2日目(バラ・デル・コロラド野生保護区)

7時出発。 ホテルのレストランは24時間営業なので、早朝の出発でも問題なし。 コスタリカではどこでも朝食にフルーツがたくさんでてくるので嬉しかったです。

まず、パリスミナ川のボート乗り場まで小型バスで行きます。 サンホセ市内のマーケットの中を通って行きましたけれど、活気があり、見慣れない野菜がいろいろあって、時間があれば寄り道してみたいとことです。


Rio Sucio

途中で2ヵ所、パスから降りて付近の観察をしました。 道路際にインパチェンスが咲いていてきれいでした。 トイレ休憩のためだけに寄ったところで、なぜかテーブルに着かされてしまい添乗員さんはあせりました。 打ち合わせがうまくできていなかったんでしょうか。 なにしろ運転手さんはスペイン語しか話さないし、我々はスペイン語がわからないし。 通訳の方は今日は森林政策研修コースの方でした。 朝食をとれということらしかったのですが、コーヒーとフルーツで手を打つことになりました。 これがふだんのツアーコースなんでしょうか。 でもここでモルフォチョウを観ることができたので私達はラッキー。

途中にはデルモンテの大きなバナナ園がありました。 舗装されていない田舎道に入ると子供達がロープを張ってとうせんぼをしてます。 またまた言葉がわからない。 寄付集めか、おこずかいかせぎなのかわかりませんが、いくらか払ったようです。 添乗員さんはたいへんです。

船着場にはロッジからのお迎えボートがきています。 2時間以上乗るのでその前にトイレ。 行くと女性が座っていて、チップを渡すとペーパーを渡して通してくれます。 添乗員さんがまとめて払ってくれましたけれど(こんなの払ってもらっていいんでしょうか)、相場はいくらなんでしょうね。 ここからパリスミナ川を河口近くまで行き、そこから Canalと呼ばれる水路を通ってバラ・デル・コロラドまで行きます。 自然にできた35kmほど真直ぐに続く運河はとても静か。 ただ、私達のボートの音のみです。 この日のハイライトはナマケモノ。 運河に入ってまもなく、何か枝にぶらさがっているのを発見。 もしかして、とボートを戻すとナマケモノでした。 川におちたのか、水浴びしたのか、濡れそぼったナマケモノでした。 私達が近づいてきてあせっているはずなのに、超スローな動き。 でも、今井先生は「あんなによく動くナマケモノははじめてみた」とおっしゃっていました。 ほかにもSnowy Egret, Great Egret, Little BlueHeron, Anhinga等の水鳥を見ることができました。 甘い香りがすると思ったら、木に花がさいていました。 昨晩今井先生から下に水着を着ていると雨にあったときに困らないとアドバイスがありましたけれど、風にも対応でき暖かかったです。

今日の泊まりはSamay Lagoon Lodge。 ボートでサンドイッチひとつと飲み物のサービスがあり、これが昼食(これだけ?)なのかなと思ったら、ちゃんとロッジでも用意してくれていました。 荷物を置いて、午後もジャングルクルーズですが、今度は自分達で漕ぐカヌーでした。 カナダやアメリカではボートに乗るときは必ず救命胴衣をつけ、事前に漕ぎ方や注意事項の説明があったけれど、何もなく出発したのはちょっとびっくりでした。

3人ずつに分かれ、私は添乗員さんと一緒だったので、言葉に甘えてかなり楽をさせてもらいました(つまり、コースとりだけで半分以上手を休めてました)。 狭いくねくねした水路では両岸にぶつかってばかり、まわりを見るより、水面ばかリみてました。 カナディアンカヌーはカナダで2回経験ありますが、ここのパドルは型が違うのと重いのとで扱いにくかったです。 約2時間、動物探しをしながら水路めぐりをしましたけれど、ホエザルは声のみで姿をみせてくれませんでした。 ノドジロオマキザル(White-throated Capuchin)はかなり近くで見ることができました。 オオハシ(Tucan)もいましたけれど、逆行でくちばしの色がわかりませんでした。 

ロッジに戻るころから雨が降りだしました。 ロッジの向こうはカリブ海と聞き、急いで海を見にいきましたけれどこんなお天気ですから暗くにごっていました。 晴れているときの海は何色なんでしょう。 部屋は広く、シンプルな造り。 ベッドの上に白い蚊やが吊ってありましたけど、顔にかからないようにするにはどう張ったらいいのかよくわからないので、寝方には一工夫。 窓には網戸とカーテンのみでした。 


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