マサラ日記     previous«  »next

1月17日(水)           

 早朝から喜納昌吉さんのCD(沖縄の新聞社「沖縄タイムズ」によるCDブック)を聴いて原稿を書いていたら、どうにも沖縄料理が食べたい気分になってしまった。

 私の場合、インド音楽を聴いてもカレーを食べたい気分にはならない。大昔の修業時代、店でさんざん聴かされてから免疫というか耐性みたいのができているようだ。
 それが沖縄民謡や沖縄ポップを聴くとミミガーやソーミン・チャンプルーが、タイのポップスを聴くとガイ・ヤーンやラープが、ヘティ・クース・エンダンを聴けばインドネシアのカレーがそれぞれ食べたくなる。パブロフの犬のようである。

 結局、朝飯はバゲットのホットサンド。具はチェダーチーズのみ。
 チェダーチーズといえば、これをおろして生クリームなどとミックスし、骨無し鶏をマリネしてタンドゥールやオーブンで焼くととてもおいしい。「ムルグ・マライ・ティッカ」などといったりする。

 午前中から東京は雨模様。ザーザー降りではないからまだいいようなものの、これが雪にでもなったらたまらない。雪見酒とでも洒落込めればいいのだが、あいにくそうした余裕もないのが困りもの。

 昼、味噌味だが麺は細麺、海鮮仕立てというのにシーフードはイカと小エビのみで、チンジャオロースーのような細切り豚肉や白菜、キャベツ、ニラ、ネギなどがゴチャゴチャのったラーメンを中華屋で食べる。こんなもの中国にあるのだろうか。ないだろうな。

 夜、タイのジャスミン・ライスを炊き、冷蔵庫にあった昨夜のロビア豆とジャガイモのカレーを温めてブッカケて食べる。それだけだと単調にもなるので、ゴングラ・ピックルを添えた。美味。

 夕食を食べながら、NHK教育テレビの「きょうの料理」を見る。ケンタロウ氏が出てきて、「鶏とゴボウのクリーム煮」を作るが、出来上がりのカロリー表示を見て唖然。一人前990キロカロリーだそうだ。これはメガマック以上だ。ヤバくはないか。ちなみにその前に作った「大根のショウガジョウユ炒め(といっても豚バラと大根の炒めだった)」も一人前530キロカロリーだった。もう少しローカロリーな方が皆さんにウケると思うのだが、いかがなものだろう。

 明日、あさってと仕事で徳島と高知に行ってくる。日記はお休み。

日記を書いているときのBGM:ジャクソン・ブラウンの『プリテンダー』(1976年)。