12月28日(木)
世間では本日で仕事納めというところが多いようだ。終業してから、今年も一年お疲れ様ということでとにかく一杯という方もいただろう(あるいは就業中からというところもあったはず)。また、大掃除、正月の飾りつけ、おせちの売り出しなども本格化し、一挙に年の瀬ムードが高まった1日という気もする。
私はどうかといえば、明日から短期インド行なので、半ば無理矢理仕事を叩き切った次第。
夕刻から、ホームパーティ式の忘年会に顔を出す。クリエイティブな方々の集まりだったせいか、料理(すべて手作り)、酒(私はビールとワインをいただいた)とも美味なのはもちろん、とにかくもてなし方がうまいことに感服した。大人のパーティはこうあるべしという感じ。
帰り、西荻窪の本屋で明日機内で読むための文庫本を物色。で、迷って買ったのがコレ。果たしておもしろいのかどうかは、当然読まなければわからないが、どうも不安だ。
今年、気になった料理のひとつをご紹介。
4月に雑誌dancyuの海外取材で行った南インドはチェンナイにある、世界最高峰の南インドレストランのひとつ「サザン・スパイス」(タージ・コロマンデル・ホテル内)でいただいた、珍しいカルナータカ州の野菜カレー「ラサ・カイrasa kai」。拙著にもレシピのある「クルマ」と呼ばれるマイルドな野菜カレーのバリエーションだが、その滋味深く奥行きのある味わいに思わず唸った。トッピングに香菜は一切使わず、カレー・リーフだけというのも素晴らしいアイディアだ。
来年、個人的に作って食べる分には、よりベジタリアンに傾斜したカレーにのめり込むものと考えている。
一方、料理教室や書籍等ではよりシンプルでインパクトのあるレシピをベジ、ノンベジに関係なくご紹介していくつもり。日本の食材に合わせたユニークでかんたんなメニューも増えるだろうと思う。
そういうことで、今年もお世話になりました。
来年がこのサイトをご覧の総ての方にとって、素晴らしいものでありますように。
新年3日にチェンナイから戻ってきます。
日記を書いているときのBGM:今年買って妙に印象に残った1枚、FUTONの『GIVE ME MORE!』(発売は2005年)
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