この歌は滋賀県の琵琶湖に程遠からぬ地に引っ越した知人の為に書いたものです。大津に都があったのは667年から5年ほどに過ぎませんが、人麻呂(708年没)の時代にはまた古を偲ぶよすがも残っていた事でしょう。