マサラ日記     previous«  »next

1月14日(日)           

 本日も昼間は仕事。最近は、私の好きな「サンデー・ジャポン」も見ていない。働きすぎに気をつけよう(でも、仕事があるだけありがたい)。

 いったんよくなった風邪がまたくすぶりはじめた感じがする。
 たまには世間一般でパワーがつくといわれるメニューをと思い、昼食に通りすがりの中華屋で「レバニラ定食」をオーダー。
 レバニラなど、5年位前、当時シェフをやっていた店でお客様用に作って以来(インド料理以外のメニューも出す多国籍料理店だったからだ。「レバニラカレー」を作ったわけではない。このときのレバニラはおいしかった)、作りも食べもしていないような気がする。レバー自体は好きで、いろいろな食べ方で楽しんでいるが、意外とレバニラには縁がないということか。

 で、出てきたレバニラは見事にハズレ。なぜか味付けが妙に甘ったるいし、だいたいモヤシがやけにたくさん入りすぎ。コスト対策だろうが、勘弁してほしい感じだ。レバーも薄く切りすぎて、うまみがないし。
 どうも箸がすすまない。で、あまりの甘さに耐え切れず、どうしたものか卓上にあった酢をかけてみた。いつもならそんなことはしないが、風邪のせいか。すると今度は、レバーとニラとモヤシの甘酢炒めになってしまった。こんな味のレバーは生まれて初めて食べる。しかし、意外とおいしく感じるのが不思議。これまた風邪のせいか。
 
 夕刻、早々に仕事を切り上げて帰宅。
 夕食にオニオン・プラオ(北インド風フライド・オニオン入り炊き込みご飯)を炊き、冷蔵庫にキープした昨日のマトンカレーを必要量だけ温めて合わせる。「マトン・チャーワル」というデリー屋台風メニューの出来上がりだ。風邪気味なので、ニンジンをスライスして塩とレモン汁をかけたものも添えた。


 風邪気味とは思えないパワフル・メニュー。味もよし。特にプラオがおいしい。デリーの「ラジマ・チャーワル」(キドニー・ビーンズのカレーをプラオにぶっかけたもの)が恋しくなった。

※まだ少し早いが、2月4日(日)の料理教室詳細をアップしておいた。トップページをどうぞ。

日記を書いているときのBGM:私の大好きなゴア出身のシンガー、レモ・フェルナンデスの『オールド・ゴアン・ゴールド』。後年、「インドのマドンナ」となったアリーシャとデェエットした映画「ゴアの恋歌」の挿入歌も収録。