マサラ日記     previous«  »next

10月23日(月)           

 日曜日、自分で主催する料理教室。
 今回は南インドのチキンカレーをメインに、同じく南インドのダール(挽き割り豆のカレー)、ジャガイモの炒め物、野菜とヨーグルトのサラダであるライタとベーシックなアイテム構成。
 これまで、ルーやカレー粉でしかカレーを作ったことが無いという参加者の方も少なからずいたが、とりあえずは、インドカレー調理の基本はお分かりいただけたと思う。

 今回、講習中力説していたことのひとつに「鍋の大きさ」がある。
 出張調理や出張講習でよその家庭におじゃますると、意外と使いにくいサイズの鍋しかお持ちでないところがある。

 通常の家庭でカレーを作りやすいのは直径20か21センチと表示のある厚手の鍋だ。このタイプで深さごとに寸胴、シチュー鍋、浅鍋と3種類持っていれば、さらに大きめのフライパンか中華鍋、テンパリング用の小さいフライパンのコンビネーションでたいていのインド料理調理に対応できる。

 調理というと素材やテクニックばかりに目が行くが、道具というのも実はたいへん重要である。そのあたりにも注目していただけると、より料理が楽しくなるはずだ。

 月曜日。ココナッツとヨーグルトのマトンカレーなど作り、雑誌取材の写真撮り。かなりいい出来栄えになったと思う。

 夜、鍋物によく使われるタラの切り身で南インドのフィッシュカレー。ふつうの生ダラのはずなのに、なぜか薄塩気味。脂がのっておいしいから、まあいいか。

★日記を書いているときのBGM:ローリング・ストーンズの『A BIGGER BANG』。