4日目

時差調整に苦労。 部屋にテレビがないので起きていてもつまらず10時とか11時に寝ますが、平均睡眠時間が5時間という生活をしているので、かなり早い時間に目がさめてしまいます。 それから熟睡してしまうと、今度は起きれなくなってしまうので目覚ましをしっかりかけておきます(電話がないので、モーニングコールもないのです)。 レストランは朝6時半から。 少し散歩してから行く事にしました。 敷地内ではウサギをちょくちょ見かけます。

今日はまず、Going-to-the-Sun-Road(GTTS)をLogan Passまで行きます。 途中数カ所で車を止めて景色を楽しみながら登って行きましたけれど、 雲っていてるうえに風が強く、高度が上がるたびに重ね着をしていきました。 本や絵葉書でみるようなFireweedのお花の群れを期待していたのですが、6月の雪の影響か、ここでは見ることができませんでした。 Weeping Wallは陽がさしているときならきれいな虹がでると思います(翌日、峠の反対側の同じようなところではきれいな虹がでていました)。 うっかり山側の窓をあけていると水が入ってきてしまいます。 ここは自転車で登ることもできますけれど、通行時間が決められているそうです。 時間までに登れそうにない人、疲れてしまった人が乗せてとたまにサインを出しています。


熊を探す(赤い車はシーニックコーチツアーもの)              GTTSからの眺め         

ビジターセンターで少し自由時間をとったあと、いよいよハイキング。 今日のコースはHidden Lake Nature Trail。 Clements Mtn. 山麓を歩きます。 ここは大陸分水嶺の通るところ。 それを境にお天気が全く違っていておもしろかったです。 途中までは木道があって歩きやすくなっていますが、とにかく風が強く寒くて体に力がはいります。 私は耳がすぐにかじかんでしまうので、耳をカバーできる帽子が欲しかったです。 コースのはじめは一面グレーシャー・リリーのお花畑。 他にも高山植物を見かけました。 インディアンペイントブラッシュはここではピンクがかった濃い赤です。


Clements Mtn. and Reynolds Mtn


Glacier Lily (left) and Garden Wall (right)

岩場にでるとマーモットをよく見かけるようになります。 人に慣れていて、写真撮ってもいいわよってカンジで、しばらくちょこんと座っていてくれたり。 正面からみると鼻のあたりがカワイイです。 赤や青緑の岩がごろごろしていますが、これは海底が隆起したもので、 赤い岩は鉄分を含んだ比較的浅い海底、青緑は深い海底だそうです。 雪の残っているところ以外は歩きやすいコースです。


Hidden Lake and Barehat Mtn.

Hidden Lakeが見えはじめたら、マウンテンゴートに遭遇。 ママ、赤ちゃん、そして若者2匹のグループでした。 まだ冬毛が抜けきれていないのでちょっとみすぼらしいカンジ。 ママは先にスタスタ行ってしまい、その間にハイカーが入ってしまったから子供はちょっとあせってましたけれど、道を空けてあげて無事ママに合流。 ひょいっと急に出て来たりするのでびっくりします。 このコースでは出会う確立が高いようです。 風よけにいい場所があったので、先へは行かずに昼食に。 今日のお弁当はおにぎりです。 作ったのは先生、添乗員さん、そしてアシスタントのマキさん。 何時起きしたんでしょうか。 パンみたいにパサパサしないから、やっぱりおにぎりはすぐれた携行食。 熱いお茶が欲しかった(次回はポットを持って行くこと)。

本日の夕食。 テーブル全員サーロインステーキを頼んだはずなのにでてきたのはサーモンステーキ。 ワゴンに載ってきたとき、皆の目が点に。 添乗員さんがまとめてオーダーしてくれて、そのとき焼き加減も言ったはずなのに(サーモンステーキにレアーもミディアムのないでしょう)。 サーモンでもいいという人もいましたけれど、私はお肉にこだわりました。 アメリカではやっぱりお魚よりお肉のほうがおいしいんですもの。 これ以後、ボーイさんはかなり無愛想になりました。 今日もハズレ。

夕食後、希望者だけで熊探しのドライブに。 イエローストーンで一緒だった釣りが好きのご夫婦は途中下車、ゲーリーさんについてもらって川で釣りへ。 昨日と同じ熊の観察スポットに車を止めて、山の斜面を探します。 雪が残っているあたりの若草を食べにくるそうなので、その辺を双眼鏡でさがしますが、すぐに先生が1頭見つけてくれました。 でも、慣れていないので場所を聞いてもなかなか双眼鏡の焦点を合わせられず、肉眼で見たほうが見つけやすかったり。 道路際には熊の好きなシシウドに似た草が生えています。 熊はこの花芽が好きだそうですが、今はもう花が咲ききっているので、ここで熊との遭遇する危険度は少。 もしも後ろから出て来られたらドキッです。 30分位で戻り、途中で釣りのグループを拾います。 一匹釣れたそうで、とても喜んでいました。


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