マサラ日記     previous«  »next

12月3日(日)           

 西荻窪で今年最後の杉並料理教室。
 南インドのワタリガニのマサラほか日本ではなかなか食べられないメニューにしてみたが、十分な出来映えだったと思う。

 そういえば、解散のあいさつが「よいお年を」みたいな感じになった。自分でいっておきながら「ありゃ、もうそんな時季だっけ」と一年の歩みの慌しさを実感する。

 参加者の常連の方々とお話ししたら、インド好きが高じて来年からインドで働く方、料理に対する見聞をさらに広めるためインドをはじめとしたアジア諸国を一年かけて探訪するプロの料理人の方などがいらっしゃる。料理教室を通じて、そうしたアクティブな動きのお手伝いを少しでもできる、そしてできたとすれば、これほどうれしいことはない。

 次回は冬においしいホウレンソウ料理の特集をとも思ったが、常連さんへのはなむけも含めて、インドのごちそう、ビリヤニでもつくろうか。ちなみに日程は1月21日である。

 帰り、会場から自宅まで歩いて帰ったが、西荻窪界隈にもずいぶんいろいろな店ができたり改装して、街全体の様子が変わったものだと再認識。おいしそうな韓国家庭料理の店やピッツァ釜を持ったイタリア料理店などがあるし、ネパールの方がやっているインド料理店「ガネーシャ・ガル」(西荻在住の評論家山本益博絶賛)や昔からやっている中華の名店「博華」もリニューアルして頑張っているようだ。さりげなくいい店のあるこの街が好きだ。

 家に帰って、ひとりでパスタをゆで夕食。

 ぜんぜん関係ないが、このサイトはかなりスゴイ。大推薦の価値あるサイト。70年代ロック黄金期の香りがプンプンする。ウームと唸る写真も多数、感服しました。

 ★日記を書いているときのBGM:ローリング・ストーンズ『スティッキー・フィンガーズ』(1971年)。いつ聴いても「ワイルド・ホーセズ」がカッコいい。この曲のイントロはRCサクセションが『シングルマン』のさる曲でパクッテいる。