マサラ日記     previous«  »next

10月24日(火)           

 昼間、仕事でラム・牛・豚・鶏といった肉を食べまくる。これだから食べ物関連は嫌なんだ、と思わず口走りそうになった。わがままである。

 それにしても今日は寒い。そんなときいいのは羊らしい。インドや中国では、羊は体を温める食材として知られる。

 昨日はヨーグルトとココナッツをベースにした骨付きマトンのカレーを作った。トマトはいっさいなし。南インドのマトンカレーにおけるバリエーションのひとつだ。香菜とミントのすりつぶしを加えるとさらに香りが立って美味だが、この日はシンプルに仕上げるべく省略。

 日本ではまだまだ少ないが、マトンカレーを作るときは骨付きが基本。ダシの出方が違う。

 このマトンカレーは南インドのイスラームのスタイル。北インドのイスラームカレーでは、通常ココナッツは使用しない。

 イスラーム教といえば、本日、断食月であるラマザーンが明けた。インドはもちろん、世界中のムスリムがラマザーン明けのお祝い、イードに沸き立っているはず。

 夜、秋刀魚を焼いて食べる。脂が乗って美味。大根おろしをつけなかったのが惜しまれる。

★日記を書いているときのBGM:リッキー・リー・ジョーンズのデビュー盤『浪漫』(1979年)。