1月29日(月)
午前中、東急ハンズに頼んでおいたキッチンのラック2台が配達されるのを待ちつつ、昨夜のジャガイモとホウレンソウのカレーの余りをこれまた昨夜同様、パンで食べる。
9時すぎにラックが来た。予想外の早さで助かったが、あいにく組み立て式。作業時間がないのでほったらかしのまま、急ぎの原稿をやっつける。
何も食べず午後までかかって原稿やレシピ等をやっつけ、16時から四谷にて打合せ。
その後、大久保で食材の買出しをして帰宅するはずだったが、足が勝手に動いてやってきたのは麹町アジャンタ。 時間は午後5時。お客は私のほかにいない。約20年前、ここで修業していた頃はそんなことなかったけどな。ま、たまたまだろう。
で、本日2回目の食事。
メインはマサラドーサ(1575円)。私が在籍していた頃からある、分厚く大きな鉄板で焼くので、焼き目は美しいしサイズもインド並みにデカい。味もさすが。高いだけある。
サンバル。私のいた頃のシェフとは違う味だが、これはこれでうまい。基本的に現地に忠実な味わいだ。
チリとトマトの入ったココナッツ・チャトニ。これもいい味。私がいるときは、ピーナツ・チャトニやココナッツ・チャトニなどがあったが、こういうノリのはなかった。
砂肝のマサラ。ウマさに興奮して写真もブレた? これはスゴい。まったく現地の味。砂肝のクセはまったくなく、うまみだけがきっちりと前面に出ている。こいつとビールがあれば、気分はタージ・コロマンデル・ホテル?
アジャンタはいわば私の原点。ずぶの素人だった私を快く受け入れていただいたことを含め、今も感謝の気持ちで一杯だ。苦労もたいへん多い修業時代だったが、それはそれで充実していたな、あの頃も。
帰り際、タンドゥールとカレー両方担当する凄腕シェフにごあいさつ(十数年前デリーでお会いして、絶品のレバー・カバーブ、牛スネなどの煮込みカレーであるナハーリー、ビリヤニなどをごちそうになったことがある)。シャイだがスゴいカレーを作る人だ。
その後、大久保で楽器屋を眺めたり食材の買出しし、結局帰宅は午後8時。夜の9時すぎからラックを組み立てた。夜の作業はさすがに疲れる。
日記を書いているときのBGM:スティーリー・ダン『エイジャ』。