1月31日(水)
少し前に「全日空がこれから就航する成田〜インド便に全席ビジネスクラスのフライトを採用」というニュースがあった。全席ビジネスのフライトは座席数36だという。
おそらくこのニュースを喜んでいる人たちの代表はデリーやムンバイに駐在している商社を中心とした会社員とその家族の方々、逆にピンと来ないのはバックパッカーを中心とした旅人たちといったところだろう。
私が不思議だと思うのは成田とLA、あるいはニューヨークやロンドン、さらには上海やバンコクではなく、あえてデリーやムンバイのインド線に就航させた理由。インド便の旅客って、そんなに
ちなみに全日空はかつてインド線を就航させながら、あっさり撤退した実績がある。
今回の企画にはどこかウケ狙いくさい感じがつきまとう。
要するに「インド線ならば、ビジネスクラスで36人ぐらいかき集められる」という勝算があるのだろうが、そんな簡単なことだろうかと、貧乏性な私はつい冷ややかに見てしまう。
少なくともデリー〜成田ならば、JALのビジネスクラスよりはシンガポール航空のエコノミーの方が私には心地よかった。
インドに行く旅行者ならば「フライトに金を使うより、滞在費をより多く確保したい」というケースが圧倒的であろう。
わざわざ高いJALやANAでインドに行く旅行者は少数派であり、しかもビジネスクラスのユースとなれば、それこそ商社系以外考えにくい。
海外旅行というのは、飛行機に乗った瞬間からはじまっている。
そういう点からすれば、飛行機に乗ってもまだ日本というJALとANAは、最初からフライトの選択において除外されているケースが日本のインド好きには多いはず。
とにかく私の場合、インドに行くのならばシンガポール航空が一番いい。その次はマレーシア航空やタイ航空あたりか。ANAは関係ない。
日記を書いているときのBGM:バッド・カンパニーのデビュー盤。