきます。
小さな集落が点在していて、けっこう子供達をみかけたけれど、
学校なんてみかけないし、生活に不満ないのかな? なんて思ってしまう。
ここまで植えるか、ってくらい、山の上のほうまで、耕せる所には全て
作物が植えられていていました。
一観光客として見る風景としては心和むけれど、ここに住みたいとは決して思わない。
都市と農村部の貧富の差、都市の富って農村部からの安い労働力のうえに
なりたってるわけで、いろいろ考えさせられちゃいます。
帰国してから、農民の暴動事件のニュースをみたけど、無理ないと思ってしまう。
これ、中国ではニュースにはならないだろうけど。 

現地林業関係の方の案内で、山に入ります。
雨期で、前夜かなり雨が降ったため道がすべりやすかったです。
もともと急斜面が苦手な私も、足を滑らせた仲間の1人。
標高もそれほど高くなく、湿度がかなり高いため、歩いていてちょっとボーッとしていた時に
片足滑らして、ちょっとやばかったです。

常緑樹林の中にポツポツと生えていた落葉のナガエブナ。
はるか昔、落葉樹が主だった所に、常緑樹が入りこんできたけれど、ナガエブナは生き残れた。
日本のブナと比べると、葉が長く尖っていて大きいです。 
殻斗の柄が長いためこの名前が付けられたそうです。

 

西畴に戻って、昼食は豆乳鍋。
鶏の頭とか足がでてくると、ちょとギョ!です。

西畴に2泊の予定でしたけれど、翌日の行程短縮のため、文山まで戻り、ここで1泊。 
かなり大きな市で、漢方薬の田七人参の産地。 製薬業が主産業のようです。

夕食中に停電を体験。 中国の電力不足問題を聞いてはいたけれど、体験するとは。
需要が集中するためでしょうけれど、点いたり消えたりが数回。
よくあることなのか、すぐにロウソクが登場しました。

 ホテルの部屋から

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