マサラ日記     previous«  »next

1月27日(土)           

 前にも書いたが、本日はじゃがたらのボーカル、江戸アケミ氏の命日。この日になると、いろいろな想いがこみあげる。ご冥福をお祈りしたい。

 東京はいい天気で、しかも暖かい。室内にいるのがアホらしくなるが、アホらしく室内で地味に日銭稼ぎの仕事。

 夜、「正しい舌の会」で、池袋のモンゴル料理店「故郷ノタガ」にて飲み食い。羊を思い切り食べ、牛乳酒を飲む。


 30センチぐらいの大皿にのった骨付きマトンの煮物。当然のように臭みはなく、うまみだけがジュワーッ。味付けは塩だけだそうだが、深いなあ。


 これは焼いたマトンの野菜添え。肉が香ばしくてバカウマなのはもちろん、ジャガイモとニンジンもやたらおいしい。イスラームの串焼きカバーブに通ずる美味。


 羊のクミン炒め。やたらシンプルに見えるが、味はほとんどインド料理。大好きな一品だ。


 あわてて食べると中から肉汁がジュッと飛び出す揚げ餃子。10センチ以上の大きさがある。

 もちろん羊肉ばかり食べていたわけではなく、ジャガイモのサラダ、キュウリの和え物。セロリとピーナツの和え物、春雨サラダ、ピータン豆腐、焼餅、蒸し餃子なども合いの手に。モンゴルの五つ星ホテルで18年働いていたというママさんが考えた、日本の食材による本場の味はどれもバツグンで、牛乳酒との相性も最高。締めのうどんがきしめんをさらに幅広にしたみたいでのど越しよし、マトンのダシがきいたスープも秀逸で完全にヤラレた感じ。

 このお店、平日の昼間(スケジュールが合えば日曜昼も可能)、10人以上の参加者があれば、料理教室をやっていただけるそうだ。密かに開催を考えているので、我と思わん方は私までご連絡を。

 食後、同じ池袋にある南アジア食材の老舗アルファラ・スーパーマーケットで買いもの。店の人から乾燥デーツをおみやげにいただいた。

日記を書いているときのBGM:暗黒大陸じゃがたら『南蛮渡来』。日本音楽界、不滅の金字塔。