マサラ日記     previous«  »next

9月23日(土)           

 朝、昨晩のチキン・カレーとタイのジャスミン・ライスをミックスして20分程蒸し上げて食事にする。いわば「ビリヤニもどき」だ。


 本当のビリヤニの場合はバスマティ・ライスを使い、まずご飯自体にスパイスの風味を付けてパラリと炊き上げる。それからカレーとミックスするが、その際、ギー、香菜、ミントの葉、サフラン、揚げタマネギなども混ぜ込む。
 今回は米はバスマティではないし、他に何も混ぜていない。だから「もどき」なのである(本物のビリヤニは、例えば、今書店にある「四季の味」秋号をご覧になればいいだろう)。
 もどきではあるが、これはこれで十分においしい。よく蒸したので、ご飯の一粒ごとにチキン・カレーの風味がしみ込んでいる。写真にはないが、ライタも作って添えた(トマト、キュウリ、タマネギ、ショウガのみじん切りなどを混ぜ込んだヨーグルトのサラダ風。本場ではよくビリヤニの付け合わせにする)。

 午後、東京ビッグサイトで開催中の「ナチュラルEXPO2006」を観に行く。日本国内外のオーガニック食品やサプリメント、健康食品が数多く展示される中、ちょっとびっくりしたのが「有機・無農薬タバコ」なる商品。
 ウーム、そういう手があるか。究極の逆説という感じだ。
 それにしても、喫煙者は自分のタバコがオーガニックか否かという点を気にかけるのか?
 今どきオーガニック&ナチュラルを志向する方ならば、そもそもタバコは吸わないと思うのだが。

 夜、自宅で引越し用のアナログレコードの整理をやりとげた。何とか処分品を見つけるが、それにしても残りの量が多い。まだCDやカセット(ほとんどインド音楽)の整理もある。気が重い。

★日記を書いているときのBGM:ドゥルッティ・コラムの『LC』(1980年?)。あせる気持ちを抑えるには格好の音だ。