5日目

今日はHighline Trailのハイキング。 Logan Passまでは昨日と同じコースです。 ここからGarden Wallと呼ばれる斜面を歩いていきます。 トレイルのはじめに "Entereing Grizzry Country" "Notice to Backcountry Users"と注意事項の掲示板があり、歩き始める前に先生から公園の管理方法、運悪く熊とハチアワセしてしまったらどう対処するか等の説明がありました。 先頭が先生、最後尾がゲーリーさんで歩いて行きます。


Logan Pass(left) and Marmot (right)

高所恐怖症の私はコースのはじめでちょっと緊張。 高低さはないけれど急斜面で道幅がせまく、ほんのちょっとですけれど鎖を伝って歩くところがあります。 慣れるまでは谷側を見ないようにして歩いていました。 ここでも岩場でマーモットを見ることができますが、こちらは内気なのか、すぐにかくれてしまいました。 

このコースではいろいろなお花を見ることができました。 グレーシャーならではのベアーグラス(フラワーアレンジで使うベアーグラスってこれと同じもの? 7年に1度(だったと思う)花をつけるそうで、今年は不作気味でした)、インディアンペイントブラッシュ、コロンバイン、クレマチス、グレーシャー・リリーなど。 まだ蕾のものもありましたけれど、どんなお花が咲くのでしょうか。

途中、近くの斜面に茶色く動くものを発見。 大きなマーモット? それともクマ? 何だろうといっていたらスティーブ先生がどうもグズリー(グリズリーじゃないですよ)らしいと。 セント・メリーのビジターセンターに写真か剥製があったと思います。 見れるのは珍しいそうで、顔を見る間もなく、敏捷な動きであっというまに斜面を登っていってしまいました。 

この日は思いがけないところにビッグホーンシープの群れがいて、ゆっくり観察できました。 若者からぐるっと360度以上巻いている角をもった老哲学者っぽい風貌をさせたのまで、10数頭いたようです。 おとなしそうで、10m位の距離でしたけれど、人が大勢いても気にしないようです。 帰りもまだ同じ所にごろごろしていたので、あまり移動しないのでしょうか。

Haystack Butteへの登りがはじまるあたりの岩場でお弁当です。 きょうはサンドイッチ。 このあたりの岩には、藻の化石が見られます。 はぐれちゃたのか、仲間はずれにされたのか、角から見てまだ若いビッグホーンシープが一匹近くをうろうろしてました。 

食事のあとは、ここで折り返してゆっくり写真を撮って帰る組とHaystack Butteまで行く組とに分れて行動。 ここからHaystack Butteまでが一番きつい登りです。 ここにもグレーシャー・リリーの群落があって、熊になったつもりでお花を食べてみるとりんごの皮みたいな味でした。 ここからのLogan Pass方面への眺めはすばらしいです。 

峠で休憩したあと、私達は同じコースを戻りましたけれど、進んでいくとMany Glacierへ抜けられます。 帰りは太陽に向って歩いていくので暑く,風も強かったので(向いの山の細い滝の水は風に吹き上げられていました)かなりへばりました。 体力不足を実感。 駐車場に戻ると先生が麦茶とチェリーを用意してくれていたのがとても嬉しかったです。

今日の宿はRising SunのRising Sun Motor Inn。 Logan PassからGTTSを反対側に降りていきます。 風が非常に強いためSaint Mary Lakeには白波がたくさんたっていました。 モーテルの敷地内も歩くのに苦労。 強風の日が多いのか、風がないときでも草は一方にかしいでます。 お部屋は広くて使いやすいけれど、ドアの上部ガラス部分にカーテン代わりにバスタオルをかけてあったのにはびっくり。 これは私の部屋だけで、前の客人がこわしちゃったのかどうか、灯りが外にもれるからこれはとりかえてもらわないと。 こっちの人は気にしないんでしょうか?

夕食はここのレストランで、メニューから好きなものを各自でオーダー。 パスタをオーダーしてみたけれど大失敗。 味がなく、どうしてこんなのがメニューにあるのか不思議。 こちらのベジタリアンはこんなのを平気で食べているんでしょうか? 周りを見まわして、明日はバッファロー・バーガーにしようと決めました。

夕食後に希望者だけてWild Goose Island View Pointへ夕暮れを見に出かけました。 暖かくしていったほうがいいといわれ、重ね着できるだけ着て出発。 夕日が山肌に当たってきれいでしたけれど、期待していたほどには赤くならず残念。 この日はさすがに疲れたのか、熟睡できました。


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