マサラ日記     previous«  »next

12月17日(日)           

 まずは業務連絡。
 久しぶりにレシピをアップしたので、トップページでチェックしていただきたい。南インドのひよこ豆のサラダ風炒めもので「スンダル」という。日本の料理店で出しているのに出会ったことがないから、まあ珍しいものだろう。簡単だからぜひトライしていただき、ご自分なりのおいしさを見出していただければうれしいものだ。

 朝起きて原稿を書いた後、皮付きムング・ダールのカレーをタイのジャスミン・ライスにぶっかけて朝飯とする。締めはもちろんヨーグルトをカレーとご飯にミックス。気持ち悪いといわずにいただきたい。ホント、とりわけ南インド料理に関してはこれがないとはじまらないのだ。

 で、その後仕事で外出。日曜も仕事とはある種トホホでもあるが、仕事があるのはありがたいことと自分にいい聞かせる。

 昼、坦々麺と半チャーハンのセットを食べる。坦々麺の上にワカメがのっているのが笑えた。味自体はバングラの人が作る南インド料理のようだった。

 話は飛んで、結局29日の夜から新年2日の夜までマドラスに行ってくることにした。正味4日間の滞在というのは、今年のdancyu取材と並んで最短記録。ま、しょうがないな。長さより内容で勝負だ。

 10年ほど前だが、インド好きの俳優、榎木孝明氏がカルカッタのサダル・ストリート界隈を訪問するテレビ番組の中で「仕事の合間に3、4日オフがあったら、とにかくインドに行き、一息入れて戻りますね」といっていた。「なかなかカッコいいこというじゃない」と思ったが、やってみるとキツい。

 それでも、このパターンでインドをエンジョイできることが定着すれば、多くの人に朗報となるはず。今回も最大限食べまくり、大いに楽しむつもりだ。

 出発まで、仕事抜きのオフの日が2日しかない。その2日もやること目白押しだ。うまく切り抜けるしかない。キツいが、それを突破してこそお楽しみが待っている。頑張ろう。

 夜、帰宅が遅くなったこともあり、冷蔵庫の片隅にあった「崎陽軒のシューマイ」(本来は常温保存)を蒸し器で蒸してビールとともに味わう。
 崎陽軒のシューマイを食べるのは10年以上ぶり? 何か昔と味が違う。パッケージを見ると無添加だ。なるほどホタテの味が強く、昔のニクニクした感じはない。後味も軽く、いかにも化学調味料なしという印象。頑張っているな。

 明日は朝から晩まで忙しいぞ。早く寝よう。

日記を書いているときのBGM:タルヴィン・シンの『OK』。久々に聞く感じだが、やはりいい。1998年の作品。