マサラ日記     previous«  »next

11月29日(水)           

「日曜の料理教室に空きが出ました」という告知をしたが、予想に反し反響が低調で苦笑い。
「いよいよ年末だし、皆さん予定があるのは当然だろうな」としみじみ。
 ともあれ、ごくごく若干ですが席がありますので、よかったらどうぞ。カニのマサラはおすすめですぞ。

 朝、冷蔵庫のタッパーから南インドのマトンカレーを少しすくい取り、そいつを温めてインディカ米のご飯にかけて食べた。こういう「冷蔵庫にキープしたものを適量温める」やり方はレストラン方式。3〜5日ぐらいは楽勝で保管できるから、カレーをたくさん作ったときはお試しを。ただし、風味は一日ごとに落ちるので要注意(こういうとき、プロは風味対策の小技を駆使する)。

 昼、中国の方がやっている店でエビ入りワンタンメンを食べる。


 ワンタンは小エビが一匹そのまま入るようなのではなく、軽くたたいてから豚挽き肉と混ぜて皮で包んであった。プリプリとした歯ごたえと香りがいい。
 麺は塩味スープのタンメンタイプで野菜も多い。ワンタンメンというと醤油ベースという先入観があったので、タンメン好きの私としてはうれしい限り。

 夕方、仕事を早く切り上げ、カイロプラクティックに行く。

 家に戻って、夕食の準備。
 冷蔵庫にあった最後のマトンカレーを厚手の鍋に入れ、そこに浸水しておいた生のバスマティライスを水切りして加える。香菜、ミントの葉、塩、ギーなども足したところに米の倍量の水を入れ、フタをしてコトコト煮込む。水気がなくなるまで煮込み、最後少し蒸らせば、生米式の簡易ビリヤニの出来上がりだ。


 私の場合、いつもビリヤニはこういう作り方はしない。バスマティライスのスパイス入りご飯をそれだけで炊いて、別に作ったカレーと層になるようにして鍋に敷いてから、全体をじっくり蒸して調理する。

 今日のやり方は出来上がったご飯の硬さ軟らかさのコントロールが難しいが、慣れれば、余りカレーの処理としても重宝なレシピとなる。ポイントは米の倍量加える水。ずいぶん多いが、これでいいのだ。

 左上の白いのはプレーンのヨーグルト。本当はビリヤニにはライタを添えるが、トマトやタマネギを切らしていたのでヨーグルトで代用。

 南インドで食べる庶民派マトン・ビリヤニの味がした。ウーム、現地に行きたくなったゾ。

★日記を書いているときのBGM:ラシッド・タハの『メイド・イン・メディナ』。マグレブ〜アラブの今を代表するシンガー。彼をサポートするスティーブ・ヒレッジも含め、私の大好きな人々だ。