7日目

曇り。 気温が低いので昨日買ったコートを着ていくことにしました。
8時ちょっと前に迎えの車がきて、Victoria Stationに向います。 足の弱い母には、エスカレーターはあっても地下鉄の乗換えとかやはりたいへんみたいなので、これは楽でした(ながーいエスカレータは、下りは怖いといってました)。


Victoria Station
以前来たときよりきれいになっていました。 出発案内も行き先とか見やすくて好きです。
Orient Express の受け付けは左奥にあります。

この日はカンタベリー、リーズ城(だったと思う)、ガーデンツアーの3コースがあり、カンタベリーは行ったことがあるので、私の一存でガーデンツアーにしました。 今日はイギリスでホームステイをしている従姉の子と、そのステイ先を訪問中の従姉と一緒です。 乗客のスタイルは様々。 しっかりおしゃれをしてる人たちもいます。 日本人もみかけましたけれど、ガーデンツアーは私達だけでした。 翌日ならヘンリーレガッタ観戦なんていうコースもあっておもしろそうだったけれど、従姉や母には向かなそうなのでこちらにしました(パンフレットを見るといろいろなコースがあって、いつかグランドナショナル観戦ツアーとか行ってみたいです)。

私達の乗った車両はMinerva、1927年製造。  ほとんど2人ずつ向かい合う座席ですけれど、4人の個室があると代理店の人が教えてくれたので、そちらを予約しました。 
最初に朝食(コンチネンタルスタイル)がサービスされます(これがあるのでホテルでは軽い朝食にしておきました)。  

メニューは
Glass of Chanpagne with Peach Nectar
Fresh Fruit Cocktail
A Bakery Selection
Butter and Preserves
Danish Pastry
Coffee from Colombia or Tea

ピーチ・シャンパンは美味しいけれど、飲みすぎに注意。 パンのサービスのあとからペストリー類がでてくるので、甘いものが好きな方はパンは控えめにした方がいいです。

コースによって下車駅が違いますが、担当のスチュワードが知らせに来てくれます。 East Mallingで下車、ここからはバスです。 20人ほどで他のコースにくらべると少なかったです。 訪問地はYalding Organic Gardens と Great Dixterで、 どちらもスタッフが案内してくれます。 英語の説明だけなので詳しくはわかりませんでしたけれど、Yalding Organic Gardensはガーデニング技術をみせるためにつくられたそうです。 私がかろうじてわかったのは有機栽培についてのころとだけですが、いろいろなガーデンスタイルを見ることができます。 園芸用品等のギフトショップもありました。



 

上はYalding Organic Gardens。下は途中でみかけたパブ(?))と水門です。

Great Dixterはそんなに広くはないけれど、素敵なところです。 Sunk garden, Wall Garden, Rose Garden, Topiaryなど、ここでもいろいろなスタイルが見れます。 庭園のほかに木組のマナーハウスも公開されています。 この付近の庭園は日本ではシシングハーストとかスコットニー・カースルがよく知られていますけれど、Great Dixterも訪問価値ありです。

    

  

Great Dixterを出る頃から雨が降りだしました。 2時半頃Ashfordに着き、ここからまた電車の旅。 OEのツアーパンフレットによくでている年配のスタッフをホームで見かけました。 カンタベリーで他のグループを乗せて Dover, Forkstonを周ってVictoria Stationに戻ります。 車窓からドーバーの白い壁が見えましたけれど、ここは海側から見てみたいです。

 

遅いランチのメニューは
Rutland Broth
Cold Roast Loin of Pork with Prune Stuffing and Apple and Calvados Sause
A Seasonal Salad with Special VS-O-E Dressing
Mustard New Potatoes
Lemon Tart with Lemon Syllabub
Coffee from Colombia

駅で迎えの車をどうやって見つけるのかなと思っていたら、カードを持ったドライバーがわかりやすいところに立っていてくれました。 従姉達も乗せてもらってホテルに戻ります。 
日本人はやはりお風呂好きなんでしょうか、ホテルに着くなり従姉はお風呂使わせてと入っていきました。 子供のステイ先に一緒に泊まっているけれど、遠慮があって毎日髪とか洗えないし、シャワーだけじゃものたりないし、さっぱりしたと言ってました。 この時期、ロンドンでは地下鉄のストライキがあり(連日ではなく指定日のみ)、私達はぶつかりませんでしたけれど、従姉達はかなり困ったようです。

夜はSt. Martin in the Fields教会のバロック音楽のコンサート。 ホテルは観劇とかコンサートにはとても便利な場所にあります(広場に面した部屋は夜ちょっとうるさいかもしれませんが)。 教会内の照明はろうそくの灯りのみで、ゆらめく炎がなんともゆったりした感じで、ツアーの疲れもあってか、心地よい音楽に目をつぶるとついうとうとしてしまいます。 ロンドンでは教会でもよくコンサートが開かれているのでお勧めです。 この日はSt. James教会でもありました。 このほかにお勧めなのはSt. Paulの近くにあるSt. Anne & St. Agnes(ここもChristopher Wrenの設計です)。 有料のコンサートのほかに、今も続いていると思いますが、ランチタイムに無料のコンサートがあって、コーヒーやビスケットのサービスとかもあります。 Bring lunch if you wish とあるので、サンドイッチを持っていったことがありますが、食事をしてから来る方がほとんどでした。 楽しめたら気持ちだけ寄付を。 終演後、帰る人達に牧師さんが声をかけていました。 8月はお休みのようですが、インフォメーシオンセンターにパンフレットがおいてありました。


戻る     次へ