6日目(ケツァール観察)

今日はラフティングとケツァール観察に分かれて行動です。 ラフティングも楽しそうですけれど、コスタリカに来たからにはやはり一度は見ておかなくてはと、ケツァール観察コースを選びました。 朝食をすませて6時出発。 こんなに早くてはそうそう食べれないし、でもお腹がすきそうなのでレストランからバナナをもってきて出発。 6時というのはもう通勤時間帯のようで(始業は何時?)、市内は人通りが多かったです。 

目的地は Mirador de Quetzal。 カルタゴを抜けて高度が上がっていくと霧と雨。 こんなお天気で観察できるのか不安でしたけれど、牧場のあたりは薄日がさして、虹がでていました。 もうひとグループ来ていて、そちらは朝食の最中。 私たちはコーヒーをいただいて、もってきたバナナを食べていました。 熱帯霧雲林というだけあって、雨のせいか霧のためか道も草も露で湿っています。 長靴の貸出しをしていますけれど、サイズが合うのはなかなかないようで、皆ウォーキングシューズで歩いていました。 私はトレッキングシューズにスパッツ。 これで足元を気にせず歩けます。 

<ケツァールとブロメリア>

前日に、どのくらい歩くのかきいたらケツァール次第といわれましたけれど、「こんなに簡単に見れていいの?」と思うくらい、歩き始めてすぐにケツァールを見ることができました。 同じ鳥かもしれませんけれど、6回くらい見ることができました。 陽の当たっているところではなかなか正面から見ることができませんでしたけれど、姿,・声ともにかわいくてきれいな鳥です。 陽にあたると輝くような緑、胴の赤とのコントラストが見事です。 つがいでいることが多いそうですが、雌(かなり地味です)を観たのは一度だけでした。 ここは個人の所有地だそうですが、このまま残してほしい所です。 ケツァール以外にもきれいな鳥を観ることができます。 お花の種類も多く、ハチドリはよく見かけました。 ロッジに戻ったころから雨が降りだしてきました。 昼食をとっていると、朝見せてもらったケツァールの長い羽を$80.-で売るといわれました。 この値段で買う人がいるってことでしょうか。 自分の写真はあてにならないので、見たのとよく似たポーズのケツアールの写真を記念に買って帰りました。 


ここでは花も沢山見ることができました。 ピンボケで紹介できませんけれど、
うっかり見過ごしてしまいそうな可憐な野生の蘭とかもありました。      
右上の花にはハチドリがよくきていました。                    

このあとは、さらに標高の高い所をドライブし、車内から植生の観察。 帰りにカルタゴの大聖堂の見学をしました。 観光目的で歩きまわるのがはばかられるように、熱心にお祈りする人達がいました。 

サンホセ市内を走っていて気がついたのは、ドアを開けたままで走っている路線バスが多いこと。 どこでも勝手に乗っていいのか、閉めるのが面倒なだけなのか、どうなんでしょう。 道路際にも、花を咲かせている木がいろいろあります。名前をおぼえているのはアフリカンチューリップだけですけれど、他にもオレンジや藤色(それとも薄いピンク?)とか、いろいろ咲いていました。

ホテルに戻ると、ちょうどラフティング組も帰ってきたところでした。 こちらはお天気がよかったようで、みなさんなかり日焼けしていました。 ヤドクカエルいた?ときいたらガイドさんがつかまえて見せてくれたそう。 さわるくらいなら大丈夫なんでしょうか?

夕食は朝田さんのご家族のお宅の庭でガーデンパーティ。 メニューは和食。 にぎりずし(一番人気でした)やすき焼(シラタキがないので、かわりにビーフンを使っていました)、 大根と豚の煮物とか嬉しいメニューが並んでいました。 この日はコスタリカ対トリニダ―ト・トバコのW杯予選の試合がある日で、現地スタッフの本間さんはユニフォームを着て出席。 ステージ横に音を消したテレビが置いてあって、得点がはいったときくと、現地の方たちはテレビのところに集まっていました。 もちろんコスタリカの勝ち。 コスタリカはイタリア大会にも出たことがあるし、そこそこに強いみたいです(この地区で一番に本選出場が決まりました)。 コスタリカ最後の夜でした。


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