マサラ日記     previous«  »next

11月24日(金)           

 朝、セリの葉や茎を具にした味噌味のおじやを作る。
 セリはおひたし、煮浸しにもいいし、鍋の具にも使える。もちろん味噌汁にもオーケー。独特の香りと食感が好きだ。

 よくよく考えてみれば、今日休めば四日連休という方もいるわけだ。少しばかりうらやましい。ベタ遅れの新刊原稿を書く時間がたっぷりとれるだろうに。

 昼、性懲りも無くまたも坦々麺を食べる。


 これが見ての通り、ちょっと変な感じなのであった。
 ニラのほかに実はモヤシもたっぷり入っている。肉味噌にはほとんど味付けがされていない。刻んだ長ネギも何だかミスマッチ。チーマージャンとラー油のきいた挽き肉入りモヤシそばという風情だ。まずくはないのだが、どう考えても坦々麺を食べているという気分にはならなかった。

 一口にチキンカレーといってもたくさんあるように、坦々麺にもいろいろあることはここ数日で再確認した。困るのはおいしいのがあまりないことか。これまた巷のチキンカレーと同じである。

 それにしても、この店もそうだが、中国人の料理人には麺のゆで具合がやたらとやわらかい人が多いような気がする。麺のコシに対する気配りについては、日本人調理人がナンバーワンだと思うが、いかがだろう。

 何か、急にカオソーイのおいしいのが食べたくなった(カオソーイは北部タイのココナッツ・ミルクをきかせたカレーラーメン。麺がゆでたもの、揚げたものの2種類入ることも含め、世界的にもユニークな麺料理だろう)。


 おいしいカオソーイの一例。西荻窪「ぷあん」の逸品。

★日記を書いているときのBGM:シュギー・オーティス『FREEDOM FLIGHT』。大好きな音楽家のひとりだ。