12月10日(日)
本日はソウルの神様、オーティス・レディングの命日。さらに一説にはサム・クックの命日もこの日(11日という資料もある)。昨今R&Bとかいっている音楽のほとんどが私には聴くに堪えないものである一方、この方々はまさに至宝のボーカルミュージックを展開した。とにかく必聴である。
ちなみにロック界でオーティスをパクリまくったと思われるのがフリー〜バッド・カンパニー〜ジミー・ペイジとのザ・ファーム(PVを観てカッコわるいバンドだと思った)〜クイーン?(何か違うよな)のポール・ロジャース。またサム・クックを見事にマネたのはロッド・スチュワートである。
もっといえば、レイ・チャールズの影響絶大なのがスティーヴィ・ウィンウッド、ステイプル・シンガーズのメイヴィス・ステイプルに似ているのが私の大好きなスティーブ・マリオットである。
ボーカルに限らず、何事もいいお手本があると、後発隊も熟練が早いもの。
私の場合、音楽では吾妻光良さんをはじめとする凄腕の先達諸氏が身近にゴロゴロいた。料理にしても、デリーのカリーム・ホテルやボンベイのタージ・マハル・ホテルで活躍したムグライ&タンドゥール料理の達人モハメド・フセインさん、南インド料理の達人にして「アジャンタ」の黄金時代を築いたカルピヤ・マニさんといった、今も尊敬する=頭が上がらない人々に直接鍛えられたのが最大の財産だ。
本日、昼間は休日のゆったりモードを尻目に地道に仕事。
昼、またも坦々麺を半チャーハンとともに食べる。今日の店は揚げネギをスープに加えていた。これがインド料理のフライド・オニオン(当サイトの「チキンカレー」のレシピや拙著を参照)並みにインパクトがあり、コクが出てよかった。
夜、仕事を終えた後、ひとりで豚と春菊、ニラの鍋仕立て。「ひとり鍋」も意外とオツですぞ。
★日記を書いているときのBGM:UAと菊地成孔の『CURE JAZZ』。去年の初頭だったか、ベジタリアンであるUAさんのレコーディング打ち上げのケータリングを友人たちとやるという依頼を日程調整がつかずキャンセルした。今も悔やんでいる。