和漢朗詠集は平安中期に藤原公任によって撰されたものですが、千年の命を誇る松の樹もいつかは枯れ、一日でしおれるむくげの花もそれなりの栄を見せているのだという白居易の詩に続けて、道信少将のあさがおの歌が配されています。